FODプレミアム

映画『ミッドナイト・ランナー』正反対の痛快バディーアクション映画!:動画配信・映画感想あらすじ考察

映画『ミッドナイト・ランナー』は、2017年8月9日に公開された作品。警察学校で出会った、感情先行型の行動派の主人公:パク・ギジュン( パク・ソジュン)と、理論重視:カン・ヒヨル( カン・ハヌル)。全く正反対の二人が繰り広げる痛快アクション映画。主演はパク・ギジュンとカン・ヒヨル。

韓国警察大学から勉強して2年目になる二人が、ある夜に「女性拉致事件を目撃」し、そこからストーリーは始まる。

警察見習い中、現場経験ゼロ。

頼るものは専門書籍から得た知識と若さだけ。

正義感だけで、自分達だけで勝手に操作していく姿はハラハラドキドキします。

さらに、正反対コンビなので、仲がいいのか悪いのかという部分も

コミカルな雰囲気が出ていて、とても面白い。

主演の二人は、韓国を代表する若手実力派俳優。

豪華W主演ということで、話題になった映画でもあります。

大作が多く公開される夏に韓国動員550万人を突破し、パク・ソジュンが三賞受賞しました。

しかし、この映画には「暴力」や「女性軽視」の、「卵子販売」や「臓器販売」などの文字がでてくるので

R16なので、苦手な方は避けた方がいいと思います。

そんな作品で、おススメ度は

☆5のおすすめ(5点満点)

感想中心となります

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

パク・ギジュンとカン・ヒヨルは警察大学に通う2年生。
候補生時代に出会った2人は、入学に向けた試験を通し、最初は仲が悪かったが、訓練中にギジュンがヒヨルを助けたことで仲を深めた。
二人は警察になる志は違うものの、お互い訓練に励んでいた。
運動が得意なギジュンと、知識が豊富なヒヨル。
2人は対照的だが、親友だった。
 
ある日、クリスマスが近付いてきたことに気が付いた二人は、恋人欲しさに「高級クラブ」を訪れた。
しかし、なかなかナンパは成功せず撤退。
 
その後、二人で酒を飲む。
「本当に警察官になりたいのだろうか?」と打ち明けるギジュン。
ギジュンは母子家庭で育ち、苦労した母親の為に楽をさせてやりたいと警察官を目指していた。
ヒヨルは、科学高出身で変わったことをしたいがために警察大学に入った。
しかし、授業や訓練をつまらないと感じていた。
 
酔っぱらった二人は帰ろうと店を出て歩いていた。
その後、二人をすれ違った少女をナンパしようと、最後の望みをかけた。
「どちらが声を掛けるか?」と言い合いながら、少女の後ろをついていく。
 
すると、いきなり道路脇に止まっていた車が動き出し、彼女無理やり乗せて去って行った。
二人は誘拐するのを目撃したのだった。
二人は我に返り、車の後を必死で追いかけたが、車は大通りに出たところで取り逃がしてしまう。
 
その後、最寄りの警察署で誘拐事件の事を通報したが、警察たちは「別の失踪事件の出動命令」が出されおり、忙しくて手が回らない。と、取り合ってもらえない。
このまま警察が動いてくれるまで待っていては「彼女の命」が危ないと考えたギジュンとヒヨル。
 
自分たちで捜査する事を決意した。
 
 

映画情報&キャスト

ミッドナイト・ランナー』/2017年8月9日(韓国)、2018年3月24日(日本)公開。
 
【キャスト】
・パク・ギジュン( パク・ソジュン、駒田航)
 警察大学の2年生。
 運動が得意(特に武道)で、考えるよりも先に行動する血気盛んな青年。
 
・カン・ヒヨル:(カン・ハヌル、福西勝也)
 警察大学の2年生。
 ギジュンと同期で親友
 ギンジュンと違い、論理的に考える。
 
・ヤン・ソンイル教授:(ソン・ドンイル、蓮岳大)
 警察大学の教官。
 
・イ・ジュヒ:(パク・ハソン、有賀由樹子)
 警察大学の教官。管制センターに勤務する。
 メドゥーサ先輩と呼ばれている。
 
・ヨンチョン( コ・ジュン、宮本克哉)
  誘拐犯のボス。
 
・イ・ユンジョン(イ・ホジョン、三重野帆貴)
 誘拐された女子高生。
 実は家出少女で、耳かき店で働いていた。
 
・ジェホ( ペ・ユラム )
 警察大学生。
 
・グノ( チョジュン)
 誘拐犯。
 
 
【監督・脚本】キム・ジュファン
【プロデューサー】イ・ジュヌ
【助監督】ラ・ドンジン
【撮影】チョ・サンユン(C.G.K)
【照明】パク・チュンギュ
【編集】キム・チャンジュ
【音楽】チョン・ジノ
【美術】チェ・ギホ
【武術】キム・ジュンソン(Triple-A)
【製作会社】ムビラク、図書館横スタジオ、グッドラックスタジオ
【配給(韓国)】ロッテエンタテインメント(朝鮮語版)

超感想中心の評価考察・レビュー

アクションシーンが迫力満点!!

二人のアクションシーンはみものです。

悪の組織と戦うので、アクションシーンは沢山でてきます。

韓国は軍隊制度があるので、迫力満点です。

日本のアクションシーンでは、主人公が大勢と戦う場合に敵が主人公の攻撃を待っている場合があります。

現実だったらあり得ないと思ってしまう事もしばしばですが…笑。

しかし、この映画ではそんなことはありません。

主人公は大勢の相手につかまり、攻撃される→相手の攻撃を避けて自分も攻撃しなんとか抜ける→また相手の攻撃をくらう…の繰り返しで、ボコボコになりながらも勝てるんです。

普通ならこうだろうな、とリアリティを感じる。

さらに、この主人公達は、現役警察官ではなく、警察官の卵。

強さが不完全なので、アクションシーンはハラハラドキドキ感が強い。

敵に捕まり、ボコボコにされて吊るされたのですが、気を失って頭から流血していたり。

ヒヨルは先に目を覚ますのですが、自分たちの身体にマジックでなにやらかかれている…

そこで「このままでは内臓を売られてしまう!」と焦ったヒヨル。

ゾッとします。怖すぎる…。

手足を縛りあげられているヒヨルは、ギジュンの目を覚まさせるために

一生懸命唾をためてギジュンの顔にかける…。(手足が使えないので)

ギジュンが目を覚ますと「顔になにか垂れている」という。

ヒヨルが「頭から血がでてるから」と誤魔化しますが、「なるほど」とギジュンが納得するシーンが面白くて、恐怖を緩和してくれました。

今まで観た映画やドラマを思い出す部分も。

まず、主役が警察学校へ行っている。

主役:パク・ギジュンを演じたのが パク・ソジュン。

彼は、韓国ドラマ「梨泰院クラス(2020年:パク・ソジュン)」で主人公を演じましたが、警察になるのが夢だったけれど、敵対する長屋親子のせいで夢を断念しました。

このドラマを見てからの、この映画で、髪型も同じだったので思わず「良かったね」と思ってしまう。

さらに、ヤン・ソンイル教授を演じたソン・ドンイルは、ドラマ「青い海の伝説(2016年:イ・ミンホ)」では人を殺すことは何とも思わない悪役だったので、正反対の役で登場したので意外でした

そしてこの時期に、ドラマ「テッパチ(2022年:町田啓太)」という陸上自衛隊を舞台にしたドラマを見ていたので、なんとなく被るものがありました。

比べてみると、この映画のほうがぶっ飛んでいますけど笑。

さらに女性教官では、「テッパチ」では女性教官を演じた白石麻衣。

厳しさはあるが、優しい雰囲気でした。

しかしこの映画の女性教官は、男性隊員でも恐れをなしている女性教官で

「メデューサ教官」と呼ばれている。

凄く怖い…。男性であっても罵声を浴びせる姿はメデューサです笑。

そんな教官でも優しい部分もあり、最後は主人公達に協力してくれます。

最悪な産婦人科医だった。

この映画では「少女が誘拐」から、主人公達が自ら、勝手に操作を開始します。

ところが蓋を開いてみると、何人も少女が誘拐されていた。

誘拐された少女は皆、家出少女。

なので、誘拐しても親から通報されることもなく足取りをつかめないところに目をつけたんだろうなと思います。

少女達も、お金がない、暴力に逆らえないので「排卵誘発剤」を投与されて、行く先はとある産婦人科医。

その産婦人科では、不妊治療をしている人々に卵子を打っていました。

そして、牧場のごとく少女達をベットに寝かせて卵子を採取していき、金儲けをしていました。

こんな医者がいるなんて怖すぎる…。

生命の誕生を助ける産婦人科医が少女の身体をボロボロにして金儲けしているなんて、最低・最悪の医者だと思いました。

看護婦も手伝っていたような気がしますが、黙認していたんでしょうか。

それも怖いですね。

映画の感想まとめ

ゾッとするような場面もありながらも、コメディをちょこちょこ入れてくれるので緊張感を少し緩めてくれます。

主人公二人の肉体美も素晴らしいですが、アクションシーンもカッコいいです!

武術の訓練で「こんなの役に立つと思えない」といつも馬鹿にしていたのですが

敵と戦う実践では「役に立った!」と驚くところもコミカルで面白い。

ボコボコにされて逃げて帰ってくるのですが、そこからは自分達はまだ訓練が足りないと特訓していきます。

そこからもさらに映画は盛り上がっていくので必見です!!

-yumichi-