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ドラマ『SUPER RICH』世の中お金だけじゃないのよ:動画配信・ドラマ感想あらすじ考察

ドラマ『SUPER RICH』は、2021年10月14日~12月23日迄放送された作品で、主演は江口のりこ。裕福な家庭で育ったが、愛に飢えている主人公:氷河衛(江口のりこ)と、貧しいが愛のある家庭で育ってきた春野優(赤楚衛二)が出会い、会社の未来や衛自身の人生を大きく変えていくストーリーを描く

何一つ不自由なく過ごした主人公:氷河衛

幼い頃に両親を事故で亡くしてしまうが、両親の遺産を元手に

大学時代に出会った一ノ瀬亮(戸次重幸)ベンチャー企業「スリースターブックス」を設立する。

そこからは、裏切り、愛情、仕事への情熱、貧富の差、ジェンダー、パワハラなど、今の世の中の問題を交ぜながら成長していくストーリーとなっている。

スーパーリッチな江口のりこを観れると思っていたが、実際観てみると

転落人生の方が多く、その半分はラブストーリーだったので、悪い意味で裏切られたドラマ笑。

☆2のおすすめ(5点満点)

感想中心となります

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

生まれながらにして「スーパーリッチ」の氷河衛

ある日、一ノ瀬から、アプリ会社へ投資する提案を持ちかけられる。

しかし、創業時からのメンバーの今吉零子(中村ゆり)宮村空(町田啓太)反対されるも

護は一ノ瀬を信じて出資の決意を固める。

しかし、出資の手続きが終わった後、出資した会社へ出向くと、会社はもぬけの殻。

さらに、出資の提案を持ち掛けた本人の一ノ瀬は音信不通となり、護は一ノ瀬に騙された事に気が付く。

そう、衛は出資詐欺にあったのだ。

その後、会社は経営危機にまで追いやられる事になる。

その時に出会ったのが、護の会社「スリースターブックス」のインターンに応募してきた

貧乏学生の春野優だった。

[showTable]

ドラマ情報&キャスト

ドラマ『 SUPER RICH』/2021年10月14日~12月23日放送。

※フジテレビ系「木曜劇場」枠

【脚本】溝井英一デービス
【脚本協力】杉原憲明、中園勇也
【演出】三橋利行、平野眞、相沢秀幸、阿部雅和、下畠優太
【音楽】fox capture plan
【主題歌】優里「ベテルギウス」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
【プロデュース】金城綾香、栗原彩乃

【キャスト】

・氷河衛(江口のりこ)
・春野優(赤楚衛二)
・宮村空(町田啓太)
・東海林達也(矢本悠馬)
・鮫島彩(菅野莉央)
・鬼頭流星(嘉島陸)
・碇健二(古田新太)
・今吉零子(中村ゆり)
・一ノ瀬亮(戸次重幸)
・木戸密(結木滉星)
・田中リリカ(志田未来)
・豪徳尊(板垣瑞生)
・高橋みゆ(野々村はなの)
・島谷聡美(松嶋菜々子)
・春野桜(茅島みずき)
・春野良次(上島竜兵/ダチョウ倶楽部)

超感想中心の評価考察・レビュー

放送前のCM「お金はなんぼあっても、ええですからね。」このセリフで凄く期待していたドラマだった。ハズなのに、なぜ…!?

「お金はなんぼあっても、ええですからね。」と言うセリフから、今までにない型破りの展開を期待していた。

しかし、実際にドラマが始まり、回が進んでいくごとに「は?」と言う感じでした。

初回は確かに、主人公の護はスーパーリッチ。

しかし、そこから騙され「転落人生」。

なるほど、そこから周りの社員達や優と、色んな手を尽くして「スーパーリッチ」に

返り咲くストーリーなんだなと期待していたが、

話が進むごとに、肝心の経営や仕事中心のストーリの設定が、少しずつ雑になっていったと思う。

仕事よりも恋愛要素の方が濃くなってくるという、意外な展開。

なんと、イケメン社員2人が、主人公の衛を好きだと取り合いに!

他にも、護を恋愛対象として思いを寄せている女性社員がいる。

身内間でモテ過ぎやろ。この設定笑。

この設定から、かなり前に流行った少女漫画の「NANA(矢沢あい)」を思い出した。

こちらは、バンドメンバー内での、恋愛関係が多すぎでしたが。

「NANA」は、後に主演:中島美嘉、宮崎あおい2005年に映画化され

2006年に「NANA2」も公開されました。

凄く人気だったのを覚えていますが

漫画の方は、作者の都合で休載してしまい、21巻で止まっています。

衛の人間性。

このドラマの主人公・衛は「ずっとお金持ちで貧乏が分からない」「親の愛情が不足」

という生い立ちですが、このキーワードを見る限り

人の心が分からないパワハラ上司になってもよさそうなのに

凄く人間が出来過ぎていると思う。

貧乏だったことが無いのに

「お金に困る人間」や「会社内で悩んでいる人間」に親身になってくれるだろうか?

そういう疑問もあるが

護は両親の事故以来

祖母に引き取られ「お前のせいで両親が事故にあったんだ」とずっと言われ続けたことから

祖母を反面教師として「こんな人にはならない」と思っていたのだろうか…?

衛が皆から凄く慕われている。

誰にも思いやりがあり、ビシッと決める時は決めるという人間性。

仕事面で衛は自分の利益よりも、まず従業員の意見を重視する事が多い。

「利益より従業員の事を考えているトップ」は、日本にどれだけいるのだろうか?

こんな上司にあやかりたいと常に思うが

このスタンスでは「スリースターブックス」の経営は難しいのではないか?とも思う。

従業員を守るために、型破りな手段でお金儲けをする」等

もっと斬新な経営ストーリーを映して欲しかった。

最近のドラマで例えれば、「ドラゴン桜」のように!

こちらでも、2005年版と2021年版にも江口のりこさんが出演しています。

(しかも、1ではヤンキー、2は理事長)

ドラマ「推しの王子様」と真逆。

2021年7月15日から放送されたドラマ「推しの王子様」真逆な設定だなと感じました。

「推しの王子様」はラブストーリー重視と思ってしまうタイトルだったが

実際は仕事や経営内容重視

仕事現場もマニアックな場面があったりしていたので斬新なドラマでした。

結局、松嶋菜々子がスーパーリッチ笑。

主演の江口のりこさん。

スタイルが良く、バリバリのキャリアウーマンと言う感じで、パンツスーツ姿がバッチリ決まってました!

しかし衛の先輩・島谷聡美役の松嶋菜々子とよく会食するシーンが登場しますが

彼女と並ぶと松嶋菜々子さんのキラキラオーラが凄すぎて、霞んでしまいます…。

でも、江口のりこさんも上品で素敵でしたよ!

聡美が最終話で「私が本当のスーパーリッチだから」と言ってたのも、すごーく納得。笑。

インターン生の田中リリカに、ネット上でブーイングの嵐!

田中リリカ(志田未来)という女性がインターン生の一人として入ってきます。

しかし、彼女はインターン生として働くが、数日で会社都合で辞めなければならなくなる。

衛は会社の都合で悪かったと、衛はインターン生にも誠意を込め

インターン生一人ずつ20万を支払っているにもかかわらず、ブチ切れ!(20万円分も働いていないのに…)

さらに、リリカがインターンを受けた理由もひどい。

「本命の会社にインターン生経験ありと面接時に言える」

「その時に20万貰ったと言える」

「こんな会社潰れようが、どうでもいい」と暴言を吐き、

「リリカ、早く辞めろ!」

と視聴者をイラつかせていたとか。

実は私も「結局、皆も会社に居られなくなるんだから、そんな捨て台詞をイチイチ吐かなくても

心にしまっておけばいいのに。何を主張したいん?」

と当時は彼女にイラっとしました笑。

結局、彼女は もっといい会社に入れそうなのに

最終回まで会社に残っていました。

どうせなら、会社をもっと脅かすような敵役になって欲しかった笑。

主演の江口のりこは代役だった!

江口のりこさんがこのドラマの主演に決定する前に、オファーを断った女優が3人いるらしいです。

その女優さんは

◇木村文乃さん

◇上野樹里さん

◇安藤サクラさん

この中で、当初主役として名前が挙がっていたのは安藤サクラさん。

ドラマの内容も安藤サクラさんが主役と想定して作られていたそうなのですが

「ラブシーン」が想定されていた為に断ったそうです。

突然の安藤サクラさんの降板により、主演が江口のりこさんの名前が浮上したらしいです。

たしかに、安藤さくらさんと江口のりこさんは見た目も似てるので

このドラマの主演のイメージにピッタリだったと思われます!

映画の感想まとめ

主演の江口のりこさんは好きな女優さんだったので、観始めました。

出演者も美男美女が多く、キャスティングは凄く良かったと思います!

しかし良かったのは、スーパーリッチから転落人生したところまで。

護が一回り年の差がある優くんと恋愛関係になってからは

全体のストーリが、すごく雑になっていくのを感じました。

例えば、毎回「〇年後」や「〇時間前」という時間経過が文字テロップで表される。

「え!なんでこうなったの?」と思わせる為?

その後、現在の時間に戻り、そこまでストーリーが進んでいく。

この演出が、毎回続いた時は「またか…。もうこの演出いいやろ」と思っていた。

一番あっけにとられたのは

「優がコンビニ強盗らしき人物に刺された!」

という場面から始まる。

その後、少し前の時間に戻り、話が進んでいく。

そして「コンビニで優が刺された」場面になる。

①優は直ぐに病院に運ばれる。

②衛とリハビリを一緒に頑張る。

③完治。

…早くない?

なんで刺されたん?優くん!?

…この刺された事って、何かの伏線になった?

いまだ不明…。

他にも

誰かが裏切った → 結局、大きな事件にならなかった。

私辞めます! → 丸く収まる

…このように

「この話重要だった?」と思う展開が、後半には多くなりました。

人によっては、面白かった!という方もいると思うのですが

私はこのドラマを凄く期待していた分、残念でした…。

このキャスティングで他のドラマを観てみたい。

-yumichi-