『ザ・プレデター』人間狩りのSFアクション 評価・感想とネタバレ:動画配信・映画感想あらすじ考察
シリーズ第4作となる『ザ・プレデター』特殊部隊員の軍人マッケナは、特殊任務中に墜落した異星人に遭遇してしまう。かつて暑い夏の日に現れる伝説の化け物プレデターが地球・プレデター両種族の攻防をかけた戦いを始める
おすすめ度的に何も考えずにアクションとして見るが分には、楽しめる
あらすじ
宇宙最凶のハンター、襲来。
一番強いヤツはどこだ。
元特殊部隊員の傭兵クインの息子ローリーは、父が偶然に入手した謎の装置を起動させてしまう。それは、最凶最悪のハンター、プレデターを地球に呼び寄せるものだった。一方、プレデターと接触したことで、その存在を隠蔽したい政府に監禁されてしまったクインは、ルーニーズと呼ばれるならず者の兵士たちと脱走を図り、危険が迫る息子の元へ急ぐが…。
公式HPより http://www.foxmovies-jp.com/the-predator/
映画情報&キャスト
『ザ・プレデター』 2018年 アメリカ
The Predator
監督 シェーン・ブラック
脚本 フレッド・デッカー
シェーン・ブラック
製作 ジョン・デイヴィス
ローレンス・ゴードン
ジョエル・シルバー
製作総指揮 ビル・バナーマン
イラ・ナポリエッロ
出演者
クイン・マッケナ
ボイド・ホルブルック
ネブラスカ トレヴァンテ・ローズ
ローリー・マッケナ
ジェイコブ・トレンブレイ
コイル キーガン=マイケル・キー
ケイシー オリヴィア・マン
バクスリー トーマス・ジェーン
リンチ アルフィー・アレン
ウィル スターリング・K・ブラウン
新たなプレデターが現れる
プレデターシリーズ
『ザ・プレデター』はシリーズ第4作を迎える。
- 初代『プレデター』 1987年 シュワルツェネッガー
- 第2作『プレデター2』 1990年 ダニー・グローヴァー
- 第3作『プレデターズ』 2010年 エイドリアン・ブロディ
- 亜種『エイリアンVSプレデターズ』 2004年 サナ・レイサン
- 亜種『AVP2 エイリアンVSプレデターズ』 2007年 スティーヴン・パスクール
第3作は未来なので、第2作から間に亜種が入った上での、第4作となる。
シーズン4作目となると、プレデター自身のびっくり感は失われつつある。初代プレデターを見たときにはジャングルの中で得体の知れない何かに襲われる戦闘部隊員達、日本の従来武器の通じない相手にシュワルツェネッガーがジャングルを最大限活かして反撃していく映画で、最初にプレデターの素顔を見たときには戦慄が走った。
そしてプレデターは、暑い夏の日に現れ、数十年に一度現れる。そしてドレッドヘアで頭がつるつるのお面だと、カッパを想像したものだ。
こう、正統な系統としては第1作、2作、亜種の『エイリアンVSプレデターズ』となるような気がする。なぜならば、1vs1での戦いで勝利して、最終的には戦士の矜持を感じさせるからだ。
第4作は、そう言う意味では、設定時代は違う者の、チームVSプレデターの、第3作に近しい。
シリーズ第4作を迎えて
シリーズ第4作として、プレデターの技術は進化したのか?
それが、さほどしていない。装備品や武器、ハイテク装置、宇宙船とそんなに驚くほどの革新的な者は感じられない。プレデターのペットが目新しかった。
一方で人類サイドは相変わらずバタバタとなぎ倒されるものの通常兵器でも、それれなりに戦い善戦している。
今回の第4作では一番の売りは、プレデターにも良いプレデターと悪いプレデターがいて、悪いプレデターは地球が滅亡間際の絶滅危惧種で、絶滅後に地球に住もうとしている設定。
さらに、地球人の最強に進化したDNAを自分たちに組み入れて、進化を促すというのだ。
本作では、悪いプレデター最強(いろんなDNAごった煮)が、人類と良いプレデターを襲ってくる。
ネタバレ みどころ
生物学者の女性研究者 強すぎ
政府から追われるはめになり、主人公のマッケナを助ける生物学者の女性学者ケイシーは人類最強女性だろう。
生物学として、宇宙人を研究しているわけでもないのに政府に拘束されて、良いプレデター監禁場所に連れて行かれたときには、そこの研究者の誰よりも博識で先験的な推論で話を進めるスーパー頭脳の持ち主だ。
さらに彼女が凄いのは、研究員や軍人がバッタバッタ殺されていくところで、麻酔銃を握りプレデターを追っかけるのだ。普通は殺人エイリアンを目の前にしたら怖くて身動きできないのにたいした物だ。
さらに彼女は、悪いプレデターのペットを手なずけたり、悪いプレデターを仕留めるのに頭の上に飛び乗りナイフや銃を撃ちまくるのだ。
強すぎる。エイリアンのシガニー・ウイーバーを越えたかもしれない。
発達障害は人類の革新を担う
本作品では、悪いプレデターはマッケナの息子の発達障害の天才児ローリーを人類最強として遺伝子を奪おうとする設定となっている。その説明に女性学者のケーシーが
『発達障害は人類革新の最初の一歩と言う説もあるのよ』
という台詞が出てきて、さらっと流されている。
この台詞が気になり、調べてみると本当にそういう話がありそうだ。
知能障害のない発達障害者が全人類の1-2%程が常に存在するのは、彼らが人類の知のブレークスルーに貢献しているのに他ならないというのだ。なるほど面白い。
ラストシーン ネタバレあり
ルーニーズとマッケナ、ケーシーでグループ全員の協力でなんとか悪いプレデターを追い詰めてやっつけることが出来たが、良いエイリアンの置き土産が気になるところだ。
ラストシーンでは、『プレデターキラー』なる新しいスーツが現れ、どうやら人類をお助けしてる流れになっていく。
プレデターが持っているカッパスーツを遙かにしのぐ高機能版のようだ。
次作があるのなら、また面白い映画になるに違いない。
まとめ
”ほげる”的には、娯楽としてはおすすめの映画の一つ!
ちなみにこの映画の監督は、初代のプレデターシリーズの特殊部隊の隊員ホーキンス役のシェーン・ブラックが監督を務めている。ホーキンスは最初に死ぬ隊員だ。
独善的評価[5段階]としては
映像・音楽 4
キャスト 3
ストーリー構成 3
初見で読み取れない謎 3
いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、面白い作品と思います。
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