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『オーシャンズ8』美魔女軍団の仕掛けるスタイリッシュ怪盗物語:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信

映画『オーシャンズ8』はオーシャンズ11シリーズの後継として監督をゲイリー・ロスに変えて送る、2018年のアメリカのサスペンス映画!伝説の泥棒オーシャン家のダニーの妹デビ―は出所すると昔の仲間に声をかけてかねてより計画していた宝石を盗む計画を行動に移す・・

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映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む

今回はなんてことのないきっかけから見ることになりました

アマプラの中を気持ちよく散歩していたのです。個人的にそれまでは『オーシャンズ11』シリーズが好きすぎて、どうしても駄作ではないかと、かってに避けていた『オーシャンズ8』

目が合っちゃいました

なんとなく勝手に8のイメージを作ってしまっていたので、本当に食わず嫌いだったのですが、結論から言うとめっちゃ面白かった。監督も11のスティーブン・ソダーバーグ監督からゲイリー・ロス監督に代わり、そして出演する泥棒チームは女性だけのオーシャンズ達で新たに泥棒に挑む

それでは、さっそくあらすじを紹介したい

伝説の泥棒オーシャン家のダニー・オーシャンの妹デビ―は家業とも言える窃盗の罪で5年の長きにわたり服役し、出所の時を迎えていた。彼女をはめて刑務所へ送り込んだ男への復讐とかねてより考えている史上最高のカルティアの宝石を盗み出すために、昔の仲間と宝石を盗む為に新たな仲間を集めて計画を実行に移す時がきた・・・

以上

あらすじでいうと、短ーい

かつ、わかりやすーい

単に宝石泥棒ですって、だけ

全体的にスタイリッシュでリズミカルで、犯罪映画なのだけれども泥棒側を応援したくなる、そんな映画構成。そうオーシャンズ11と同じく、まるでルパン3世を見ているかのような爽快感と達成感が得られる映画

決して犯罪が良いというわけではないのですが、全くもって”犯罪=悪”という公式のそれを感じさせる要素がないのが本作のシリーズを通じての特徴でしょう

オーシャンズ11が素晴らしすぎたので、良い所が消されているかと思いきやオーシャンズ11と同じように、犯罪計画を通じての仲間集めと伏線をちりばめた演出の数々。そして種明かしをしているようでいて、なにかもう一押しのが謎と言うか伏線回収があるのが健在だった。

物語を通じて、ダニー(ジョージ・クルーニー)が行方不明の死亡になっているのが印象的、どことかくどこからともなうジョージ・クルーニーがカメオ出演するのではないかとドキドキしながら目を見張っていましたが、出演していませんでした。(^^♪

しっかり製作には、スティーブン・ソダーバーグとジョージ・クルーニーが名を連ねているんですけどね

デビ―役の、サンドラ・ブロックが妹役ってのが、いかにもって配役ではまり役

相棒役のルーをケイト・ブランシェットが演じ、二人してまさに美魔女

絡みは意外とすくなく、ブラピとジョージ・クルーニーのコンビのような阿吽の呼吸とまでは感じられなかったのは正直なところだけども、女性同士だとああいう関係性なのかとも思い。

パートナ役としては本当にふさわしい感じ、その他オーシャンズ8に、一人足りないじゃんって劇中のもやもやもラストに向かうにつれて明らかになっていく構成なわけですよ。

出演する女性もラッパーだったり、一線を退いた泥棒仲間だったりとアメリカで見ていたらオーってなる各方面の有名人のキャストで構成されているわけです。

個人的にはヘレナ・ボナム=カーターが、さえないドレスデザイナー役を演じているのがツボにはまりました、『眺めのいい部屋』で話題になったイギリス美人で、最近では悪い魔女とか変な特殊メイクに身を包むことがおおかったのだけれども、本来は演技派中の演技派女優

その彼女が、借金で首が回らない為に、犯罪に身を落としていくってのが・・こういうカルト映画に出演するってのと相まって皮肉な構図でエッジが効いていますわ

全体的に、スタイリッシュでスカッとすると思う一方で、ちょっとディテールには甘いよなーって思うところも多々あり。

特に、肌身につけている宝石について、外された事に気が付かないものかと思うわけですよ。

さらに、アン・ハサウェイ演じる宝石を身に着けたダフネが、いくら嘔吐しているからと言って、宝石が無いことに気が付かないものかと・・・

ダフネの宝石を警備している二人組も、ダフネが走っている最中に宝石を落としたのか、トイレで宝石を失くしてしまったのか気がついてもよさそうなものだ。。。

カルティエの警備員はじめ、警察も最後に入出場者の記録と、監視カメラ映像の突合せで、誰が増えて、誰が身に着けている宝飾が変わっているのか、そのくらいの捜査をしてもいいのではないかと悶々としてしまうので、これはダニーの妹の計画なので”甘い”の一言でいいだろうか・・

その映画のディテールはオーシャンズ11にはかなわないなーと思う一方で、カメオ出演だけども、重要な役柄でルーベンとルーがオーシャンズ11からの繋がりで出演してくれている。これはシリーズをちゃんと見ている人にはたまらない演出だろう。

ニュースではライナス役のマット・ディモンも出演していたが出演シーンがとある理由で一切カットされたとのこと、残念な事であるが・・・きっとルーベン、ルー、ライナス合わせて11人にして洒落を利かしていたのであろうと思うと非常に残念。。

総じて、面白く見ることが出来て、シリーズとして11,12,13を見ていなくとも、映画として十分に楽しめる。

さらにオーシャンズ11を見てから本作を見ると面白さは倍増するに違いない。

一方で、怪盗のトリックや、その全体的な”あっと驚く騙し”を楽しむための映画としてみると、さほど謎解きは多くなかったように感じる。オーシャンズ11のような圧倒的なトリックやハプニングに対しての、計算されつくされた感動ってのは少なかったのが正直な感想だ。

どれもどこか想像できる範囲に収まっていたので、残念ではある・・

それでも、ラストシーンでデビ―が保険屋のにーちゃんと交渉するのがなんとも、女性らしい交渉術を出していて、ダニーではこんなうまい具合に行かないだろうなと思いつつ、

シリーズで、オーシャンズ9,オーシャンズ10と出してくれればスターウォーズのようんシリーズがつながるじゃんと勝手に妄想を膨らませつつ、

おススメ致します

― hogeru -