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『ファナティック ハリウッドの狂愛者』きもいだけの狙いすぎトラボルタ:Netflix動画配信・映画感想あらすじ考察

映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』2019年のアメリカで公開されたスリラー映画。ムースはハンター・ダンバーというハリウッドスターの大ファンだった。しかし、サイン会に行ったムースはハンターに邪険に扱われたことで、彼の家を訪ねてしまう。

個人的には、アカデミー賞に関しては鉄板の面白さがあり、多少”入り”はつまらなかったとしても、のめりこむほど”見るべき”何かが必ずあり、さすが映画業界に携わった人たちが選出するだけあるアワードであると思っております。

一方で、カンヌ映画祭、ヴェネチア、ベルリンなどそれぞれ味のある選出基準があるように思う

そして、ラジー賞と言われるラズベリー賞だ

こっちは、個人的には懐疑的で面白くない映画からなんでラジー賞なのかわからないような自分基準の名作まで入っていたりするので、まったくもって信用しておらんわけです

なので、

本作で、トラボルタが第40回ゴールデンラズベリー賞最低主演男優賞を受賞していることなんてつゆほども気にせう、見ましたが・・・・

ところがどっこい、本作に関しては

ラジー賞選出基準が正しかったかもしれません。

正直かなり残念、駄作かもしれません

ストーリーや演出もさることながら、演技が奇怪ぎてトラボルタらしさがない・・

なんか、全体的にショービジネス(ファンで成り立つ)をバカにしてないかな・・・

と思う次第

まあ、ほとんでしゃべってしまいましたが

なので、評価は低く

☆2のおすすめ(5点満点)

感想中心となります

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

ハリウッドに住む大道芸人のムースはハンター・ダンバーというハリウッドスターの大ファン

そんなある日、ハンターのサイン会があると知ったムースは以前、ハンターが映画で着用したというベストを買い、サイン会に参加することを楽しみにしていた。
ムースはハンターが自分のことを好きになってくれると疑わず、バーに行っても、ハンターがいるのではないかと思い、周囲に声をかけまくり、追い出されてしまう始末。

サイン会に行ったムースはハンターに煙たがられ、邪険にされる。その後、ムースは親友のパパラッチのリアにスターの住所が分かるというアプリを教えてもらい、ハンターへの思いを手紙に書いて、ハンターの家に向かうのだった。

そこから少しずつムースは、ハンターに異常というほどの執着を見せ始める・・・

[showTable]

映画情報&キャスト

『ファナティック ハリウッドの狂愛者』2019年 アメリカ
【監督】フレッド・ダースト
【脚本】デイヴ・ビーカーマン
    フレッド・ダースト
【音楽】ジョン・スウィハート
【撮影】コンラッド・W・ホール
【出演】
ムース(ジョン・トラボルタ)
 :イギリス人の扮装でストリートパフォーマーをしているハンター・ダンバーの熱狂的なファン。
ハンター・ダンバー(デヴォン・サワ)
 :ハリウッドで活躍する人気俳優。
レア(アナ・ゴーリャ)
 :パパラッチで、ムースの手助けをする。
トッド(ジェイコブ・グロドニック)
 :ストリートパフォーマンスをしているが、観光客から金を盗んでいる。

超感想中心の評価考察・レビュー

目新しさなし:フレッド・ダースト監督

フレッド・ダースト監督が、脚本の一部を手掛けてメガフォンを取ります

いままでメジャーな作品などはないフレッド・ダースト監督ですが、本作では奇をてらった演出が目立ちます

演出もさることながら、ただストーリー性に関してはどことなく過去の”ハリウッド映画あるある”からは抜け出せていないように感じ、ちょっと独りよがりな映画になっているのは否めないのではないかと思います

感じとしては、

デニーロと、ウエズリー・スナイプスの『ザ・ファン』と、キャシー・ベイツが怪演したスティーブン・キング原作の『ミザリー』を足して、混乱を極めたようなイメージ

もちろんトラボルタの奇抜な採用など、みるべきところはあるのですが

個人的には、ストーリー展開も、あっちこっちに展開して納得いかないことが多い・・残念

やらかしたトラボルタ

何かと演技の振れ幅と役どころのキャパシティーが大きいジョン・トラボルタ

本作では、正直やらかした感が否めないです

奇天烈な髪型に、異様とも思えるファン・ストーカー心理と行動と、なんだかとらえようのない役柄を病気じゃないのかと思うような、オーバーなストーカーアクション演技でちょっと見ていると興醒めしてしまいました。

これって、ジョーカーとかなんか意識してないかな・・

さすがに、やりすぎてやらかしちゃっていますがな

ストーカーってより、精神疾患の患者って感じがしてしまいます。

個人的には、めっちゃ好きな俳優

自作には期待したい

ムースの異常性

トラボルタ演ずるムースは普段、イギリスのお上りさんスタイルでストリートパフォーマンスをしている、大道芸人

一見、それだけ聞くと至極普通

まあ、ただもう一個の趣味が、有名俳優のハンター・ダンバーのファン

趣味というか、おっかけです。

最初は彼が出演した作品で着用した洋服を買ったり、ビデオを見返したり、その程度でしたが、サイン会で直接会った時に邪険にされたことから、ストーカーのような行動が始まっていく

こんなところまでは、まだいいんですけどね。

こう拒否られると、好きな女の子ほどいじ悪したくなるあの気持ち?

ムースはやっぱり、そっち派。

男性ですけどね、恋焦がれる芸能人は・・・

異常なほどの執着心でハンターの家に侵入し、ストーカーと化していくわけですよ

さっきも書きましたが、強烈な野球ファンからストーカーになった『ザ・ファン』という映画を彷彿とさせるような内容ですが、それとはまた違った特徴・恐怖?がムースにはあります。

そうそれは、ムースの雰囲気が気持ち悪い!

というどうしようもないところ

紳士でもなし、ファンらしからぬ相手に対してのリスペクトが無い・・

若干、ジョン・トラボルタの芝居がやり過ぎで、障害者のような芝居になっているようにも感じられてしまうので、そこが受け入れられないところなんだなやっぱし・・

ちょっとね、歯ブラシは

見たくなかった・・

ハンター:人気俳優の過ち

人気俳優であったハンター

ムースがストーカーするようになり、ムースに対してかなり暴力的な態度に出ます。

まあ、そりゃあそうなりますよ

ただ、確かに、ムース自体が気味悪いというのはありますが、暴力では何も解決できませんね

早く警察に電話していれば、こんなことにはならなかったのに・・・

客商売ですからね。

現実世界では、警察呼んでほしいところですが・・

そもそも、なんでアプリとかで芸能人の住所がばれちゃうのか・・

と思ってしまいますが

ムースが来るたびに暴力を振るい、それはそれで逆両方じゃね?って思っちゃいますね

いじられるとほら、喜んじゃう人もいますから。うひょーって

ただそれが、結末があまりにも恐ろしいことに導かれていきます・・

ラスト結末

ムースが家の中に侵入し、ムースにより拘束されてしまったハンターは、何とか逃れようとムースにサインをすると約束して、ロープを解かせます。

が、ハンターはその隙をついて、ムースの目をナイフで刺すのですよ

いたそうすぎる・・・

本当なら正当防衛であるはずなのに、そこでパトカー

何故かムースが殺してしまったはずの使用人もハンターの犯行とみなされてしまい、事件の犯人はムースなのにも関わらず、ハンターが容疑者として逮捕

いや、この終わり方だけは新鮮すぎる

普通のサスペンス・ミステリーとは違う

ただ納得できなーい

映画の感想

本作はジョン・トラボルタがストーカーを演じた異色の作品です

ジョン・トラボルタの芝居の幅の広さを確認できたと思う一方で、いいところが何もなかった。

クールさもなければ、”悪い奴”ってのもなし、

お涙もなし。。。

そういう映画という印象で終わってしまっているのがとても残念でしたね。

そして、映画のストーリーとしてありといえばありですが、ラストがね

何が恐怖って、ハンターは完全にもらい事故

まあ、トラボルタ・ファンならば見てもよしな映画

それ以外では、普通のおすすめの映画です