映画感想『スピード』キアヌ・リーブスのアクション原点でヤン・デ・ボン監督デビュー作

2020-01-29

映画『スピード』はキアヌ・リーブスの出世作であり共演のサンドラ・ブロックを一躍有名にしたノンストップアクション映画!高速で走るバスに仕掛けられた爆弾を巡ってSWAT隊員のジャックが爆弾魔と駆け引きをしながら乗客を救出していく。バス爆発のトリガは時速80km以下になると爆発する!ハイスピードでバス乗客の脱出劇と止められないバスを走り続けさせるアクション映画

本作はあらゆる意味で、デビュー!

って言葉がはまります。

名匠ヤン・デ・ボン監督が、これまでの各アクションヒット作の撮影監督の実績を引っ提げて監督デビュー!

さらに本作では、アカデミー賞の音響編集賞・編集賞を獲得するに至っています。

キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロックは厳密にはデビュー作であアリませんが、彼らの名を世に知らしめ定着させた一作となります。何度見ても、映画タイトル通りのスピード感を感じられる飽きの来ない展開で、引き込まれます

超おすすめの映画です

それでは見ていきましょう!

あらすじ ネタバレなし

アメリカロサンゼルスのとあるビルに爆弾が仕掛けられた。爆弾魔はエレベータに爆弾を仕掛け、エレベータを開かなくして乗客を人質に取った。
ジャックはじめ特殊部隊SWATの活躍により、乗客は救出されて爆弾犯をあと一歩の所まで追い詰めたが惜しくも逃がしてしまう。
数日後、爆弾魔からジャック当てに電話がかかってくる
「市内バス2525番に爆弾を仕掛けた、爆発させたくなければ身代金を払え!」
爆弾魔はバスの乗客を人質に取り、身代金を要求してきたのだ。それだけではない、バスの速度が時速80kmを下回ったら爆発するというのだ。
ジャックは自らバスに乗り込み、スピードを出した状態で次々襲ってくる難題から乗客を救うべく奔走するが・・・

あらすじ詳細はMIHOシネマさん参照

映画情報&キャスト

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『スピード』 1994年 アメリカ
【原題】Speed
【監督】ヤン・デ・ボン
【脚本】グレアム・ヨスト
【製作】マーク・ゴードン
【製作総指揮】イアン・ブライス
【音楽】マーク・マンシーナ
    ビリー・アイドル 主題歌『Speed』
【出演者】
ジャック(キアヌ・リーブス)
 :LAPD SWATの隊員
  ビル爆破犯を追い詰めたことで
  何故から名指しで狙われる 
ハワード・ペイン(デニス・ホッパー)
 :ビル爆破犯
  バスに爆弾を仕掛ける。
  元アトランタ警察爆弾処理班 (退職済み)
アニー(サンドラ・ブロック)
 :爆弾をしかけられたバスに乗り合わせた乗客
マクマホン(ジョー・モートン)
 :LAPD SWATの隊員
  ジャックの上司
ハリー(ジェフ・ダニエルズ)
 :LAPD SWATの隊員
  ジャックの同僚

超感想中心の評価考察

ヤン・デ・ボンの初監督作品

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『スピード』は、オランダのヤン・デ・ボン監督の初監督にして、超絶ヒットを記録したアクション映画です。ヤン・デ・ボン監督はこれまで撮影スタッフとして数々の映画に携わった経験を活かして本作品に取り組んでいます。

ヤン・デ・ボン監督が過去に関わった映画として、『レッド・オクトーバーを追え』『ダイ・ハード』などで、そう言われてみれば『スピード』の中にも、『ダイ・ハード』の要素を見つけることが出来ますね。

  • 主人公の警察が追い詰められる
  • 犯人は最後の切り札を残ししている
  • 等々です

卓越されたカメラワーク等は本当に凄い、よく止められない高速バスでスピード感を意識して撮影を行えたものと感動します。

音響などが評価されて翌年のアカデミー賞で2部門タイトルを取っています。(受賞は、音響編集賞・編集賞を獲得)

キャリアでアクション原点となったに違いないキアヌ・リーブス

主人公ジャックを演じたキアヌ・リーブスは、本作に出演するに当たって数ヶ月もジムで鍛えたとのこと、それぐらいでないとSWATのエリート隊員のジャックは演じられないですね。

関係ないですが、アメリカ映画とドラマって、本当ジャックって名前が多いです、何か一般化のイメージ以外に正義の味方的なイメージでもあるんですかね。

脱線しました、今では押しも押されぬスターダムにのし上がっていますキアヌ・リーブス。

彼の地位を不動にしたのは、『マトリックス』シリーズ、『ジョン・ウィック』シリーズですが、世界的スターにのし上げたのは、本作です。

悲しいことですが、この映画の撮影最中に『マイ・プライベート・アイダホ』で共演しプライベートでも大親友のリバー・フェニックが亡くなっています。

キアヌ・リーブスの演技に影響が出ないわけはなく、しばし休業を経てから撮影を再開したとのことです。

ヤン・デ・ボン監督がそれを許容するのもすごい太っ腹で、信頼関係もうかがえます。

合わせて観たいリバーフェニックス作品『スタンド・バイ・ミー』

キアヌ・リーブスと言えば、この映画までのキャリアでは『ハート・ブルー』が少しアクション要素が入る物の、それ以外では若手のイケメン男子くらいのイメージが強かったです。それがこの『スピード』の世界的なヒットでアクション俳優として完全に認知されました。

個人的にも『ビルとテッドの大冒険』のイメージが抜けたのは本作品からですね。

デニス・ホッパーの悪役ぶり

デニス・ホッパーは、元警官で逆恨みをした役の悪役です。

『イージーライダー』のイメージでどうしても見てしまいますが、安定した演技です。

いぶし銀のように、普通の警官がサイコしている雰囲気を醸し出してくれます。

イージーライダー以降はぱっとしない時期が続きましたが、こういうサイコや悪役として、本作以降の作品の幅が広がりました。

隣のお姉さん的美人

サンドラ・ブロックは、たまたま乗り合わせたバスの乗客です。色々な問題にジャックと共に機知をきかせて乗り切っていきます。

本作で完全に、隣のどこにでもいそうな美人(実際はかなりの美人ですが)と言うフレームワークを獲得したのではないでしょうか。

アメリカでも"GIRL NEXT DOOR"として、名をはせました。

実際、隣に住んでほしい女優でNO1を獲得したりしています。

プロヂューサーとしても名乗りを上げ始めていますが、最近では『ゼロ・グラビティ』での演技で再評価されて再び表舞台に戻ってきています。

本作のあとキアヌ・リーブスが『スピード2』に出ませんでしたので、一人ほぼ主役で次作にまで出てしまうまでに人気が高まっています。

台詞の「危機の中で生まれた恋は長続きしない」も有名ですよね。

大きな意味で、2作目はヒットしない

と2作目にはどちらか(キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック)は出演しない

という伏線になっています。

バスの速度は80km以上

「バスの速度は80km以下は爆発!」

台詞で言われているだけなのに、この定義が映画の方向性を強烈に決定づけています。

旨い手法ですね。もちろん実際のアクションとして色々な制約の中で苦労して撮影していくんでしょうけど、この”縛り”があるために、映画全体に緊張感を作ることに成功しています。

バスが高速道路の工事中の箇所を大ジャンプするときなどもそうですね、80km以上出せれば、そこには問題が全くないのですから。

この極限状況からの抜け出し方を視聴者が考える好きを与えず、次々と問題をぶつけてきて、まさに映画そのものもスピード感のある展開で中だるみもせずにラストまで突っ走ります。

もちろん、車の『ワイルドスピード』のような純粋スピードとか飛行機の飛行速度のようなハイスピードのスピード感ではなく、そこまでの映像的なスピードは求めてはいけません。

地上を走法定速度以下っていう定義の縛りで、映画のテンポを早く展開していくタイトルも含めたレトリックが素晴らしいということです。

海外の評価 2020/04時点

評価は、批評家・視聴者ともに、非常に高評価です。

まあ、アカデミー賞とっていますしね。文句なしです

imdbイメージ画像
Metascore
(批評家)
78
User rating7.2/10
ROTTENTOMATOイメージ画像
TOMATOMETTER
(批評家)
94
Audience76

映画の感想まとめ

『スピード』は、文字通り映画の中の展開も猛スピードで過ぎていきます。見ている側を飽きさせない仕掛けが随所にあり、バスが止まった後もそれが炸裂。本当に危機だらけ。

アクション映画としても、エンターテイメント性が高くて高評価です。

デニス・ホッパーの悪役ぶりも、憎らしいぐらいで主役達を追い詰めて行きます。

個人的にはハリー役のジェフ・ダニエルをあっさり殺してくれた、デニス・ホッパーに瞬間こんちくしょーとまで思ってしまいました。

ジェフ・ダニエルスの顔がほっこり好きで・・・

脚本家が悪いんですが。それぐらいデニス・ホッパーの悪役が堂に入ってましたね。

正直、ラストシーンに繋がる列車事故は余計な気もします。

あれがあるとなんかチープなアクションになってしまった気がしました。

ただアクション大作としては、何か物語を終わらせる必然が必要なのかもですね。

息もつかせぬストーリー展開の傑作だと思っています。まだの方はぜひ見てください。
一度見た方は、ぜひもう一度!
本当におすすめの作品になります。

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      5
 キャスト       5
 ストーリー構成    4
 初見で読み取れない謎 5

いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、に面白い作品と思います。