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『新宿スワン』コミックから殴り込み!弩級のアホが集う新宿のキャバ・スカウト業界ではじける面白さが光る:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信

2021-03-30

映画『新宿スワン』コミックの世界からドラマ・映画化とされ超人気の新宿スワン!2015年に実写で映画化公開!綾野剛の主演でコミック同様の半グレともヤンキーとも取れる愛嬌のあるキャラクター達が今日も新宿歌舞伎町でスカウト業に勤しむ!

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映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む

映画と同様に漫画もすごく読むことが多いのだが、最近漫画の実写化が多くなっている気がする。

いやーこれは絶対実写化しない方がいいでしょ!みたいな漫画を最近は実写化しているので、CGなどの力を過信しすぎなんじゃないかと思う一方で、実写化がどんなもんか見てみたい!という気持ちがあるのが正直なところだ。

そういう意味では小栗旬主演の「銀魂」はクオリティが高いと思ったが、「進撃の巨人」とか「テラフォーマー」については無茶があるんじゃない?というそもそもの世界観だったので、まぁ想定通りといった感じだった。

多分パイレーツオブカリビアン並にお金かけたらできるのかもしれないが・・・ってな感じで今回紹介したい「新宿スワン」は、そもそもが新宿界隈のスカウト達を題材にした作品であり、山田孝之主演の「闇金 ウシジマ君」のクオリティが高かったので、期待してみた次第である。

物語は、鳥の巣みたいな天然パーマがトレードマークの白鳥龍彦が、新宿で不良と喧嘩している時に、スカウトの真虎に助けられたことがきっかけでスカウトマンになることから始まる。バーストのスカウトとして働くうちに、新宿の暗部や、社会の闇を知りながら葛藤を続けていく龍彦はどのようなスカウトに成長していくのか・・・

うーん・・・普通。やっぱり漫画のクオリティは超えられなかったか・・・まぁ白鳥龍彦が綾野剛の時点でそんな気はしていた。

綾野剛細いじゃん。原作の白鳥龍彦はマッチョな大男だったので、キャスティング時点からん?っとはなっていた。そういう意味では、伊勢谷雄介の真虎役は結構イメージと近くて驚いた暗いだろうか?まぁーなんかキャスティングがなぁ〜・・・せめてアウトレイジくらいまでゴリゴリの人を集めて欲しかった。喧嘩体調の関も、バーストのたぬきさんも、天野会長もなーんかみんな小振りな感じがしてしまうのは私だけだろうか?

ストーリーは漫画ありきだから面白いに決まっているが、漫画ほど細かい描写がないので、ヒデヨシとかなんであんな尖ってんの?みたいな感じに見える人が大半だろう。

あと沢尻エリカのキャラ設定の謎さ。原作のアゲハ役なのかもしれないが、いてもいなくてもあんまし変わんないんじゃね?と思ってしまった。実写化するとそういう細かいとこが見えにくくなるので漫画ほど面白くなくなってしまうのだ。

あと個人的に関の喧嘩シーンを見て言いたいのだが、なんか日本はいかついマッチョキャラの俳優が少ない気がする。あんなスキンヘッドのよくわからん奴を相手として出すのなら、須藤元気を坊主にして出演させた方が強敵感が出ると思う。

あと女を人質にとって関に交渉するのであれば、最初の喧嘩シーン必要なくね?なんで?とも思った次第だ。まぁ邦画は基本的に、人気のある若手俳優やらを中心にキャスティングするので、腕も細いし喧嘩なんかしたら怪我しちゃうじゃない!と心配するような連中がゴリゴリの武闘派を演じることに違和感を感じる次第だ。まぁマッチョがいいよね!ってわけじゃないんだけど、喧嘩とかスポーツとかを題材にしているのであればある程度鍛えている人を出さないとなんかお遊戯感が出てしまう。

総じて言えば、マンガ派かな・・・映画はまぁ面白いんだけど、漫画ほど面白くないので、わざわざ期待をして見るほどのレベルではなかった・・・そういう意味では、数少ない実写化しても大丈夫そうな映画が一個消えてしまった感じがする・・・

 ちなみに歌舞伎町は、映画のイメージよりもはるかに整備されて綺麗になってしまっているので、昔のカオスみたいな感じの新宿とはどんどんかけ離れていってるのが現状。いいことではあるものの、新宿スワンファンとしては寂しさも感じる今日この頃。

― hogeru -

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