『今さら言えない小さな秘密』アメリの脚本家が贈る!ほのぼのストーリー:動画配信・映画感想あらすじ考察
映画『今さら言えない小さな秘密』は2018年公開のフランスのコメディー映画!自転車整備工として働くラウル・タビュランは、誰にも話していない小さな秘密があった!なんて仰々しいこともないがほのぼのした雰囲気にフランス映画らしい作りが良作です
誰にでも隠したい小さな秘密がありますよね。
その秘密を面白おかしく愉快に描いた映画です!
私にもありますものね。
小さい時に、友達の〇田君の家に遊びに行って、トイレで遊んで誰も入っていないトイレのカギをロックしたまま閉めてしまって、開け方がわからなくて大人になるまで、二度と遊びに行けなかった。外からコインとかで回して開けれることを知るまでわね。
なんて、どうでもいいですね。
本作は、フランス映画ならではの優しく可愛らしい雰囲気の作品になっています。
アメリの脚本家が手掛けていますので、なんか独特の雰囲気にリズム感があり、コメディだけどもほんわかしています。
ゆったりと気分で映画を見たいという人にオススメです。
めっちゃおすすめの作品です
☆4のおすすめ(5点満点)
感想中心となります
それでは見ていきましょう
あらすじ ネタバレなし
ラウル・タビュランは自転車の整備工として、腕が良く順風満帆に暮らしていた。だが、彼には自転車に乗れないという秘密を幼い時から抱えて生きていたのだ。
妻のマドレーヌさえ知らない秘密だった。
しかし、ある日写真家のエルヴェが現れ、マドレーヌが自転車に乗る事をラウルに提案したのだ。
そこから、秘密を隠そうとするラウルの奮闘が始まるが、思わぬ事態に転がり始める
映画情報&キャスト
『今さら言えない小さな秘密』2018年 フランス
【監督】ピエール・ゴドー
【脚本】ギヨーム・ローラン
ピエール・ゴドー
ジャン=ジャック・サンペ
【音楽】ハビエル・ナバレテ
【撮影】クレール・マトン
【出演】
ラウル・タビュラン(ブノワ・ポールヴールド)
:自転車修理工。
20歳: ヴィクトール・アッシエ
11歳: ティミ=ジョワ・マルボ
6歳: テオ・ギャレ
エルヴェ・フィグーニュ(エドゥアール・ベール)
:写真家。
マドレーヌ(スザンヌ・クレマン)
:ラウルの妻。
20歳: イローナ・バシュリエ
6歳: シタレ・ヴァスト
ラウルの父(グレゴリー・ガドゥボワ)
:郵便配達人で、自転車をラウルに買い与え、郵便配達員になってほしいと願っていた。
ソヴール・ビロング(ヴァンサン・ドゥサニャ)
:自転車選手。
20歳: レオ・デュソリエ
ジョジアーヌ(カリーヌ・オーツ)
:ラウルの元恋人で、ソヴールの妻。ラウルが自転車に乗れないと言った為、別れてしまう。
20歳: マリルー・オシユー
超感想中心の評価考察・レビュー
ラウルの秘密
ラウルは、「ただ自転車に乗れないだけじゃないか!」
そんなふうに、普通なら思うだけですよね。
だけど、ラウルにとっては物心ついた時からトラウマのように自転車のことをずっと悩んでいます。
また、その姿が面白い!
誰にでも、そんなことで?というような悩みはありますが、他人から見れば大したことのないことのように思えますが、本人からすると大きな事なのです。
ですが、本作では本人の気持ちとは裏腹に何故か、自転車修理工になって働く始末!
おいおい、何を考えているのか
ま、嘘が嘘を、小さい嘘がどんどん大きくなっていきます
でもどうでもいい事なんですけどね。
誰も気にしない(^^♪
崖からダイブ! ネタバレ
写真家のエルヴェと、自転車工のラウル
何故か、意気投合する二人は、ラウルの自転車に乗る姿をカメラに収めるって
変な方向に話が進みます
おいおい。
別に坂道で自転車に乗る姿でなくても良いのにと、闇の突っ込みはしたくなりますが、まあ物語としてはそうです。ラウルのもっとも見せたくないところをカメラに被写体として撮ってみたいと言われちゃうんですね。
こうなると、親切心からでも、頑固は困りものですよほんと。
エルヴェも準備万端、意を決したラウルは、坂道を突っ切り、崖からダイブ!
その姿をフィルムに収めたら、なんと、ラウルは何故か有名になってしまうのです。
皮肉にも程がありますが、この顛末は、思わずクスッと笑ってしまいます
ラウルのどうでもいい重要な秘密の告白
ラウルは何度も色んな人に自転車に乗れない事を告白しようとします。
郵便配達員だった父親に告白すると、ショックを受けて亡くなってしまいます。確かに、後継になってほしいと願っていた父からすればショックだったでしょう。
郵便配達員にとって、自転車はマストですよね。必須!
最初の恋人だったジョジアーヌに言うと、信じられない!
と言われてしまいます。
そんなかな?という疑問はありますが、自転車の修理をしているのに何故?という気持ちはありますよね。
そして、妻のマドレーヌには何度も言おうとします。しかし、上手く言えずに時は過ぎていきます。ですが、さすが妻です。彼の異変にようやく気がつき、実は自転車が乗れないのだと分かります。
彼女だけが「何故言わなかったの?」とようやく言ってくれるのです。
いや、ここでもそこまでの事なのか?と思ってしまいますが、それはさておき良かったねラウル!
ラウルはようやく小さな秘密が言えてホッとしたことでしょうね!
メタファと皮肉の笑いで進むエピソード
とにかく本作は面白くて笑ってしまうエピソードの数々です
自転車が乗れないばかりに無理矢理乗ってしまったら、空中で一回転してしまい、英雄扱いされてしまいます。
写真家が来て、死ぬ覚悟で自転車に乗ったところ、再び宙に浮き、一躍ヒーローとなり、それが写真集として発売されたり、ラウルの名前の自転車レースまでできてしまうのです。
先程も書いたように、皮肉でしかないですが、早く告白してしまった方が、、、と思ってしまいますが、映画としては面白いですよね。
さらにエルヴェも実は、写真家なのに動く被写体を取れないって、それなんやねん。です
職業意識低すぎ二人とも
そんな二人は、さらに意気投合!
素晴らしい皮肉っぷりな映画です
映画の感想まとめ
クスッと笑ってしまうようなシーンが盛りだくさん!
とにかく、何かにつかれている時
画面をダラーっと見ていても、何故か目に入ってくる雰囲気。それです。そういう映画です
本当に、フランスらしい、優しい空気感の映画で、見やすい作品でした。
どんな方にも見やすい作品で、ほのぼのした映画を見たい!という方にはオススメです。
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