映画感想『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』愛を1度考える! 評価・感想・ネタバレ

2020-01-25

『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』は、人生における時間という最高にかけがえのないもの、もしその時間を巻き戻せるとしたならば何をして何を捨てますか?なにげの無い日々日常が実はかけがえのない物で、その日々が一瞬を輝かせてくれていると教えてくれるヒューマンラブストーリー

リチャード・カーティスが送る、一度は見ておきたい超おすすめの一本です。

あらすじ

イギリス南西部コーンウォールに住む青年ティムは、両親と妹、そして伯父の5人家族。 どんな天気でも、海辺でピクニックを、週末は野外映画上映を楽しむ。風変りだけど仲良し家族。しかし、自分に自信のないティムは年頃になっても彼女ができずにいた。 そして迎えた21歳の誕生日、一家に生まれた男たちにはタイムトラベル能力があることを父から知らされる。そんな能力に驚きつつも恋人ゲットのためにタイムトラベルを繰り返すようになるティム。 弁護士を目指してロンドンへ移り住んでからは、チャーミングな女の子メアリーと出会い、恋に落ちる。 ところが、タイムトラベルが引き起こす不運によって、二人の出会いはなかったことに! なんとか彼女の愛を勝ち取り、その後もタイムトラベルを続けて人とは違う人生を送るティムだったが、やがて重大なことに気がついていく。どんな家族にも起こる不幸や波風は、あらゆる能力を使っても回避することは不可能なのだと。そして、迫られる人生最大の選択。

公式HP http://abouttime-movie.jp/より

映画情報&キャスト

『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』イメージ画像
公式HP http://abouttime-movie.jp/より

『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』 2013年 イギリス
【原題】 About Time
【監督】リチャード・カーティス
【脚本】リチャード・カーティス
【製作】ティム・ビーヴァン
    エリック・フェルナー
    ニッキー・ケンティッシュ・バーンズ
【音楽】ニック・レアード=クロウズ
【主題歌】『The Luckiest』 ベン・フォールズ
『Into My Arms』ニック・ケイヴ
【出演者】
ティム(ドーナル・グリーソン)
メアリー(レイチェル・マクアダムス)
父(ビル・ナイ)
妹:キットカット(リディア・ウィルソン)
母(リンゼイ・ダンカン)
ハリー:父の知り合い、家主(トム・ホランダー)
ローリー(ジョシュア・マクガイア)
シャーロット(マーゴット・ロビー)

超感想中心の評価考察 ネタバレあり

アバウト・タイム≠SF映画=ヒューマンラブストーリー

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『アバウト・タイム』は、主人公ティムの一族がタイムスリップできる能力備えていること突如としてわかるところから始まります。

父親(ビル・ナイ)より、こんな具合です

「息子よ、おまえはタイムトラベルができる」

いきなり、はーって言う展開ですよね。

スターウォーズの、ベイダーがルークに『私がお前の父親だ』くらいに匹敵していました。

しかも、ビル・ナイですよ。

真顔で言うんだから、息子だって冗談だと思うよねー普通は・・・笑

世の中の映画にはタイムマシン物の映画は数限りなくあります、SF物『タイムアフタータイム』、一日がずーっとループする『恋はデジャヴ』、『BTTF』PPAPペンパイナッポウじゃないですよ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とかあります。

本作は、そのどれもに当てはまらない極小範囲の個人的な一族的なタイムスリップ能力で、世界を救わない物語です。

映画の内容はSF映画ではありません。純然たる”愛”にありふれたハートフルなヒューマンラブストーリーな映画です。

映画の感想 アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜

リチャード・カーティス監督のしかける、『アバウト・タイム』は見事に”時間”と言う誰にも画一のフレームワークを使って、訴えかけてきます。

本当に大事な物、大事にしなければいけないこと、

過ぎ去った時間を二度過ごすと見えてくるかけがいのない物

それは、

【過ごした時間は気がついていないだけで、失敗でも成功でも、普通でも・輝いていて、もどれもが大切である】

と言うことを津々と伝えてきます。

そして、それらを表現しているのがイギリスの名優ビル・ナイが父親となり、冴えない息子ドーナル・グリーソンに”伝える”、継承していく家族愛を見事に演じています。メアリーを演じるレイチェル・マクアダムスのとびっきりの笑顔。

そういえばレイチェル・マクアダムスは、『きみがぼくを見つけた日』でもタイムスリップの夫を持っていました。そういう女優の星の元に生まれたのでしょうかね。

そして、この映画でのメアリーはティムとの静かですが確実に二人の間にある愛・絆を魅せてくれます。

独特のテンポと、映画音楽でポイントをおさえた感情の盛り上げさせ方、見事に気持ちをわしづかみにしていきます。

俳優達の安定し演技に支えられ、SF映画要素をまったく感じさせずハートフルな心温まるヒューマンドラマに仕上がっています。

あわせて読みたいリチャード・カーティス監督の『ノッティングヒルの恋人』

時間を戻せると言うこと ネタバレ

映画内の世界観で設定されている、タイムスリップできる能力と言うのは少し癖のある能力になっています。

  • 一族全員ではない、男に現れる能力
  • 21歳から使えるようになる
  • 暗がりで強く願えば戻ることが出来る
    (恐竜の時代に行くことは出来ない)
  • 未来にはいけない
    (過去から戻ることは出来る)
  • タイムパラドックスは発生しまくる(過去を変えると、未来は変わっている)
    同一平行世界が日本に分かれるかどうかは、わからない
  • 子供が産まれる前(妊娠中含む)に、タイムスリップすると、同じ子供が産まれるとは限らない
  • 何度でもやり直すことが出来る
  • 父親・息子が同時にタイムスリップしていても、相手にはわからない
    (同じ世界なのか、違う世界なのかもわからない)

これだけの能力でもたいした物だと思いますが、父親からはほんの些細なことだ。

自分は本をいっぱい読むことが出来たと表現しています。

実際、自分に関わる範囲でのタイムスリップなので、世界を変えるとかまでの瞬間的な破壊力はなさそうですが、そうででもうらやましい能力です。

ここまでの能力があれば、もっと色々な事が出来るのでは無いかと思いますが、この一家の男たちはそうはしてこなかったようです。

かつて日本にもタイムパラドックスを全てはねのけたタイムスリップ映画ありましたね。

この映画で学べる愛 ネタバレ

愛には色々な愛があるとおもいます、人類愛・博愛・人への愛・恋人への愛などなどです。

この映画を通して再度考えさせられ学べる愛の形は大きく3つ

  • 家族愛
  • 恋愛
  • 父と息子の愛

家族愛

主人公のティムは、家族のことを本当に大事にしています。タイムスリップ関係なしに家族のことを大切にいて、家族のしきたりの中でコーンウォールの実家で笑い・学び・会話して過ごします。

家族中がみな、家族への愛であふれています。

妹のキットカットは自由奔放な、とんでも女子。彼女を不運な交通事故から守るためにティムは時間を巻き戻し彼女を救います。(ただし、この巻き戻しは無かったことにしてタイムスリップ無しでキットカットを支えます)

おそらくきっと父親も、ティムやキットカット、奥さんやおじさんの身に何かある度に、この能力でギリギリの救いもしてきたことでしょう。

恋愛

ティムは妹の友達のシャーロットが一夏をレイク家で過ごすことになったときに、あっという間に惚れてしまいます。なんといってもシャーロットは美女(マーゴット・ロビー)

彼女との思いお遂げようと、何度も告白したり話しかけてみたりしますがどれも上手くいきません。ティムはタイムスリップで起こせる変化と起こせない変化があると言うことを直感的に学ぶのです。

もっと、小道具をつかうとか、小細工を使えば色々可能性はあると思いますが、ティムは父親から能力を告げられたときの「人生を豊かにするために有意義に使え」と言う言葉を胸に、自分の起こせる努力の範囲にとどめています。

ティムはその後弁護士になり、ロンドンに移り住んだところで理想の女性メアリーに出会います。メアリーとの出会いをあの手この手で盛り上げますが、彼氏がいることを知ってしまいます。

ティムはここでも学びます。メアリーが彼氏と知り合う前に、ティムと知り合えばいい。強引にメアリーと知り合いになり愛を積み上げることに成功してきます。

そんなとき、シャーロットに偶然で会い、あれほどトライをしてダメだったシャーロットからティムは誘いを受けますが、本当の愛と言うのはこういうことではない、メアリーとの出会いが全てであることに気がつき、メアリーにプロポーズをして結婚します。

そして、メアリーとの時間は巻き戻しなんかしなくても、どんな時間でも幸せでかけがいのない物であることに気がつきます。

父と息子の愛

キットカットをタイムスリップして救った時は、ちょうど子供のポージーの1歳の誕生日でした。タイムスリップから戻ってみると、ポージーとは違う子供になっています。

ティムは父親から妊娠前まで遡ると子供の存在があらゆる時間のタイミングによって決まっていて、違う子供になることを打ち明けられます。(その結果、キットカットはタイムスリップしないで支えた)

父親が肺がんであることをひょんなことから知ったティム、ここでも愛があふれています。

父親は肺がんの原因のタバコは、ティムが産まれる前からの嗜好していたもの、戻ることが出来ないのです。ティムを失うから。ティムにもそれがわかっています。それ以外の治療法もあるだろうに父親はティムとの今を大事にして、受け入れて死んでいきます。

ティムは受け入れることが出来ずに、過去に遡り父親にあって話をします。何度も何度も話をします。
時間の使い方は、同じ時間を同じように行き違った感じ方をすることだと教えて貰います。

メアリーから二人目の子供を欲しいことを告げられ、ティムは躊躇します。妊娠すると父親に会えなくなるから。

そして、決心します父親と最後のタイムスリップでかけがいのない最後の時間を過ごして

もう愛した父親には会えませんが、全てを受け入れるのです。

海外の評価 2020/04時点

評価は、批評家・視聴者ともに、まま良い感じの数値ですね。

個人的には両批評サイトとももっと良くてもいいと思いますけどね。

imdbイメージ画像
Metascore
(批評家)
55
User rating7.8/10
ROTTENTOMATOイメージ画像
TOMATOMETTER
(批評家)
68
Audience 81

映画まとめ

まちがいなく、気持ちがあったかくなります。
家族に対して易しくなれること間違いなし。
”ほげる”は後半泣きっぱなしでした。

是非見ていただき、評価を聞かせて下さい。
本当におすすめの作品になります。

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      4
 キャスト       4
 ストーリー構成    5
 初見で読み取れない謎 5

いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、に面白い作品と思います。