『ブライト』Netflix配信 魔法と拳銃と9種族と警官が入り乱れる不思議ワールド!:動画配信・映画感想あらすじ考察
『ブライト』はNetflixが送る人間以外の種族と入り乱れる不可思議な世界観で伝説の魔法のワンドが見つかり、全種族・ギャング・FBIに終われる、定年間際のダリルとオーク種族からはじめて警察官になったジャコビーの二人が、ワンドと一緒にいた少女ティッカとでワンドを悪から守るクライムファンタジーアーバン映画!
予告編ではファンタジーなのにラップやブラック音楽がのりのりで流れる世界が派手に展開されます。
微妙な設定のわりに、興味引かれる映像で、見たいような見たくないような色々な想像をかき立てます。
蓋を開けてみてみると、微妙な設定はどこ吹く風で、ちゃんと色々作られています。
テーマとか表現ってより純粋にエンターテイメントとして面白いです。
超おすすめ作品です。
それでは、以下見ていきましょう
あらすじ ネタバレあり
人類以外の異種族が入り乱れ暮らし、物質的世界と精神的世界が融合し魔法が現実として存在数する現代。上流階級に生きるエルフ、世界の大多数を構成している人間、忌み嫌われて低所得階級に追いやられているオークが共存していた。
オーク初の警察官として、ロサンゼルス市警に採用されたニック・ジャコビーと相棒のダリル・ウォードは、市警から異色コンビとして嫌煙されながらも真面目に警察の仕事をこなしていた。
2000年前に9種族が力を合わせて、封じ込めた闇のダーク・ロードの復活を願いインファーニと言うグループが、その復活に必要な魔法のワンドを探している。ワンドはブライトと言われる、数万人に一人の確立でしか存在しない魔法使いしか扱うことの出来ない代物で、ブライトはエルフ以外では特に希少な存在となる。
市中をパトロールしていたダリルとジャコビーが大量の死体が散乱する現場に駆けつけると、魔法のワンドとエルフのティッカを保護する。駆けつけた応援の警察もワンドを奪い、二人を殺そうとしたため、ダリルが射殺する。
人間の不良グループ、オークのギャング、インファーニのレイラ、さらに魔法FBIからワンドを巡って二人とティッカは付け狙われる。
不良グループはレイラに皆殺しにされ、3人はオークのギャングに捕まる。
ジャコビーは人間に寄りすぎで、さらに同じオーク族の中でも雑種と馬鹿にされている存在だった。ワンドのあり場所を拷問されるが、隠し場所を言わなかったことで殺されるが。ティッカが魔法の力を使い生き返らせる。ティッカはブライトだった。
力を使った反動で、ティッカの身体は傷ついていた。レイラは3人に追いつき、ティッカにもう一度インファーニ入るようにせまる。レイラの妹だったのだ。ダリルはワンドを奪われまいとワンドに触れると魔法の力を発動出来た。ダリルもまたブライトだったのだ。
ダリルとジャコビーはFBIにワンドを渡す代わりに、逃走中に犯した罪を免罪してもらい、市警から表彰される!
映画情報&キャスト
『ブライト』 2017年 アメリカ
【原題】Bright
【監督】デヴィッド・エアー
【配給】Netflix配信
【脚本】マックス・ランディス
【製作】エリック・ニューマン
デヴィッド・エアー
ブライアン・アンケレス
【出演者】
ダリル・ウォード(ウィル・スミス)
:人間 警官
ニック・ジャコビー(ジョエル・エドガートン)
:オーク 警官
レイラ(ノオミ・ラパス)
:エルフ ダークロードを崇拝するインファーニ
ティッカ(ルーシー・フライ)
:エルフ レイラの妹でインファーニに反抗する
カンドレス(エドガー・ラミレス)
:エルフ FBI魔法捜査官
映画感想・評価
独特の世界設定はファンタジー。。。?
またまたNetflixがやってくれました。
最初に見たときには、なんじゃこりゃって設定です。
普通に考えて、こんな設定では映画は作らないです。
公式にうたわれているのは、「アーバンファンタジーアクションクライム映画」です。おそろしく何でもありの映画です。
ですが、これが面白い。
一見全く相容れない世界観ですが、ファンタジー側を、普通のクライムアクション側に寄せることによって見事に融合できています。
エルフやオークの設定が、富裕層と貧困層と思い切って設定しているのでストレス無く見ることが出来ます。
普通に、金持ちと貧乏人で良いのですが、それは映画にカントとアイデアへの発想性を持たせた分、物語としての幅が広がりました。
ファンタジーの中で光る演出の数々デヴィッド・エアー監督
デヴィッド・エアー監督は、クライムアクション映画の巨匠として有名です。
監督を手がけた物でも『フェイクシティ』『サポタージュ』などオーソドックスなクライムアクションから、都市の中を縦横無尽に駆け回る『スーサイド・スクワッド』シリーズ、『フューリー』など戦争に近いような描写など、お手の物です。
脚本でも古くは、『S.W.A.T』『ワイルドスピード』などを手がけているので、いわゆるアーバンスタイルの会話の展開や、黒人同士の会話なども得意分野です。
そんなデヴィッド・エアー監督が手がけた本作品は、ウイル・スミスのかっこよさをそこそこに抑えて、定年間際の切れ者警官と、悪いことは出来ないオークのコンビを、『48時間』『ビバリーヒルズコップ』のような凸凹コンビとして上手に活躍させます。
今回は、黒人警官と、オーク警官ですね。
少し残念なのは、このダリルとジャコビーの二人以外は山ほど人が死ぬのに、特別な力の無いこの二人が生き残っていくのが違和感あり、もう少し仕掛けが欲しかったかな。演出として。
それに、”ブライト”ってタイトルと、人間ではほとんどいないけど魔法を使える一握りが居るときて、ウイル・スミスが出てくれば、最後の展開は明らかでしたよね。
ダリルさーん
最初っから、ワンドを握って欲しかった。
一方で、物寄せの魔法でワンドが所有者から離れられないなど、面白い奇抜な魔法の設定が効くのもファンタジーならではです。
ブライト続編の可能性について
既に報道では、続編の可能英について、報道されています。
もの凄い楽しみです
無理目の設定の突っ込み所と残念なところ
個人的にはどれも好きな設定なのですが、一応突っ込み所をあげておきます。
- エルフとオークの設定が極端すぎる
- もっと種族特有の能力を前面に出してもらったほうが良かった
例)エルフは簡単な魔法使える
オークはxxしないと死なない
とか - ワンドの力がいまいちわからない
- 9種族の説明が薄い
- ダークロードの説明も同じく薄い
- ジャコビーは、皆にひざまずかれたけど、でだから?
- オークの王になるとかでもなく、純血種として認められたのに、膝つくか?
- 最初に出てきただけで、フェアリーが活きてこない
この辺も続編での情報説明が待たれますね。
相性のいいノオミ・ラパスとウイル・スミス
ノオミ・ラパスのエルフが、かなりはまり役です。
顔の特徴なのか、エルフ耳がとてもとても似合っていて、レイラのような超暴力キャラも似合っています。『セブン・シスターズ』や『ドラゴンタトゥーの女』での独特の雰囲気も合っていますよね。
ウイル・スミスのブラザー丸出しの警官と、アクションもばっちし合っていました。
超絶運動真剣が良いとか、ブライト以外の特殊能力があるわけでもないダリル(ウイル・スミス)が、普通の人としてレイラと対峙していくのは、ファンタジーの中では人間らしくて良かったです。
合わせて読みたい『セブン・シスターズ』
海外の評価 2020/03時点
批評家からも、めちゃくちゃ評価悪いですね。
一般視聴者からはかなり評価されています。よかったー”ほげる”は一般寄りです。
だって、そこそこ面白かったですよ。このご都合主義てきな世界だろうが何だろうが、エンターテインメントとしては十分!
Metascore (批評家) | 29 |
User rating | 6.3/10 |
TOMATOMETTER (批評家) | 28% |
Audience | 84% |
映画の感想まとめ
海外の批評家サイトで、散々たたかれていますが
”ほげる”的には、そこそこ面白かったですよ
ウイル・スミスとしては、Netflix初登場で少しミソつけたかもしれませんが、可能性としてこういう映画は映画館でなくて配信系のNetflixならでわ!
ドンドンつくって欲しいです。
エンターテインメント性あるので、誰が見ても楽しめます。
名画だけ好きな人は辞めた方が良いと思います。(邪道ばかりなので)
→ファンタジー大好き
→クライムアクション好き
→ウイル・スミス少しかっこ悪くても好き
こんな人ならこの映画おすすめで、好きだと思います。
独善的評価[5段階]としては
映像・音楽 5
キャスト 4
ストーリー構成 4
初見で読み取れない謎 3
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