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映画『恋妻家宮本』その夫婦は離婚届から始まった!斬新な視点で家族の絆を描く:動画配信・映画感想あらすじ考察

映画『恋妻家宮本』は、2017年1月28日公開された作品、主演は阿部寛。監督・脚本は「家政婦のミタ(2011年放送/主演:松嶋菜々子)」「過保護のカホコ(2017年放送/主演:高畑充希)」「35歳の少女(2020年放送/主演:柴咲コウ)」等の人気脚本家・遊川和彦が初の映画監督作品!

今回の阿部寛さんは

家族の父親として、夫して、先生として「悩める主人公」として登場します!

「ドラゴン桜」の桜木先生とは違い、優柔不断でどこか気の弱いところもありそうな雰囲気の先生です。

相手の妻役として、天海祐希さんが登場しますが、阿部寛さんとも息ピッタリです!

重松清さんの小説「ファミレス」を原作に、湯川さんが大胆にアレンジを加えたホームドラマ!

~「恋妻家(こいさいか)」とは~

・妻への思いに改めて気が付いた夫の事。

・言葉にすると新しいけれど、世界中の夫の中に必ず眠っている気持ち。

(※公式HPより抜粋)

子供が巣立ち、いきなり2人きりとなった宮本家。

今までとは違う、新たな生活が始まる時、2人が決めた決断とは–?

笑いあり、ほろりと涙あり。心が温まること間違いなし!

☆3のおすすめ(5点満点)

感想中心となります

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

宮本陽平(阿部寛)と美代子(天海祐希)は、学生時代に合コンで付き合うようになり

卒業と同時にできちゃった婚となる。

その後、夫婦から父、母となる。

そして結婚生活27年が経ち、息子が結婚し巣立って行った今、夫婦として生活していくことに戸惑いを感じる2人。

優柔不断でなかなか決める事が出来ないが、浮気一つせず、教師として真面目に働いていた陽平。しっかり者で決断するのが早く、きちんと母として務めてきた美代子。

陽平はこのままの自分で満足していた。しかしある日陽平は、妻の捺印された離婚届を本棚の中から発見してしまう。

[showTable]

映画情報&キャスト

『恋妻家宮本 』 2017年1月28日公開

【原作】重松清『ファミレス』
【監督・脚本】遊川和彦
【製作】中村理一郎、市川南
【プロデューサー】福山亮一、三木和史
【共同プロデューサー】上田太地
【劇中歌】吉田拓郎
【音楽】平井真美子
【編集】村上雅樹
【助監督】菅原丈雄
【ラインプロデューサー】本島章雄

【キャスト】

・宮本陽平(阿部寛:工藤阿須加)
・宮本美代子(天海祐希:早見あかり)
・五十嵐真珠(菅野美穂)
・門倉すみれ(相武紗季)
・井上尚美(奥貫薫)
・五十嵐幸次(佐藤二朗)
・井上礼子(富司純子)
・宮本正(入江甚儀)
・宮本優美(佐津川愛美)
・井上克也(浦上晟周)
・菊池原明美(紺野彩夏)
・井上エミ(豊嶋花)
・陽平の母(渡辺真起子)
・陽平の父(関戸将志)
・時森(柳ゆり菜)

超感想中心の評価考察・レビュー

やっぱり見どころは、阿部寛と天海祐希息の合った演技!

優柔不断な陽平を演じた阿部寛さんと、その真逆の性格のサバサバしている美代子役の天海祐希さん。

観ていても凄くシックリきていて、夫婦という設定に違和感はぜんぜんありませんでした!

逆に男らしさガッツリの阿部寛さんと天海祐希さんで演じた夫婦も

どんな感じになるか観てみたい気がしますが

そうなると家族感ゼロになり、職場になりそう笑。

この「恋妻家宮本」の映画について、

阿部寛さんと天海祐希さんが単独インタビューを受けていますが

その話の中で「僕たち似ているんです」と語っています。

しかし、湯川監督は「役者として二人はタイプが違う」と語っていたそうですが

阿部さんも天海さんは

「ボクは近い気がするんです。実はスポーツクラブでお会いすることが多くて」

「そうなんですよ。」

と語っており、「話をすると、仕事に対する姿勢も似ている気がする」と言っています。

天海さんは身長が171㎝あり、女性では背が高く、元宝塚歌劇団月組の男役のトップスターでした。

しかし、阿部さんとならぶと、すごく華奢に見え、映画の中ではとても可愛らしい妻に見えます!

「正しさ」と「優しさ」。

陽平は中学校の教師。

子供達に話を合わすこともできて、自分ではそこそこ生徒に人気があると思っている。

いつも、クラス中心のムードメーカ・ドンこと、井上克也。

克也の同級生・メイミーこと菊地原明美が、陽平に「ほったらかしにしていいのか」と問い詰める。

陽平は誰の事を言っているか分からず、後に、ドンの家庭が荒れている事に気が付く。

メイミーに「先生、教師あってないんじゃない?」とまで言われる。

ドンの母は、彼氏とドライブしている時に事故に合い入院。

「子供をほったらかしにして、何をしているのか!」と

ドンと同居している祖母は母親に激怒。

祖母は「あんな母親の見舞いに行くな」とドンに言い

幼い妹の前で母親の悪口を言いまくっていた。

ドンは、母親が悪く言われるのが耐えれず「ばあちゃんの飯は食べない!」とハンストを起こしていた。

その事が続き、ドンは授業中倒れて保健室に運ばれる。

聞けば、妹も祖母の食事をとっていないらしい。

陽平は料理が得意で、ドンでも作れそうな簡単なレシピを紙に書いて教える。

その後、ドンの母親が入院中「ご飯を一口も食べない」ことを知る。

自分を責め、子供に合わす顔がないと悩み、食事をとらない事を知る。

そこで陽平が「お母さんに、弁当を作って持って行ってやれ」と提案。

ドンの家で、教えながら弁当を作っていると、祖母がいきなり予想外の帰宅。

陽平に「勝手に人の家に上がり込んで、何しているの!」と、今までの陽平の行動も含め、罵倒する。

しかし、ここで今まで優柔不断だった陽平が変わった瞬間!

ドンは、ご飯を一切食べないお母さんの為に、お弁当を作っている–。

これは、彼の優しさ。

おばあさんは、今まで子供に一生を捧げてたこと。これが正しい事だと主張する。

陽平は、

「確かにおばあさんが言うように、正しい事も、とても大切なことです。

だが、優しくない。」

正しい事も大切だが、優しさの方が大事では?

このドンが今行動に起こした優しさも、とても大切な事だと思っていると陽平は告げる。

そして次のセリフが私の心に刺さりました!

「戦争は、正しさがぶつかるけど、優しさはぶつからない。

2つの優しさがぶつかったら、もっと大きな優しさになる。」

――確かに――!!!

先生ぽい理屈でしたが、妙に納得のできるセリフ!このセリフは一番感動しました!

気になるロケ地は?

①「こいづま」駅。

映画最後に、夫婦二人がホームを挟んで対面した場面で「こいづま」という駅名が表示してありました。

しかし、この駅名は架空のようです。

ロケ地は、関東鉄道常総線・新守谷駅です。終電後に、ロケとして使わせてもらったそうです。

②陽平がいつも行っていた「ファミレス」はどこ?

千葉県北部の茨城県境、成田線布佐駅と新木駅の間にある旧「レストランステラ」

※2013年11月に閉店。

ここで、映画撮影の為、外観をすべて「デニーズ」のセットにして撮影を行ったらしいです。

メニューや食べ物も、ちゃんとデニーズで実際に作っているものを出していました。

全てちゃんと再現してあるのが凄いですね。

陽平と美代子の若い頃のデニーズも、昔風に再現してありました。芸が細かい!

映画の感想まとめ

エンディングで流れた曲は、吉田拓郎さんが作った曲。

ファミレスに場面が映り、陽平が座っている。

そして伴奏が終わると、いきなり陽平が「私は今日まで生きてみました♪」と

歌いだしたのには驚いた笑!

「お前が歌うんかいっ!笑」と突っ込みを入れてしまいました笑。

吉田拓郎さんは歌わないのか?と思っていたら

他の出演者たちも次々歌いだして

最後は、ミュージカル調になっていました笑。

学生時代の陽平と美代子や、陽平の両親達が、次々と場面に現れて

歌を繋げて歌い続ける。

「ああ、きっと陽平の今までの人生の思い出がファミレスに詰まっているんだろうな。」と思いました。

陽平がいつものファミレスで、いままで生きてきた歴史を振り返り、噛みしめているようにも見えました。

更にドンの家族、陽平が通っていた料理教室の生徒夫婦も、次々登場し、幸せそうに歌っていたので

結果的に皆ハッピーエンドになったようです!

この映画は

ずっと一緒にいすぎて、空気のような存在になり、思いやりが欠けてきた夫婦におススメ!

「子供が巣立ったら…。」

と考えると、子供が生まれてなかった頃の夫婦に戻れるのだろうか?

そもそも、子供がいなかったとき、どんなふうに日常を過ごしていたのだろう。

子供中心として生きてきたが、その子供がいなくなった時、夫婦としての価値観はお互いどう感じるのか…?

映画の主人公達も悩みながら、仕事と同時進行して日常を過ごしていく。

お互い答えが出た時は…。

とっても温かい映画だと思いました!

その他にも、コメディ要素がたっぷりなのでとっても楽しめると思います!

-yumichi-