『ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム』Netflix大層な映画タイトルに全盛り残念クライムアクション:動画配信・映画感想あらすじ考察
映画『ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム』はNetflix配信のクライムアクション映画!ほどよく犯罪はびこる近未来のアメリカではAPIと言う犯罪抑止の電磁波を全米に展開する事で犯罪発生を根絶することを狙っている。そんなか銀行強盗のエキスパートであるグラハム・ブリック(エドガー・ラミレス)が街のギャングの息子のキャッシュが企画したAPI発動前に連邦の金庫から10億ドルを盗む計画を立てる・・・
Netflixで6/5に配信が開始された、クライムサスペンス、アクション映画のラストデイズ・・・
予告は、わくわく
意味のわからない、API(アプリケーション プログラム インターフェース)ではない
APIは
“the API signal, or the American Peace Initiative."
ようは、犯罪抑止信号をおくっちゃおう!
ってめっちゃ良い信号で、それをアメリカ全土で施行するってきめたらから、逆に犯罪多発してるおかしなアメリカ
2020/6段階で、世界で怒っている人種差別の世界に似て無くもない
そんな、高尚な映画は果たして面白いのか。。。
結論から言うと、
つまらない、長い、意味がわからない
結構ダメダメでした
『タイラー・レイク・・・』でめっちゃ面白かったNetflix
金のかけ方からしてやっぱ違うなーと、思っておりましたが
今回は、まずい方向に動いちゃいましたね
おすすめ度合いとしては、
☆2のおすすめ(5点満点)
感想中心となります
それでは見ていきましょう
あらすじ ネタバレなし
全米でテロ・犯罪が跋扈する近未来
アメリカでは犯罪の根絶を狙い、APIと言う犯罪抑止電磁波を全米に展開する事で犯罪の発生からそのものを撲滅することを計画している。APIが発動すると、犯罪者は法律に違反する行いをしようとすると身体が硬直するようになるのだ。
API発動まで1週間を切った時、銀行強盗のエキスパートであるグラハム・ブリック(エドガー・ラミレス)は弟を獄中で亡くした哀しみから逃れられずにいた。そんな時に、ブリックは街のフィクサー(ギャング)のボスが父親のキャッシュが企画した犯罪計画を聞く。
どこか信じられないキャッシュは弟の死に目を獄中で見たという。APIの発動直前に連邦銀行に押し入り、API発動を30分遅らせることが出来る方法があるという。その混乱に乗じて10億ドルを盗み出してカナダに逃亡するというのだ。
キャッシュの恋人のシェルビーは、妹をFBIに人質に取られキャッシュの犯罪現場を押さえる協力をさせられている。ブリックはキャシュの父親から以前の銀行強盗失敗についてのいざこざから命を狙われている。キャッシュは父親の事を快く思っておらず、一泡吹かせることに躍起になっている。
それぞれの思惑を抱えて、ブリックはアメリカ最後の犯罪、”ラスト・デイズ・オブ・アメリカン・クライム”を成功させることが出来るか・・・
映画情報&キャスト
『ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム』 2020年 アメリカ
【原題】The Last Days of American Crime
【監督】オリヴィエ・メガトン
【配信】Netflix
【脚本】カール・ガイダシェク
リック・リメンダー
【原作】リック・リメンダー
グレッグ・トッキーニ
カール・ガイダシェク
【製作】ジェシー・バーガー
ジェイソン・マイケル・バーマン
アダム・フリードランダー
バリー・レヴィン
【出演者】
グラハム・ブリック(エドガー・ラミレス)
:弟を刑務所で殺され、体制に対しての憤りを
アメリカ最後の犯罪で晴らそうとする
ケヴィン・キャッシュ(マイケル・ピット)
:街のギャングの一人息子
アメリカ最後の犯罪を企画し、親を見返したい
シェルビー・デュプリー(アンナ・ブリュースター)
:ケヴィンの恋人、ブリックと惹かれ合う
妹をFBIに人質に取られ、ケヴィンに近づく
超感想中心の評価考察・レビュー
アクション映画の得意なオリヴィエ・メガトン監督
オリヴィエ・メガトン監督は、『コロンビアーナ』、『96時間/リベンジ』、『96時間/レクイエム』シリーズでメガホンを撮ったクライムアクション映画専門の監督です
なるほど
良くわかります。
この映画の一番何が受け入れられないかというと、
”全盛り”
盛りすぎて、つめすぎて何をしたいのか良くわかっていないところです。
『コロンビアーナ』では、さほどでもなかった傾向ですが、『96時間/リベンジ』をピークに、ごちゃごちゃした映画になっていきます
『96時間/レクイエム』では、もはや何の映画なのか訳わからない状態でしたからね。
ちょっと、今回の映画は残念です
主演はエドガー・ラミレス NY心霊捜査官の神父
主演のグラハム・ブリックを演じたのは、エドガー・ラミレス
『NY心霊捜査官』では、エリック・バナ演じる警察を悪魔払いの出来る神父として支えました、人間の欲を持ちながらクレバーなイメージを良く醸し出して、良い演技していました。
ウィル・スミスの『ブライト』では、人間でなくエルフの魔法捜査官で、超上から目線のFBI的な綺麗な役までやってましたが、そこでも好感が持てました、かなり高圧的な態度が鼻につく、逆に言うと演技が上手い!
そんな、エドガー・ラミレスですが
どうした!
ちょっと、なんかおかしいぞ。
でもこの映画に限っては、俳優が悪いのでは無く、監督と脚本だろうな。。。
共演ではマイケル・ピット 意外と年食ってる
劇中では、ギャングの絶対的な力を持つ父親に反抗心満々の、放蕩息子キャッシュをチャラチャラ演じます
雰囲気はあるんだけどね、チャラチャラしすぎ
実年齢は意外と本映画公開時で39歳、見えねー
もっと若く見える
ちゃら男は、ニルヴァーナのストーリーを描く、『ラストデイズ』のブレイク役を演じています。ブレイクはカート・コバーンをベースとしたとされていて、悦に入った演技はかなり評価されていますし、かなり迫真の演技をしています。『ボヘミアン・ラプソディ』といい、こういう映画では非常に感情移入しやすいんでしょうかね。
そんな、マイケル・ピットが、超チャラ男です
映画感想
一言で言うと、本当に面白くない
全盛りといいましたが、映画の何もかもが納得感がないのも原因だと思います
APIって、“the API signal, or the American Peace Initiative."と言って、さも犯罪抑止とかなっているけど、これがなんなのか詳細は何一つ明かされません。
これっておかしいだろう。
この映画のキモになっているのは、"API"っていう犯罪抑止の怪電波のはずがその説明が明かされないなんて。
普段なら空想科学のところなんて、流すはずのなんですが、流せないのには理由があります。
このAPIが起動すると犯罪を犯す気がなくなるのではなくて、犯そうとすると苦痛を伴い硬直化するのです。
その硬直化ってのが、映画の後半でキーになります。
なんかもの凄く都合の良い使われ方していくんですよね。
このへんが、この映画を駄目にしているところです。キーテクノロジーはあっていても間違っていても論拠をもって説明厚くして欲しい。でないと映画が途端につまならなくなる
さらに、この映画では何かとかっこつけているけど、一つ一つの個人個人の些末なストーリーが全体的に結びついて、何か解決するとか納得感のあるものに全く仕上がっていないし、その気も無い
なので、見終わった後にはストレスしか残らない。
じゃあ、あの個人のエピソード何だったの???
設定や描写が待った行く活きてこない。バラバラの上にストーリーと良いとこだけ、てんこ盛りです。
グラハム・ブリックとケヴィン・キャッシュが不死身すぎて、映画がつまらないし
二人とも、ラストの一日で瀕死の重傷を負っておきながら、数時間後には綺麗な身なりで、足も引きずらず、火炎に包まれたのに火傷一つ追わず何のスーパーマンなんだか。
お膳立てと根拠も弱いし。
ヒロインと最後に争う、警官なんてその心情描写とかサブストーリーいらないよね。
盛りすぎ。。。
- ブリック兄弟と仲間の繋がりとか、ギャングとの抗争がイミフ
- 弟ヘタレのくせに、刑務所では強気
- ブリック火つけた男、何で生き残れる?
- ブリック火つけられたのに、無傷?
- キャッシュ何発も打たれたよね。何で平気?
- シェルビーってハッキングのプロなの?FBI?
ただのハッカー?最後まで良くわからない - なんでFBIは犯罪犯せるの?
- ブリックは何でFBIを殺せるの?
全体的に、超ご都合主義でした
海外の評価 2020/06時点
あわないことも多い、海外批評かサイト
今回は、ばっち合っていますが
それにしても0は酷い。
ここまで、酷い点数は初めて見たかもしれません
Metascore (批評家) | 16 |
User rating | 3.6/10 |
TOMATOMETTER (批評家) | 0 |
Audience | 26 |
映画の感想まとめ
なかなか、時間の無駄でした
小ネタの一つには良いのですが、それ以上ではないですね。残念ながら。
無類の映画好きの私が、ここまで面白くないと思う作品は珍しい。
独善的評価[5段階]としては
映像・音楽 3
キャスト 3
ストーリー構成 2
初見で読み取れない謎 1
ディスカッション
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