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『恐怖』見えない何かが見える時!ちょっと空回り感のサイコホラー映画!:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信

映画『恐怖』は2010年に公開された日本のホラー映画!Jホラーシアターに位置づけられた一瀬隆重プロデュースの東宝によるホラー映画のブランドで、最終作品6本目に数えられる。監督は『リング』の脚本の高橋洋

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映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む

最近は日本のホラー映画怖くねぇなぁとか思っちゃったりする一方で、日本ホラー映画を全て見たわけではないため、やべーこれはもしかして知ったかぶりしちゃってるんじゃないかという不安を払拭するために日本ホラー映画を漁り始めた。

そんな中今回ご紹介するのは『恐怖』

もうね、タイトル見て惹かれちゃったわけですよ・・・だって、『呪怨』とか『リング』とか『13日の金曜日』とか見たいな含みを持たせたタイトルじゃなくて、そのものズバリ恐怖!

いやーなんか大外れな感じもぷんぷん漂っておりましたが、これは見るしかないと思い立って見たわけですよ。タイトルに魅力を感じたので、主演の中村ゆりさんや藤井美菜さんが好きな女優さんだからとかいううわっついた気持ちで見たわけではありません!

というわけで早速あらすじの解説に行きましょう。

脳科学者の両親を持つ姉妹のかおりとみゆきは、幼い頃に戦時中の非人道的な実験を収めたビデオを偶然見てしまう。そのビデオは二人の姉妹の記憶に深く刻まれ、彼女達が成長した後も影響を残し続けていた。そしてある日、かおりの姉のみゆきが失踪し、かおりは姉の行方を追う中で様々な恐怖体験を経験していく・・・

うーん・・・謎!笑 正直怖くもなんともありませんでした・・・

ネタバレしちゃうと、戦時中に行われた脳実験により、脳の一部に電気を流すと見えないものが見えるようになってしまうと。幼いかおり&みゆきは過去の実験ビデオを通じて、その擬似体験みたいなものをしており、姉のみゆきは強い影響を受けたため、見えない世界(死後の世界)へと強く惹かれてしまい、妹のかおりはそれを阻止しようとすると・・・

はい!読んでいてお分かりになられたかと思いますが、『自殺サークル』と同じく深すぎてよくわかりませんでした!笑 まぁ電気を頭に流したらお化けが見えるようになって〜みたいな話はなんとなくわかるのだが、実験中に発生したあの白いモヤみたいな存在は謎の一言。

おそらく『回路』という加藤晴彦主演のホラー映画と同様に、脳に刺激を与えると異世界である死語の世界への扉がつながるよ〜見たいな感じだと思うのですが、描写が回りくどすぎてよくわかりません!笑

あとお化けの存在も、自身の幽体出会ったり過去の記憶の残像のようなものしか見えないため、ゴーストが襲いかかってくるみたいなこともありません。笑

個人的にはみんな集団催眠にかかっていて、彼らが恐怖と感じているのは死に対する万人共通の概念であり、生きている人は当然死んだ後のことを認識、情報を処理できないため想像としてあの白いモヤであったりが出てきたのではないかと・・・

という感じで意味不明な部分を自分で補完してみていなければ全く怖くはないし、片平渚に至っては脳科学者として実験を施すマッドサイエンティストではなく、2時間ドラマの検死をやっているようにしか見えなかった。

総じていえば見なくても人生損しない映画。もちろん中村ゆりさんと藤井美菜さんはすごく綺麗だったわけだが、綺麗だったで終わってしまった。そういう意味で言えば同じ系統(なんか異世界と繋がっちゃった的な)の『回路』の方が怖いと思うし、何よりも見た後になるほどね〜と感じられた次第だ。

ただ、本作はJホラーシアターとして、東宝のホラー看板の一つで、6作品あるうちの最後に公開された映画となっていて、他の作品はどんなのがあるかというと、『感染』、『予言』、『輪廻』、『叫』、『怪談』がランナップされておりますわけですよ。これだけで、まだ見てない映画があるので全部制覇なんて、めっちゃ程遠い!(^^♪

余談だが、なんか後半の白いモヤを見ていると『ハリーポッターと炎のゴブレッド』を思い出してしまった。

理由は、ハリーとヴォルデモートが戦った時に、彼らの杖から黄金のモヤが出てきて、そのモヤはヴォルデモートが過去に殺した人の形をしてハリーを励ましたという描写があったから。

シリウス・ブラックよろしく、映画の片平渚に、「呪文巻き戻し効果?」とか突っ込んでみたかったが、作中の彼女はあくまで脳科学者なのでそんな意味不明なツッコミしたら実験体にされちゃうんだろうなぁと感じていた今日この頃。

― hogeru -

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