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『猫は抱くもの』元アイドルとペットの猫を擬人化した斬新な映画 ネタバレあり:動画配信・映画感想あらすじ考察

2021-04-01

映画『猫は抱くもの』は大山淳子による短編小説を犬童一心監督、沢尻エリカ主演より2018年に映画化!ロシアンブルーの猫・良男は、自分を人間と信じて疑わない美しい猫、その良男が人間の元アイドル沙織に恋をした!三毛猫キイロと絵描きのゴッホ、子猫と少女など、個性豊かな猫と人間が物語を紡ぐ

なんか、タイトル見てるとよくわかりませんが

見てもらうと、すぐわかります

あーあそういうことか

うわー沢尻エリカに抱かれたい―

猫になるしかねーな

なんて思ってしまう映画ですね

おすすめの作品です!

4のおすすめ(5点満点)

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

思った通りの自分になれず、投げやりな生き方に慣れてしまった元アイドルのアラサー沙織(沢尻エリカ)
現在はスーパーのレジで働く。沙織が心を開くのは、部屋でこっそり飼っている、ロシアンブルーの猫・良男(吉沢亮)だけ

毎日の出来事を、良男に話して聞かせる沙織。
次第に良男は、自分は人間で沙織の恋人なんだと思うようになってしまう。しかし沙織が新しい彼氏ができたが、その男にだまされていたり“ゴッホ”と呼ばれる売れない画家・後藤保(峯田和伸)が現れたり、良男は沙織の心の変化を目の当たりにする。

迷いながら一人の人間、一匹の猫と自分の生きるすべを見つけていく物語。

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映画情報&キャスト

『猫は抱くもの』 2018年 日本
【監督】犬童一心
【原作】大山淳子『猫は抱くもの』(キノブックス刊)
【脚本】高田亮
【音楽】水曜日のカンパネラ
【劇中歌】『Don’t wanna cry』、『CAN YOU CELEBRATE?』、『こどく』
【出演者】
大石沙織( 沢尻エリカ)
良男(吉沢亮)
後藤保:ゴッホ(峯田和伸)
キイロ – コムアイ(水曜日のカンパネラ)
老猫/中畑店長(岩松了)
サビ/スナック客(藤村忠寿)
サバトラ/サニーズのファン/カラオケ店員(内田健司)

超感想中心の評価考察・レビュー

これはもう舞台ミュージカルです!

どんな映画なんだろうと思いましたが、

リアルな猫はほとんど出てこず(^^♪

猫になった擬人化の俳優さんや女優さんたちが出てきました。映画で出てくる沙織の部屋や勤めているスーパーなど舞台セットで出てきます。

役者さんも、ミュージカルの様にいきなり歌いだしたりするので、映画ではなく、ミュージカルの舞台を観ているようなもの。

どこぞのCATSなる映画よりよほど楽しめるし。。。

猫を題材にした映画なので、最初から最後まで、ほんわかした雰囲気で終わるのかなと思っていましたが

あまーい

主人公の沙織の過去や現在の立場だったり、それを周りも自分にもごまかしている。

なんとも言えない悩みがチクチクと刺さりました。一方、沙織に飼われている猫のペットの良夫は自分は猫ではなく、人間だと思っている。

「沙織にはボクがいなくちゃダメなんだ!」

次第に自分と人間の男性に対する沙織の違いに気づき、自分は彼氏じゃなかったのか…。と気が付きます。寂しそうに鳴く良男が切なく感じました。

沢尻エリカが歌っている!

沢尻さんが演じている沙織は、元アイドルと言う設定

5人グループ「サニーズ」というアイドルのさおりん。

ヒット曲は1曲のみの「ロマンス交差点」。しかもポジションは端っこでソロパートも少なかった。

その歌をアイドル姿で歌っています!その後、売れなくなって、地元のスーパーでレジ打ちをしているのですが、その時に彼氏ができます。

その彼氏は他にも彼女がいて、自分が元アイドルだから付き合っている事を知ってしまう。その後やけになって、カラオケで「ロマンス交差点」を歌ったり、映画の最後に安室奈美恵さんの歌を歌ったりしてます。

沢尻さんは、安室ちゃんの歌を歌うために

「普段やらないので、大変でした。すごく練習した。」と語っていたようです

まあそれでも、昔は「タイヨウのうた」でもうたってたわけで

やっぱりそこそこ上手い!

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ソニーミュージックエンタテインメント

ロシアンブルーが似合いすぎ吉沢亮 そして、男でさえ燃えるかわいさ

吉沢亮くんが擬人化としてロシアンブルーの猫の役をしています

擬人化ですが、尻尾だけは吉沢亮君についています。

いや生えてますな(^^♪

ペットとして沙織に甘える良男の姿。無邪気に沙織に甘えますが、

結構距離が近いのでドキッとします。

勿論、猫なので二足歩行ではなく四足歩行で。前足で毛づくろいしますが、とても猫っぽくてかわいいです。

イケメンは猫でもイケメン

そして猫になりたい

映画の感想まとめ

いきなり舞台セットだったのでびっくりしました。

全体的にミュージカル舞台に近いです。(※そうじゃない場面もある)

ファンタジーな要素ですが、それとは逆に沙織の現実が辛そうに感じます。

元アイドルという肩書がある為、現在の自分を認めたくないし素直に前向きになれない沙織。後半でゴッホとあだ名で呼ばれている画家が出てきますが、このゴッホに沙織は自分の過去などぶちまけます。「わかるよ。」とゴッホに言われ素直になっていく沙織。そして泣いている沙織の姿をみて、画家魂に火が付き沙織の裸体などを描いていくゴッホ。

ちょっとここら辺は、「なんで、「わかるよ。」なの?」と思いましたが、理解するより感じろ!という演出なのでしょうか。ラストはイマイチよく分からないまま終わりましたが、素直になった沙織がまた「ロマンスの交差点」を歌う姿で幕が閉じました。沢尻さんの歌も斬新ですが、水曜日のカンパネラさんの歌も世界観にあっていて、とても素敵でした。