評価感想『キャリー』プロムが惨劇の場になる超能力ホラーの元祖

2020-03-01

内向的なキャリーが学園一のハンサムと一夜限りのプロムに行けることになるが、その場でクイーンに選ばれるいたずらにはまったキャリー、学園中がこのあとに、さらなる悲劇へと向かっていく。

1970年代を代表するサスペンスホラーは、ブライアン・デ・パルマ監督の中でもサイコスリラーの中でも最高の呼び名の高い作品です。

ある意味、色々な転換点であると感じる作品です。

今鑑賞しても、ストーリー構成や背景が秀逸です。アクションとしても当時の技術でここまで”怖さ”を表現するのはすごいことだと思います。

この映画は、間違いなく期待して良いです。

おすすめのサスペンスホラーです。

それでは、以下見ていきましょう

あらすじ ネタバレあり

内向的で人との関わりを持っていないキャリーが、あるときに高校の更衣室で初潮を迎えパニックを起こす。同級生からそのことでからかわれ、ナプキンをぶつけられたりと酷い扱いを受ける。
事件に関わった同級生が先生からプロム出席か、体力強化のバツを受けるかを言い渡されるが、中心的人物のクリスは反抗してバツをボイコットしてしまう。
スーはキャリーへの謝罪の気持ちから恋人で高校のアイドル的存在なトミーをけしかけてキャリーをプロムへ誘うようにお願いする。
キャリーはトミーの申し出に最初は戸惑うものの、母親の陰湿な行動をよそにプロムへ出席する。

プロムに出席したキャリーとトミーは、クイーンとキングに選ばれて華やかなキャリーにとって再考の舞台となるが、逆恨みしているクリスと恋人のビリーから、キャリーはスポットライトに仕掛けられた豚の血を全身に浴びて、完全なパニック状態となる。

キャリーが持っていた隠されたテレキネシスのスーパーパワーで、会場は関係のない人まで巻き込み殺戮の舞台となった。クリスとビリーも逃れることができず殺される。
最後に生き残ったのは、プロムパーティーに出席しなかったスーだけであった。

映画情報&キャスト

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『キャリー』 1976年 アメリカ
【原題】Carrie
【監督】ブライアン・デ・パルマ
【脚本】ローレンス・D・コーエン
【原作】スティーヴン・キング
【製作】ポール・モナシュ
    ブライアン・デ・パルマ
【音楽】ピノ・ドナッジオ
【撮影】マリオ・トッシ
【出演者】
キャリー(シシー・スペイセク)
 :内気な女の子
  超能力を持つが、本人も良く能力に気がついていない
母親(パイパー・ローリー)
 :キャリーの母親
  母子家庭でキャリーを育て
  宗教に偏っている
スー(エイミー・アーヴィング)
 :最初キャリーをからかってしまうが
  公開してプロムに出席ししない
  パートナをキャリーの相手に指名する
トミー(ウィリアム・カット)
 :スーのパートナ
  キャリーとプロムに出かける
クリス(ナンシー・アレン)
 :キャリーをからかい、いじめて
  プロムへ参加停止処分をくらい、
  キャリーを逆恨みする
ビリー(ジョン・トラボルタ)
 :クリスの恋人

感想考察

超能力アメリカンホラーのはしり

アメリカの映画界でも、『キャリー』までの数々のホラー映画においても、おおよそ超能力を扱ったものはなかったように思います。

それまでのホラー映画と言うと、悪魔とか怪物とか、あとはホラーというよりはサスペンス仕立てのヒッチコック作品のようなものが多かったですね。

その中で超能力を題材にして、アメリカのとある普通の高校の中で起こる惨劇を描くホラーやサスペンスの王道の設定のまさにはしりです。

そういう意味で、『キャリー』は非常に大きな役割を果たしたと思うし、アメリカ社会の当時抱えてる銃であったり、校内暴力などの問題とあわせていつあってもおかしくない猟奇的な事件をもじっているようにも思います。

そういったことからも、学校と言う閉鎖空間で起こりうるパニックホラーとして反響を呼んだことでしょう。

今見ても映画としては新しく、アクションやSFと言った時代に左右されるようなものでなく、そのままの設定とストーリ構成で色あせることなく見ることができて面白いです。

現に、リメイクとして2013年版があります。キャリー役のシシー・スペイセクを、今風のクロエ・グレース・モレッツがキャリー役になり細部は違いますが骨格は同じで、やはり面白かったですね。

ただ、クロエは可愛すぎるので、ちょっとシシーのような陰にこもった不気味さは感じられませんでしたが。。。。シシーは可愛いというよりは、美しい感じですからね。

いじめられる理由がわからない、キャリーって美しいよね

日本人からするとよくわからないが、内向的で容姿に自信のないキャリー。

結構美人だと思うんだけど、設定上はそういう、いけていない風体ってことになっています。そのため、同級生から”からかわれたり”、”いじめられたり”としてしまいます。

キャリーが、18歳の高校卒業でようやく初潮が来るという設定もちょっとびっくりですが、まあそういういじられポイントがあったと言うことなのでしょう。(普通がわかりませんが、パニックになるほど知識も何もないってのは少し違和感ありですね)

少しサイコキネシスのパワーをちらつかせながら、プロムで彼女の怒りが一気に爆発していきます。

この映画のすごいと思うところは、いじめっ子だったり、キャリーを馬鹿にした人たちを血祭りにあげるのだけではなく、本当に血祭りにあげられたのは、その他大勢の関係のない高校生たちが惨殺されまっていくことですね。

怖すぎます。かつてない、殺人に最初に見たときには本当にびっくりしました。

キャリーからしてみると、誰であれ自分に対して”笑い”を向けた存在はすべて殺人の的になるということなのでしょう。

しかもキャリーは血だらけと言っても、自分は何一つ物理的な怪我をしたわけではないので、ただのパニック症状です。(言うてみれば、ただの血ノリですよ。。。)

怖いですねー、本当に怖いです(淀川長治さん風にね)

悪役がスター登竜門

時代でしょうか、ナンシー・アレンとジョン・トラボルタのコンビが小人役で、キャリーを苛め抜きます。

やりすぎでしょ、この人たち。悪乗りにもほどがありますが、アメリカの昔の映画ってベタでこういう不良風キャラっていますよね。

でも、この二人はこの映画で脚光を浴びて、この後のスクリーンではなくてはならない存在にのし上がっていきます。

ハリウッドではよくあることですね、手を抜かないで必死に悪役をやっていれば、いtか脚光を浴びる日が来る。皮肉なことですが、そういうことですね。

海外の評価

評価はかなりいいとです。批評家も一般視聴者からも相当受けがいいですね。

  • iMDb: Metascore 85点 7.4/10
  • TOMATO:92% / Audience:77%

映画の感想まとめ

『キャリー』は、サスペンススリラー、ホラーの転換点であり。ブライアン・デ・パルマ監督のある意味代表作の一つです。

いろいろな作品を手掛けるブライアン・デ・パルマ監督ですが、アクションではありませんが、その要素を垣間見ることもできます。

ストーリー構成もいいですし、サイコな母親もいい!

キャリーは、可愛そうなんだが、ひどすぎる鬼畜なんだかよくわからないところもいい。

ホラーですっきりしたいとき、(すっきりってのはおかしいですが、痛快なキャリーの復讐劇として)

是非見るべきおすすめの作品です。

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      4
 キャスト       5
 ストーリー構成    5
 初見で読み取れない謎 4

いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、に超面白い作品と思います。