映画感想『オールド・ガード』シャーリーズ・セロン主演!トロイ戦争のアンドロマケ太古の昔より不死身の肉体で世界を救う

2020-07-14

映画『オールド・ガード』はNetflix配信のシャーリーズ・セロンのアクション映画!古の世界で伝説のギリシャ神話の時代から不死身の肉体で世界をより良い方向へ導こうと戦ってきた4人の戦士「オールドガード」が世界で起こっているいわれなき悪に対してのみ力を使ってきたが、ある製薬会社が彼らの不死身の不老不死性に目をつけてモルモットにしようとするが・・

『オールド・ガード』イメージ画像

Netflix 2020/7公開のアクション映画

キャッチコピーやトレーラーを見て

正直、低俗でレベル低いありきたり感ありありの

つまらない映画を想像していました

がしかし

これ、ごめんなさい

めっちゃ面白かった!

あー、また結論から書いてしまった

シャーリーズ・セロンのアクションもさることながら、プロットや全体的な演出まで流れるような展開とシリーズ化にいつ倒れてもおかしくないかのような奥深さと、ほどよい謎

どれもこれも良いです

5のおすすめ(5点満点)

感想中心となります

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

アンディ(シャーリーズ・セロン)はブッカー、ジョー、ニッキーと共にオールドガードという傭兵部隊を組織していた。一度組んだクライアントとは二度と組まない主義で人道的な活動にのみ関わるように行動していた。
あるとき、以前話を仲介してきたコプリーと言うCIA崩れの男から子供の誘拐拉致事件を秘密裏に解決して欲しいとの依頼にアンディーは不安とイライラを募らせながらも渋々仕事を引き受けて4人で現地へ向かう。

ほぼ1年ぶりに再開する4人は現地に難なく入リこむが、そこにはオールドガードを罠に落とす狡猾な待ち伏せがあり、4人は無残にも銃弾の餌食となり蜂の巣にされ倒れ込む。コプリーの計略で4人は倒れたが、その矢先に4人とも指先が動き、受けた傷跡が塞がりはじめると、何事もなかったかのように立ち上がる。
待ち伏せた部隊は、復活した4人に全滅させられる。

4人は不死身の不老不死で太古の昔から世界を守ってきたオールドガードというグループだった。自分達も何者かはわからない、気がついたときには不死身になっていた。

アンディーはギリシャ時代から、ブッカーは年若くナポレオンの時代に産まれた。
ジョーとニッキーは十字軍の共に敵同士で戦ったが今は恋人以上のバディーだ!

そんな4人は、突然アメリカ陸軍兵士の女性がナイフで刺されて死亡して、よみがえる夢を同時に見る。新しい不死者が誕生して仲間が増えるとそうなるのだ。アンディーは新しい仲間のナイルを迎えに行き、少々乱暴な不死者としての挨拶と説得をしたが、ナイルは状況に納得できずにいた。

コプリーの足取りを追うべく4人は動き始めるが、なかなか消息を掴めずにいた。
コプリーは巨大製薬会社メリックのCEOメリックに仕えていた、メリックは4人を捉え細胞延長に必要なテロメアの秘密を探ろうとしている。

アンディとナイルは他の3人と合流して一時の休息を得ていた。
ナイルに、いつかは不死でなくなること、それはいつかわからないこと。もし捕まった場合には死よりもツライ拷問や棺桶に閉じ込められて海に捨てられ永遠に死に生き返り続けるアンディーのパートナーだったクインのことを打ち明ける。
そんな時に、コプリーに潜伏先を見つけられて襲撃されジョーとニッキーが連れ去られる
アンディー達は無事に二人を取り返すことができるのか・・・

映画情報&キャスト

『オールド・ガード』 2020年 アメリカ
【原題】The Old Guard
【監督】ジーナ・プリンス=バイスウッド
【配信】Netflix配信
【脚本】グレッグ・ ルッカ
【原作】グレッグ・ルッカ
【製作】デビッド・エリソン
    ダナ・ゴールドバーグ
    ドン・グレンジャー
    シャーリーズ・セロン
    ベス・コノ
    A・J・ディックス
    マーク・エヴァンス
【出演者】
アンドロマケ・オブ・スキタイ(シャーリーズ・セロン)
 :アンディと呼ばれ
  不死身の不死者
  太古の昔より世界を守る
  オールドガードのリーダー
ナイル・フリーマン(キキ・レイン)
 :アメリカ陸軍兵士
  突然、不死身の不死者となり
  オールドガードと行動を共にする
ブッカー(マティアス・スーナールツ)
 :不死身の不死者
  オールドガード
  一番若い ナポレオンと一緒に行軍した
ジョー(マーワン・ケンザリ)
 :不死身の不死者
  オールドガード
  十字軍の時代から戦う、ニッキーと恋人
ニッキー(ルカ・マリネッリ)
 :不死身の不死者
  オールドガード
  十字軍の時代から戦う、ジョーと恋人
コプリー(キウェテル・イジョフォー)
 :元CIA
  オールドガードを追い
  その力を世界に役立てないかを考えている
メリック(ハリー・メリング)
 :製薬会社代表
  天才科学者
  オールガードの力を狙う
クイン(ベロニカ・グゥ)
 :不死身の不死者
  太古の昔より世界を守る
  アンドロマケと行動を共にしたが
  魔女裁判でさばかれて行方不明となる

超感想中心の評価考察

Netflix公式 youtube.comより

監督は女性監督ジーナ・プリンス=バイスウッド

メガホンを取るのはジーナ・プリンス=バイスウッドで女性監督です

『リリィ、はちみつ色の秘密』、テレビドラマでは『フェリシティの青春』等でメガホンを取り、あまりアクション映画バリバリの監督ではないです

製作総指揮&脚本グレッグ・ ルッカ

グレッグ・ ルッカはよく、DCコミックなどのコミック作家として知られているノベライズライターです

アメリカで人気のあるグラフィックノベライズブック『The Old Guard』の原作も彼の作品で、本映画にはプロデューサー・脚本と力を入れて自ら作り上げています。

主演シャーリーズ・セロンの洗練されたアクション

シャーリーズ・セロンを主演のアンディーに迎えています

まるで女版のクリスチャン・ベールのように

特殊効果無しで過度の過食と肌荒れた実在の殺人犯アイリーン・ウォーノスの生涯を映画『モンスター』で演じ、アカデミー賞助演女優賞を獲得し、自ら坊主頭にしてノーメイクで挑んだディスアスタームービー『マッドマックス 怒りのデスロード』と激しいなりきり女優です

めっちゃ濃厚な映画になった感があります

軽い演技でなく、重苦しい”歴史”を演技で引き出して、この世界に対していにしえの世から見つめてきた深い目で世界を見つめてくれます

諦めと、希望、期待全てがいり混じったような顔をして切迫する演技が凄い!

映画感想解説 ネタバレあり

映画を見始めた時には、これは『ハイランダー』的な何かで、クリストファー・ランバートのような暑苦しい感じのストーリー展開かと思っておりました

コナー・マクラウド~って

いざ、見始めると

ハイランダー的な唯一無二の自分、オレオレだけを争うってよりは

ただひたすら人類のために活動してきた軍団

それが、オールドガード!

謎の軍団ではあるけど、自分も何歳かわからなと語っているアンディーもどうやらギリシャ神話の中に出てくるアンドロマケ

アンドロマケですよ

凄いトロイ戦争(トロイヤ戦争)のアキレスに殺されたヘクトールの妻だったのがアンドロマケですから、少なくとも神話でなく歴史時代的には紀元前1700年よりも古いってことになります。

年齢、3700歳・・・

そりゃあ、忘れますよ

トロイ戦争は、映画『トロイ』でブラピが主演でアキレスを演じ話題になりましたね、その時にはヘクトールはエリック・バナが見事な負けっぷりでした

その妻、アンドロマケはサフロン・バロウズが演じてます
うーんやはり、美人だ。

シャリーズ・セロンのアンディーもこの歴史を経験してきたんだ・・・と感慨深くなります

たった4人の傭兵部隊、オールドガードがまた人間臭くていいんですよね

アクションは凄いのですが、人間離れすることなく

超能力とか、光線が目から飛び出るようなモノはなく、リアリティある戦闘シーンが泥臭くていいです

しかも、銃撃中心ではあるけど、接近戦ではそれぞれ握る得物で戦うっていう徹底さ。

キズを受けたら、それな痛そうでナイルが火に手を入れて火傷して火ぶくれすると、ブッカーが「不死でも痛みは感じるよ」!怪我を前提にして戦術立てられるから、強いのだろうけどヒューマニズム漂います

彼らは、なんなんでしょうかね

老けないし
時が来れば普通の人間になって死ぬし
傷つくと痛いし
忘れないし

神様がくれた、人類の調整者とでも言いましょうか、彼らが救った人達は誰もが偉人になるって言う

人類貢献度100点満点です

そんなオールドガードを切り刻んで、

特権階級のために不死の秘密を解き明かして、金儲けに使おうと言うとんでもない悪人が製薬会社社長のメリックです

このメリックがはハリー・メリングが演じています

ハリー・メリングと言えば『ハリーポッター』シリーズで

おデブのマグルで情けなさNO1の、ダドリー・ダーズリーです

意外と、しゅっと

海外セレブの誕生日 on Twitter: "[3月13日] Happy Birthday Harry ...

細くなり髪型おかしいけど、ちょっとイケメン

でもね、この小物感は、生来の生まれ持った雰囲気はにじみ出ていますね

役柄上、超金持ちの天才で、商才のある業界のリーダーのはずですが

キーポイントは小物感

本当にキャスティングが上手い!

最初は悪人だと思っていた、コプリー役のキウェテル・イジョフォーも良い味を出しています

彼なりに、苦悩を前面に出して人類のためになることを悩み抜いて、メリックに協力していた模様

キウェテル・イジョフォーは、奴隷解放の伝記的映画『それでも夜は明ける』でアカデミー賞助演男優賞を取っている超演技派です。

いつも、MCUの『ブラックパンサー』チャドウィック・ボーズマンといつも、勘違いしてしまいます、似てますよね?

こんな感じで、豪華キャストで進むオールドガードの遺伝子・DNA争奪戦

でも、仲間はあっさり捕まってしまいます

現代では生きがたい、監視社会ですからね、居場所もバレるし個より集団の力が強いから・・・

二人が捕まったときのセリフから、オールドガードの絆が垣間見えます

ジョーとニッキーのお互いを
「恋人を超えた存在」「暗闇の中の月で、吹雪の中の炎だ」
すげー存在だから・・

やっぱり、十字軍時代から1000年間一緒に過ごしていると、全てを超越した”愛”が芽生えるんだろうな

ちょっと感動

ズッカ-の裏切りで全員捕まっていくんだけど

そのズッカ-も捕まってしまう

理由は、不死の理由を解明してもらえば、この不死の状態から解放されるかもしれないから!

ジョーとニッキーは、伴侶だから良いけど、自分はいない!

って言う小さな理由

でも、これは理由になるんでしょうね。数千年を一人で過ごすなんて、実質考えられない。

不死者ほど、小さな理由が大きなことに繋がるのか精神状態は尋常じゃあないはず

だからこそわかる、アンディーのパートナーだった

クインが死にながら生きながら海に捨てられたこと、その気が狂ってしまう理由が引き立ってきます。

でも、捕まってはしまったけど、結局は死ぬ事の無い人間は強い

なんだって出来る

死んだふり作戦も出来るし、巻き込んで一緒に死ぬことも出来る

ナイルが潜入していくときには、死ぬことを前提の作戦で突入していきます。

見事にメリックの魔の手から仲間と脱出に成功しますが、

ナイルのメリックとの文字通り決死のスカイダイビングは凄い!

飛び降りる雰囲気が、ちょっとリアルすぎる・・

アンディーは仲間を救い出しますが、最終的には不死性を失ってしまいます

それが、ナイルが新しく現世に表れた理由だったんですね

それにしても、ブッカーへの罰が、「100年一人で生きなさい」

これは厳しすぎる・・

時は彼らにとっては罰でしかないのかね。。。

コプリーとの関係改善完全奴隷化、クインのブッカーとの絡みは、十分に続編があることを想起させて、今からもの凄く楽しみです

続編では、アンディーの不死の力がよみがえることを祈って!

そうそう、蛇足ですが

不老不死系でハイランダーよりもブラピとトムクルーズのバンパイヤ『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の続編である、アリーヤの遺作で『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』の原作『呪われし者の女王』のほうがイメージが何故かぴったりきましたね

何故産まれたのかわからない不死者感がね

海外の評価 2020/07時点

じゃっかん低めな気もしますが、概ね好評価です

Netflixはとにかく、当たり外れが激しい中今後にも期待できる良作です

imdbイメージ画像
Metascore
(批評家)
70
User rating6.7/10

ROTTENTOMATOイメージ画像
TOMATOMETTER
(批評家)
81
Audience74

映画の感想まとめ

シャーリーズ・セロンの切ない演技と、きれのあるアクション

グラフィックノベライズから来る、良質な質の良いストーリーラインと背景設定

これは、本当に面白い

続編への期待として、あってもいい・なくてもいい、ほどよい終わり方

4点に近い5点ですが、文句なしでおすすめです

✔不老不死に興味ある
✔秀逸な展開のアクションやSFが好き
✔ド派手な殺戮も好き

こう思う人ならば、本作品は好きになれると思います

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      4
 キャスト       5
 ストーリー構成    5
 初見で読み取れない謎 5