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『セッション』音楽とはかくも厳しく道険しいものなのか!ほとばしる汗と情熱のぶつかり合い:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信

2021-03-20

映画『セッション』2014年に公開されたアメリカ映画!音楽(ドラム)にここまでの情念と情熱を傾け音楽家を育てる過程を真剣に映像化した映画がかつてあっただろうか?ほとばしり、飛び散る汗と流れるリズムだけのはずが映画としての完成度を高める

とある友人に『セッション』という映画を薦められた。聞けば音楽大学の生徒と教師のレッスンを描いた作品だという。え〜どうせまた不良少年とかが心をわ入れ替えたとかじゃないの〜?と言えば、全く異なる映画だという。楽器は全くできないし、いいか悪いかなんかわからないんじゃないかなぁと一抹の不安を抱えながら映画を観てみた。す・凄すぎる・・・というわけで今回は映画『セッション』をご紹介したいと思う。

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映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む

音楽映画といえば、『セッション』を薦める人は多いだろう

自分は音楽的センスもまるでないし、聞く専門で興味もないのだが・・・それでも真剣な音楽を映画で観るってことはちょっとした感動だった。本作は、音楽大学の生徒と教師のレッスンを描いた作品で、え〜どうせまた不良少年とかが心をわ入れ替えたとかじゃないの〜?って見始めるが、全く異なる映画だとということに気が付く

楽器は全くできないし、いいか悪いかなんかわからないんじゃないかなぁと一抹の不安を抱えながら映画を観てみたが、素人でもわかる凄さ!

す・凄すぎる・・・というわけで今回は映画『セッション』をご紹介したいと思う。

物語は、全米屈指と言われる音楽大学で、主人公のアンドリュー(マイルズ・テラー)がドラムを叩くシーンからスタートする。彼は将来歴史に名が残るような偉大なドラマーになることを目指して日々練習を続けているのだ。そんな彼の元に、大学の中でも指折りの名教師であり指揮者であるフレッチャー(J・K・シモンズ)が現れる。フレッチャーはアンドリューに対し、自分が指揮するバンドの練習に参加するように促し、フレッチャーとアンドリューの狂気とも呼べるレッスンがスタートする・・・

一言で言えば凄まじい映画。CGや火薬を使った派手な演出は一切なし。スーパーマンが悪人をやっつけるという展開もなく、ただひたすら主人公のアンドリューが、フレッチャーの怒鳴り声に耐えながら上手くなりたいという一点を見据えて突き進んでいっている映画なのにも関わらず、ホラー映画を彷彿とさせる人間の狂気に近い姿が描かれている。ホラー映画のクリーチャーに対する怖さというよりも、鬼気迫るアンドリューの姿に畏敬の念を感じるという言い方が正確かも知れない。


一方で主人公アンドリューを追い詰める教師のフレッチャーの存在も秀逸だ。怒鳴ったりする内容はすごいが、フレッチャーがもまた素晴らしいミュージシャンを育てるという点にだけ情熱を注いでおり、軍隊の鬼軍曹も真っ青というレベルで生徒達を追い詰めている。映画の中の話ってわかってたけど、かなり観ていてビクビクしてしまった。映画のシーンなのにすごいいい演奏だなぁ〜と思ってたら、フレッチャーマジギレ!

さすがJKシモンズ圧巻の演技、唾が飛びまくっている、汗がほとばしり、ドラムスの上で弾けて、そしてはずむ
演奏の何が悪いのか、視聴者にはわからない。いやここまで作りこんでいるなら、きっと本当にフレッチャーの指摘通りの間違いがあるのだろう・・

そんなの素人には分からないが、凄さだけは伝わってくる

ピリピリする。音楽映画でここまで緊張するのは初めてだ。

それが何回も続くと演奏しているわけでもないのに、まだ完璧ではないのでは?と不安になり、

期待を裏切らないフレッチャーが再度マジギレ!の繰り返し。

スポーツ映画とかだと鬼コーチが怒るシーンはよくみたりするのだが、音楽映画でみたのは初めてだった。いい意味で音楽に対する価値観が変わったかも知れない。スポーツは勝ち負けという形で結果が出るが、音楽では勝ち負け(コンテストの勝ち負けはあるけどね)ではなく完璧を追求していくんだなぁと思った。(個人の見解です)

エンディングについては意見が分かれる映画だと思う。

フレッチャーが意図したものなのか、意図せずにおきたものなのかがハッキリしないで終わるからだ。なので、視聴される方は是非映画を観て自分なりの解釈を見つけて欲しいと思う終わり方だと思う。(ネットのあらすじ解説とかで断言しているものもあるけど、視聴者に委ねられる、もしくは視聴者が想像できる余地を持った映画に断言は必要ないと思ってる)

総じて言えば必ず見たほうがいい映画と言える作品だと思う。

低予算ながらアカデミー賞を3部門受賞したというのも納得できる。アンドリューがドラムにのめり込んでいく姿は、鬼気迫るほど集中する人間の姿はなかなか映画といえども見れるもんじゃないし、アンドリューだけでなく音楽に活路を見出そうとしている生徒達が一つのセッション、はたまた一つのソロパートにどれくらい情熱と時間を費やしているかを見てほしい。

一つのことを突き詰めようとする人間はかっこいいを通り越して畏敬の念をもってしまうことを感じるのではないだろうか。また、フレッチャーの指導方針を愛と捉えるのか、フレッチャーのエゴだと捉えるかで見え方が変わると思う。

余談だが、ワイドショーとかで日本の昔の体育会系というかスパルタ指導方針が叩かれることが多い昨今だが、この映画を観せた時ワイドショーのコメンテーターは一体どういうコメントをするのか気になる次第ではある。

― hogeru -

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