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『アポカリプト』古代南米部族のリアル+逃亡アクションの本気:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信

映画『アポカリプト』2006年のユカタン半島マヤ部族の興亡をリアル逃亡劇として扱ったメル・ギブソン監督による本気の南米文明を扱った珍しいタイプのアクション映画

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映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む

そんでもって、最近は『スリー・ハンドレッド』という古代のスパルタ軍の映画を見ていたせいで、すっかり古代のバトルものにハマってしまった。

有名どころでいうとブラットピット主演の『トロイ』や金城武も出演していた『レッド・クリフ』などの映画を見ていた次第

特にレッドクリフについては、三国志が好きなこともあり大変面白い映画だったのだが、今回紹介したいのは『アポカリプト』という古代部族を主役とした映画

『博士と狂人』ですっかり、メル・ギブソン監督や、メル・ギブソンという人物をもう一回見なきゃなと言う気分になっている、今日この頃

当初より、メル・ギブソンの俳優としての『マッドマックス』だったり、『リーサル・ウェポン』シリーズ的なハチャメチャなアクション映画も好きだったりするわけだが、『ハード・オブ・ウーマン』的なものから、歴史正統派史劇と重厚感を感じさせる『ブレイブハート』、『パッション』と幅の広い所も好きだったりすので、先の歴史バトルもの

このジャンルから、メル・ギブソンの監督と言うと『アポカリプト』と言う古代の南米を舞台にした変わり者映画にたどり着いた次第

それでは早速あらすじにいってみよう。

 主人公のジャガーは広大な森の中に住む勇敢な戦士だった。美しい妻に子供、そして大きな部族という家族の中で仲睦まじく暮らす日々を送っていた。時折他の部族と出会うことはあっても争いになることはなく、物々交換を行う程度の交流があるだけだった。そんなある日、ジャガーの住む村は他の部族に襲撃を受ける。ジャガーは地震の妻と子供を洞穴に逃がすことに成功するが、村は壊滅状態となり、ジャガー自身も捕虜となってしまう。ジャガーは愛する妻と息子の元に帰り着くことができるのか・・・

部族の日常を描いていたと思うのも束の間、後半からはジャガーが多部族に捕まって捕虜となり、そこから逃げ出す様子を描いた逃走劇となっている。

当初の映画の売りとしては、マヤ文明の興亡劇だったはずなんだけどもね

この辺は、少し肩透かしを食っている感はあるw

いや、もちろんジャガーの一族も戦うんだけど、他勢に無勢というか奇襲されたから何もできないで終わっちゃうというか・・・

あとは現代社会に住む我々の目からするとめっちゃ微々たる差なんだけど、ジャガー達は打製石器がメインで、襲撃してきた部族は磨製石器を使っていることから微妙に文明レベルに差があることがわかる。

というわけで、ジャガーは捕まって敵の本拠地に行くんだけど、まぁー怖いね。

ジャガー達は何されるかわからない中で、壁画を見て自分たちが殺されるのを悟ってしまうというね。

壁画については画面にパッと映り込むというよりも、観てる人に、このあとどんな展開が待っているのかをわからすかのようにしっかりと映る・・

まぁ端的にいえばジャガー達を攫った部族は神様の生贄にジャガー達を捧げようとしていたと。

しかし、偶然というか奇跡的に日食が起こったため、ジャガー達は生贄の神殿から出されて面白半分になぶり殺されそうになるわけです。

こっからがおそらく映画のメインで、運よく逃げ出したジャガーを敵対部族がみんなでひたすら追いかけるという構図。

ジャガーは上手く逃げるんだけど、ジャガーが上手く逃げたというよりも偶然に偶然が重なる(本物のジャガーが現れたり、毒蛇がいたり)ことによってなかなかどうして捕まらないわけです。

まぁジャガーも後半は逃げてるだけでは埒があかん!という感じでトラップを仕掛けたりクマのプーさんが喜びそうなものを的に向かって投げつけたりするわけですが・・・最後は一応ハッピーエンドっぽい終わり方なのでめでたしめでたし・・・

と言いたいところなのだが、作品の最後にジャガーの今後を左右する描写がチラッと織り込まれているので、気になる人は是非映画を一度見てほしい。

総じていえば、好きな人は好きな映画。結構暴力描写などが激しいので、家族やカップルで鑑賞するには向いていないと思われる。

事実アメリカではR指定がかかっている映画

まあ、メル・ギブソン監督の本気度が伝わるポイントではあるのだろうけど、振り方としてはエンターテイメント風なのか、歴史史劇なのかどっちつかずになっているのは正直否めない

)個人的にはジャガーの後半の攻防戦が一番面白いところだと思う反面、ジャガーの圧倒的な運の良さが目立つ逃走劇なので、ジャガー絶対捕まらないよねという変な安心感を持ってみることができる映画だったと思う。

あと個人的に好きなシーンは、ジャガーの子供が切り傷を縫う方法として蟻の顎を使っているシーンなのだが、おそらくなかなか言葉にしてもわかりにくいので映画を見る人は是非一度確認してほしい!

余談だが、上にも書いたように結構暴力描写などがはっきりと描かれている作品なので、注意が必要な一方、アマゾンプライムやNetflixでそういう映画が見れる時代となった今、年齢による縛りはどの程度まで意味をなすのか疑問を感じてしまう今日この頃・・・

Netflixなんて、縛りはある程度あるものの、かなりどぎつい表現の映画やドラマが乱立している

子供と見ている時に、気まずさのみが本当に気になる・・

昔バトルロワイヤルとかで騒いでた大人達ってほんと何なんだろうね!

― hogeru -

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