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『キングダム』中華を統べる!奴隷”信”成り上がりストーリーが始まる圧倒的スケールの中国ロケも魅力:動画配信・映画感想あらすじ考察

2020-01-11

映画『キングダム』は同名のコミックが原作の歴史スペクタル映画!中国の歴史の中で誰も知らない人はいない秦の始皇帝が王位を継承後に謀反と王座奪還までを描くパートまでを原作から映画化。奴隷の”信”が秦の若き王である”政”をサポートし謀反を治め王座を奪還し始皇帝の入り口に立つアクション歴史巨編。中国故宮でのロケを許されたラストでの戦闘シーンも見物!

原作のコミックの良いところを忠実に再現し、各出演する俳優の魅力もたっぷりと見ることの出来る日本発の中国歴史スペクタルは間違いなくおすすめ!

原作の『キングダム』を見たことのある人には若干物足りなさは感じることあるかもしれません。

ただしアクション映画としても十分に楽しめて、原作を見ていなくても

映画だけを初めて見る人には間違いなく、おすすめ満載の映画!

原作コミックを合わせて観ることで理解度アップ間違いなしの作品です

超おすすめの映画です

それでは見ていきましょう

あらすじ 見どころ

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紀元前245年、春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」。
戦災孤児の少年の信(山﨑賢人)と漂(吉沢亮)は、いつか天下の大将軍になることを夢見て日々剣術の鍛練を積んでいた。ある日、漂は王都の大臣である昌文君(髙嶋政宏)によって召し上げられ王宮へ。信と漂の二人は別の道を歩むことになる 王宮では王の弟・成蟜(本郷奏多)によるクーデターが勃発。戦いの最中、漂は致命傷を負うが、何とか信のいる納屋にたどり着く。

「お前に頼みたいことがある」
血まみれの手に握られていたのは、ある丘に建つ小屋を示す地図だった。
「今すぐそこに行け! お前が羽ばたけば、俺もそこにいる……。信! 俺を天下に連れて行ってくれ……」

力尽きる漂。泣き叫ぶ信。漂が手にしていた剣とその地図を握りしめ、信は走り出した。走る先に何があるのかもわからず一心不乱に走る信。たどり着いた先で、信の目に飛び込んできたのは、なんと冷静にたたずむ漂の姿だった!? 死んだはずの漂がなぜ?
「お前が信か」
そこに居たのは、玉座を奪われ、王都を追われた秦の若き王・嬴政(吉沢亮)だった。その嬴政に瓜二つの漂は、彼の身代わりとして命を落としたのだった。激高する信だったが、国を背負う嬴政の強さと漂の遺志を受け止め、嬴政と共に行動することを決意。二人は王宮を奪還するため立ち上がる。しかし、それは嬴政にとって、路の第一歩に過ぎなかった。
中華統一。戦乱の世に終わりをもたらす、未だかつて誰もが成し遂げていない、とてつもなく大きな夢を嬴政は心に宿していた。
信は天下の大将軍を、嬴政は中華統一を。その夢は途方もない修羅の道。
若き二人の戦いの火蓋が切られた———

<春秋戦国時代>
古から続く動乱の世、中華は「戦国の七雄」と呼ばれる七大国【秦・燕・趙・斉・楚・韓・魏】が覇を競い、激しい争いを繰り広げていた。 終わりの見えない戦いは混迷を極め、500年にもわたり続いていた。


公式HP https://kingdom-the-movie.jp/より

[showTable]

映画情報&キャスト

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『キングダム』 2019年 日本
【海外タイトル】KINGDOM
【監督】佐藤信介
【脚本】黒岩勉
    佐藤信介
    原泰久
【原作】原泰久 漫画コミック「キングダム」
【製作】松橋真三
    北島直明
    森亮介
    平野宏治
【製作総指揮】
    木下暢起
    伊藤響
【ナレーター】吉永幸一
【出演者】
奴隷 信(山﨑賢人)
奴隷 漂/始皇帝 嬴政(吉沢亮)
楊端和(長澤まさみ)
河了貂(橋本環奈)
成蟜(本郷奏多)
壁(満島真之介)
昌文君(髙嶋政宏)
王騎(大沢たかお)
騰(要潤)
左慈(坂口拓)

合わせて読みたい原作キャラクターとの比較感想

超感想中心の評価考察・レビュー

原作の良いところを忠実に再現

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『キングダム』は原作コミックの50巻を記念してとして映画化された。原作コミックにほぼ忠実に作られており、個人的にはアニメ版よりも遙かに質が良いと思います。

正直、アニメ版は絵と声が合わなすぎる気がしていて、惰性では見ましたが入り込めませんでした。(あくまでも個人的コメント)

ただし、こちらの実写キングダムはオリジナルストーリーの是々非々はあるとしても、映画単品でもよい仕上がりを見せています。

原作コミックの王弟反乱編(1巻 – 5巻)までを描いています。

原作コミックでも本映画でもそうですが、”信”は親友の”漂”の事ばかりしゃべっている、まだまだ小さなお子ちゃまな甘ちゃんな男です。

ただ、その熱い想いがあったればこそ王弟から王座を奪還できるところまでハートを持ち続ける、初やつ(ういやつ)です。

まだ、そういう青々したところのパートですから、山﨑賢人の大げさ感満々の演技も嫌味なく”信”っぽくて面白かったです。

映画としての原作への忠実性としては、佐藤信介監督のインタビューによると

「コミックであるが故に原作のイメージを大事にし
 映像化したときの見え方や音、鎧ズレの音
 俳優さんが着こなして歩いたときのたたずまい、武器の音まで細部までこだわっている」

とのことをおっしゃっていました。

並々ならぬ作り込みをしているそうです。

コミックが原作の作品では、読者一人一人の頭の中に既に出来上がったイメージがあります。

そのイメージを彷彿させて、映画の中に没頭させるのは並大抵では難しいですね。

映画脚本からであれな、最初から映像が原点として考えて構成していけばいいので。

そういう音であったり、映像のように流れる”動”に描写が忠実性・エンターテイメント性を確実に分けてしまうのが小説・コミック原作ですね。

ましてや、本作はメガヒットしている原作の『キングダム』ですから。

そういう意味で、原作者の原泰久が脚本に加わっていることで、制作側からもこだわりを原作者目線で確認し行くことができたとのこと。

想像の範囲と原作者のイメージ、観客のイメージと全てが一致するかそれ以上を映画でポジショニングしないと行けないのでかなり力のこもった作品です。

原作漫画・コミックとの違い 差分

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コミック『キングダム』オタクってほどではではく読んだことがある知識レベルでも、

映画『キングダム』を見たときにはいくつかの変更点やオリジナルストーリーに気がつくことができます!

コミックの1巻~5巻までを2時間の映像に収めるというのは、相当な構成力、編集力と脚本が重要になったと思います。

制作陣と脚本の腕の見せ所です。

相当練り込まれていることがうかがえます。

その上で、

随所にオリジナルストーリであったり

原作を既存しないように書き加えて変更されています

  • 冒頭の王騎のシーン 憧れる信 原作には無し
  • 漂が王宮へ行った後の飛び上がって脳天・首突きの練習 原作には無し ★ラストシーンへの布石
  • ムタに信が毒矢にさらされる 原作はなし ★信が気を失う理由となっている。原作では熱と疲労
  • 山の民の住処への行き方 ★原作では全員では無く信、貂、壁の3人が追っかけます
  • 信の戦いのラスボスが左慈とランカイで入れ替わっている ★原作ではランカイ
  • 左慈を倒すときに脳天首突き ★ラストシーン追加
  • ランカイは原作では山の民族に引き取られる

いずれも改悪では無くて、すっと目に入り納得できるので映画としてよい変更では無いかと思います。

合わせて読みたい原作に忠実な漫画からの大作『アルキメデスの大戦』

映画感想・評価

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原作コミックの『キングダム』が好きすぎて、本作をどうしても辛めに見てしまいます。

それを差し引いても申し分なく良い作品に仕上がっていると評価します。

本映画単品で見たときのオリジナル原稿・脚本としてみても、かなりのハイクオリティーの作品だとおもいます。原作ありきかもしれませんが、ものすごく評価できます。

個人的にはアニメ版の『キングダム』はイメージがかなり狂ってしまうので、途中で見るのをやめてしまいました。

声かなやっぱり、漫画との頭の中で出来上がったイメージが違い過ぎて、それは客観的に見れなくても仕方ないよね

”ほげる”的には原作コミックとの比較では文句なくアニメ版よりも上で、かつ本作品のオリジナル分もまったくオリジナル漫画を棄損するほどの改悪はされていません。

また、原作の楊端和の圧倒的な美しさ、王騎の武将魂の熱さをどのように表現してくれているのかドキドキしたが、本作品を見て納得。長澤まさみの圧倒的な美と、大沢たかおの毅然とした演技で大満足しています。

まあ、もう少し王騎の将軍は、ホモっぽく、熱い漢っぽさを見せてほし語ったですが、映画としては十分!

原作を意識したキャスト・配役

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当サイトの記事【『キングダム』原作キャラクター解説と映画キャストの9キャラクター徹底比較】で紹介していますが、映画キングダムの各キャラクターと原作の漫画キャラクターも味のあるキャスティングになっています。

原作はコミックなので、各キャラクターは千差万別の特徴をもっています。

熱いキャラから、静かなるキャラ、果てはランカイのような異形のキャラクターまでいます。

映画となるとそれらの既にイメージが出来上がっているキャラクターに各キャスト陣を配役していくのは相当大変なことだと思います。

映画『キングダム』では、原作者をもいれて企画しているだけあり、配役がかなりのクオリティーでイメージ通り

こういう作品では、どこかしこ絶対イメージが合わないキャラクターも出てくるのが普通だすが、

『キングダム』ではかなりのレベルで俳優陣もコミックのキャラクターの特徴を良くつかんで演じきっているので高評価です。

主演の山﨑賢人は熱すぎて火傷しちゃうよ

信を演じたのはイケメン俳優の山﨑賢人です。

本作を演じるのに、トレーニングや漫画キャラに入りこむイメージ特訓をかなり積んだとのこと。

それだけに、熱い演技が特徴でした。でも全然変な感じや、ちぐはぐな感じはしませんでした。実に原作の”信”の特徴をとらえて、山﨑賢人なりのイケメンではない”信”を真正面から演じています。

テレビでも、映画でも山﨑賢人という俳優の幅の広さが本当に魅力です。

同じく漫画キャラを扱った映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』、『斉木楠雄のΨ難』、『四月は君の嘘』などどれも個性的な役を演じきれる俳優です

羌瘣(きょうかい) の登場シーン

当然原作のコミックに忠実なのは嬉しいが、個人的な感想としては羌瘣(きょうかい)と言うキャラクターをを次作の映画への伏線でいいから登場させて欲しかった。

羌瘣(きょうかい)は、謎の暗殺集団で伝説の旅団、蚩尤(しゆう)に属する少女キャラです。

かわいいらしい男の子のような服装ですが、時間がたつにつれ女性であることが発覚し河了貂含めて微妙な空気が”信”との間に流れ恋愛なんだか親友としてなのか・・・・

どちらにしても信の腹心部下であることは間違いないです

コミックでは残念ながら6巻以降に登場。
6巻の表紙を飾っている女の子です

次作があるのなら、羌瘣(きょうかい) が間違いなくキャスティングのポイントになると思われます。

それだけに、本作で少しでいいから可能性を示して欲しかった・・・・・

史実には実は、羌瘣(きょうかい)がいます。

女性だったかは不明ですが、あんだけ可愛くて本当に暗殺者軍団だったら恐ろしいですけどね。

本当に次作が期待されます。!

呂不韋(りょふい)の登場シーン

羌瘣(きょうかい)とあわせて、重要なキャラクターの呂不韋(りょふい)の登場シーンも残念ながらありませんでした。

呂不韋(りょふい)は、”政”を陰から操り秦王まで導いた天下の大商人だ。商人の身分でありながら本気で王族を狙っている『キングダム』コミックでは悪党の定義とされています。

次作の映画があるときのキャスティングが非常に楽しみとなります。

主題歌 ONE OK ROCK、“Wasted Nights”

ワンオクが、『キングダム』の魅力を盛り立てているのは間違いない。

本プロモーションMVをみるだけでも、胸熱になってくる。
いつ聞いてもタカの声が心に染み入ってくる。

海外の評価 2020/04時点

評価は、批評家・視聴者ともに、もの凄い数字です

英語字幕のトレーラーもありますので、海外展開されていると思われます。

腐ったトマトさんでは、視聴者からはもの凄い高い数値です。

imdbイメージ画像
Metascore
(批評家)
62
User rating6.7/10
ROTTENTOMATOイメージ画像
TOMATOMETTER
(批評家)
93
Audience96

映画まとめ

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”ほげる”的には、超おすすめの映画だ!
何度も書くが、原作コミックはかなりのおすすめ、合わせて読んでもらえたらと思う。
一気読みが絶対おすすめだが、
没入感が半端ないので、注意されたし。

以下、映画『キングダム』での原作部分のコミックです

やっぱ、読むのなら1巻からだろうと思います!

めっちゃおすすめです

✔原作キングダム好き
✔イケメンが好き
✔とにかく長澤まさみの美しさをみたい!
✔中国の歴史はいいよね

こういう人は、絶対気にいると思います

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      5
 キャスト       5
 ストーリー構成    4
 初見で読み取れない謎 5

いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、面白い作品と思います。