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『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』男性こそ見るべき笑いと涙で温まるハートフルヒューマンドラマ!:動画配信・映画感想あらすじ考察

2021-03-18

映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』は2019年公開のハートフルヒューマンドラマ?(コメディー)映画!49歳で子作りを始めたヒキタ。不妊の原因はなんと20%の運動率しかない精子を持つヒキタだった、サチの妊活への五年間が始まる

『オケ老人!』の細川徹監督による、コミカルヒューマンドラマ!

歳の離れた夫婦を松重豊と北川景子が熱演!

なんと、羨ましい、松重豊・・・

妊活の苦しさ、辛さを明るく、コミカルに描いています。

普段は、妊活というと女性だけのもの、本作は男性側からの妊活のアプローチを大真面目にコミカルに描いています。

男性主観の妊活って、いったいどういうものなのか気になりますよね。

とくに男の方に見ていただきたいおすすめの映画です!

”ほげる”的には、

間違いなくおすすめの作品です

4のおすすめ(5点満点)

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

子供は作らないと決めていた作家で49歳のヒキタ

妻の「ヒキタさんの子供が見たい」という一言で、妊活を始めることになる

しかし、その妊活は予想以上に試練続き、二人は病院で検査してもらうと、実は健康には自信のあったヒキタの精子活動能力は20%しかなく、妊娠できる確率は低いと言う。

そこから、妻との5年間の不妊治療が始まる

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映画情報&キャスト

『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』 2019年 日本
【監督】細川徹
【脚本】細川徹
【原作】ヒキタクニオ
【音楽】大間々昴
【撮影】大内泰
【出演者】
ヒキタクニオ(松重豊)
 : 49歳の作家。妻の一言により、妊活を始めることに。
ヒキタサチ(北川景子)
 : クニオの妻。クニオとともに不妊治療に挑む。
桑島医師(山中祟)
 :ヒキタ夫妻が通う病院の医師。夫妻を温かく見守る。
田野辺光枝(原田千枝子)
 :サチの母。二人の不妊治療を応援している。
杉浦俊一(濱田岳)
 :クニオの編集者。子供ができやすい。
田野辺和夫(伊東四朗)
 : サチの父。とにかくクニオのことが嫌い。不妊治療に最後まで反対している。

超感想中心の評価考察・レビュー

ヒキタさん(疋田)とは?何者ぞ

本作の主人公であるヒキタさんとは「何者?」「本当に実在する人?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

はい、勿論実在なさっています。

本作は、作家であり、イラストレーター、マルチクリエーターのヒキタクニオさんという方が実体験をもとに書かれたエッセイが原作なのです。

ヒキタクニオさんの作品と言えば、2002年に窪塚洋介さん主演で映画化もされている『凶気の桜』が印象的だという方もいらっしゃるかもしれません。

他にも『人殺しパラダイス』『アムステルダムの日本晴れ』『ベリィ・タルト』『桜小僧』など、まだまだ沢山の著書がまだまだあります。

本作のエッセイも映画と合わせて読んでみたいという方もいらっしゃると思いますが、
気になる方は、作家としてのヒキタさんの作品も合わせて読んでみてはいかがでしょうか?

全体的にヒキタさんの作品は、テンポの良い疾走感がありずんずん読み進めることが出来ます。なんと言っても、各作品セリフが物凄く染みわたる作品群です

書き物としてもおすすめ作品が多いです

夫婦としての不妊治療の辛さ

よく不妊治療は大変だと聞きますが、実際はどのくらい大変なのだろうと思いますよね。

本作ではその大変さが男性側からの目線で、鮮明に事細かく描かれています。
普通は女性側から描かれたものが多いので、珍しいですよね。

当然のことですが、夫婦が子宝を授かりたいと思った時に自然な妊娠ができなければ、病院に行って色々な検査をし、妊娠をするために様々な苦労をしなければなりません。

まずヒキタさん夫妻の場合、女性の排卵時期を調べてその時期を見て、試してみるタイミング法を試してみますが、自然には妊娠できず。

病院の検査により、妻のサチさんの方には異常がなく、ヒキタさんの精子の活動能力が20パーセントしかないとの結果を知り、「ヒキタさんの子供が欲しい」と言ってくれた妻のために、ヒキタさんは本当に様々な努力をするのです。

例えば、ビールを飲まない、運動をする、サウナには行かない、妊婦さんが作ったおにぎりを食べる、桃を食べる、などなどです。

これは、キツイ

男の立場から言わせてもらうと、なかなか出来ない

「それ本当?」という噂的なものも含まれていますが、出来ることはなんでもやる!と決めたヒキタさんの姿を頑張れ!という気持ちで見てしまいます。

普通なら非協力的な男性もいるでしょう。

しかし、こんなに一生懸命に頑張ってくれるヒキタさんは本当に素敵な旦那で、奥さん思います

妊活の新しい形!松重豊のコミカルな苦労?

不妊治療をテーマにした作品は最近でいうと「隣の家族は青く見える」というドラマがありましたよね。

不妊治療や妊活をテーマにすると、実際夫婦間で辛い出来事が多かったりするので、シリアスになりがちですよね。

ですが、本作はとてもコミカルに作られています。

例えば、合間合間に登場するイラストがシュールだったり、濱田岳さん演じる編集者の杉浦
とのやり取りにクスッと笑わされたりします。

不妊治療がうまく行かず、流産してしまい、サチさんが悲しむという部分もあったりしますが、基本的にはとてもコミカルなので、落ち込むことなく見ることができます!

それは、ヒキタさんを演じる松重豊さんの飄々としたコミカルさがいい味として出ているからではないかなと感じます。

バイプレーヤである松重さん、さすがです!

夫婦のその後

本作では、医師に「ご懐妊です」と言われますが、のちに「赤ちゃんの頭に空洞がある」と医師から言われ、不安視していましたが、直る可能性もあると言われ、後日検査に行ったサチが心配で探しに行ったクニオ。

そして、クニオを見つけたサチは大きな丸印を手で作り、抱き合って喜んで終わりを迎えます。

しかし、実際その後はどうなったのでしょうか?
気になるという方もいらっしゃると思います。

リアルな世界では、無事にその後「空ちゃん」という女の子が誕生しているようです。

本当にそれを聞いて、とても安心しました。

一度、流産したシーンも描かれていたので、実際に娘さんが誕生したというのを知ってうれしい気持ちになります。妊活実話は、こういうところが実はキモで、アンハッピーエンドだと映画にしずらいかなぁとも思いつつ・・・

映画の感想まとめ

『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』は素敵なハートフルコメディー映画

夫婦の絆や赤ちゃんが欲しいという気持ちや二人の努力がとても表現された作品です

夫婦で見るのも良し、男一人でみるもよし

いずれにしても、見て欲しい

おすすめの映画です。