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『ワールド・ウォーZ』人類は未知のウイルスに勝てるのか?ブラピのすかしたカッコ良さ:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信

2021-03-30

映画『ワールド・ウォーZ』2013年に公開されたブラッド・ピット主演のパニックホラー映画で、ゾンビ(感染者)は信じられないくらいの力とスピードと感染力で人々に襲い来る。世界を救えるか?

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映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む

Mr&Mrsスミスみたいに面白おかしくアクションもこなしながらストーリーが進んでいくのかと思いきや、真反対と言っていいだろう。

むしろ、笑えない。やばい!逃げろ!早く早く!

と心の中で思わずにはいられないことは間違いなし!

ストーリーとしては、世界中で謎の伝染病が流行り人々は次々にゾンビ化。ウイルスから人類を、家族を守ることができるのかというお話

ハイハイ、これどうせバイオハザード的なやつでしょ?噛まれたら伝染るんでしょ?なんて思ってるのだろう。そうなんです!噛まれたら伝染るんです!バイオハザードと比べると発症までの時間は短く、カウントとしては12秒ほどで発症してしまう驚異的な感染力とされている。

まあ、バイオハザードよりもグロ生物は出てこないけど、ゾンビ化はしちゃいますね。とことん人を襲ってきますし、思いっきり噛んできます。怖い怖い…

面白おかしくアクションがある訳じゃなく、シリアスで禍々しい雰囲気を醸し出しているブラッド・ピットの演技にも注目していただきたい。コロナで騒がれる現在、未知のウイルスや伝染病などにもより警戒レベルが高くなっている今にこそ見てほしいと思う。

物語はもブラッド・ピット演じる元国連調査員ジェリー・レインが子供たちを学校に送り届けようとしたところいつもとは違う様子の渋滞に巻き込まれたところから始まる。町はあちこちにぶつかる車や逃げ惑う人々で大混乱を起こしていた。何が起きたか分からないジェリー家族は町で起きている悲惨な現状を目にする。人が人に襲いかかっている・・・

この点に関してはバイオハザードと一緒かなと思えるかな。めちゃくちゃ凶暴化した人、まあゾンビと呼んでいいだろう。ここは映画風にZと呼ぼうか。Z化した人が人を襲い、襲われたその人もZ化してしまう。他の星からやってきたエイリアンに襲われるのも嫌だがZに襲われるのも嫌だな…

序盤の見どころとしては、Z化した人々との戦いになるのではないだろうか。逃げるところも、襲ってくる人々もなかなか迫力がある。バイオハザードのゾンビと違い走って襲ってくるのだ。ゆっくり歩いて来たり早歩きしたりではなくて、全力ダッシュしてくるから本当に怖い。

世界各国で混乱が起こる中、ジェリーは国連へ復帰することになりこの混乱を食い止めるため、家族の保護を条件にワクチンを製作する博士の補佐を行うことになった。家族を残し、最初にZが確認された韓国、安全な地イスラエルに行くことに。よし、これからワクチンを作るために沢山情報を集めていくぞ!まずは燃料補給に基地へ行こう!とするが…博士は滑って銃が暴発して死んでしまうというなんとも言えないアクシデントによりジェリー1人になってしまう…

しかしジェリーは諦めずに手がかりを探す。そして兵士たちから奴らは頭を撃ち抜くか焼き払えば活動が止まること、音に反応すること、ある特定の人には襲いかからないことを教えられる。

イスラエルで調査を行ったあと、脱出する際に飛行機に乗るのだが、飛行機の中に隠れていたZが暴れだす。そこでジェリーは助かるためには爆発させるしかない!手榴弾だ!とまさかの走行中の飛行機の中で手榴弾を爆発させる。結果として飛行機は墜落、生きていた人々も諸共墜落ですよ。許されるんかこの事態は!?まあ仕方なかったとは思うけど飛行中の手榴弾は厳つい。まあジェリーと兵士の女性は無事に助かるのだが、ジェリーは腹部を負傷する。そりゃ無傷は無理よ墜落だもの…映画じゃなかったら死んでるで…

2人は何とか麓までおり、WHOの研究機関にたどり着く。そこで3日間意識を失っていたジェリーだが、研究員たちに身分を確認してもらい協力を求める。研究員たちに病気をもつ人には無関心だったことから生きている人を病気に見せかけられないかと訴える。

研究員たちはZには試したが生きている人間には試していないと話すが、試したくても病原体はZがうようよしているB棟へ行かねばならないと…研究所にもZさんいらっしゃるのですね…

正直なところやっぱりかーい!

と思ったが(笑)そう上手くは行かないよなと。ここですんなり行ったらつまんないもん。(好奇心旺盛みたいで恥ずかしい…)B棟に向かうジェリーだが、病原体を保管してあるラボに到着し病原体を持ち帰ろうとしたところZが部屋の前に現れ帰れなくなってしまう。

ジェリーは家族へ愛してると伝えてくれと監視カメラの向こうにいるスタッフに伝え、病原体を自身の身体に注射した。

すると、なんてことでしょう。Zはジェリーを襲わない!それどころか、目の前にいるのにスルーしている。これにより、ジェリーの仮説が立証された瞬間だった。ジェリーは大胆に自販機から大量に缶を出し、それを聞き付けたZは音のなる方に寄ってくる。飲み物を飲みながらも大胆にZに向かうジェリーには目もくれず缶に向かうZ。ジェリーを素通りしたのだ!どのZもジェリーのことを避けている。

よかったぁ…と心で安堵してしまった自分がいた。同じ気持ちになってくれる人も多いだろう。
自分の身を呈して一か八かの賭けに出たジェリーには、アッパレの一言だ。

これが世界を救う第一歩になったことは間違いない。この第一歩は非常に大きく人々の光となることだろう。
あ、病原体を注射したジェリーがその後どうなったかは、皆さんのご想像にお任せで。

一瞬たりとも目が離せない116分。あなたもいかがだろうか。

― hogeru -

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