韓国映画『ディヴァイン・フューリー/使者』エクソシストをアップデート魔払いアクションを描く:動画配信・映画感想あらすじ考察
映画『ディヴァイン・フューリー/使者』は、2019年7月31日に公開された作品。主演はパク・ソジュン。映画『ミッドナイト・ランナー(2017年)』のパク・ソジュンとキム・ジュファン監督が再びタッグを組み、『梨泰院クラス』のイメージをぶっ飛ばせ!
幼い頃に父を亡くし、願いを叶えてくれなかった神を信じられずに成長した:ヨンフ (パク・ソジュン)。
ヨンフは総合格闘界で「死神」と呼ばれるチャンピオンになっていたが、ある日不思議な力を得てエクソシストになる。
ヨンフと行動を共にするアン神父(アン・ソンギ)とのコンビネーションもバッチリです!
敵が闇の司教の信者で生贄とかちょっとグロイ部分があるのでそこだけは閲覧注意。
主人公は格闘チャンピオン設定なので、パク・ソジュンのアクションや肉体美を堪能できる映画なので
ファンの方は大満足間違いなし!
もちろんアクションだけではなく、温かい家族愛を感じることができる映画。
☆5のおすすめ(5点満点)
感想中心となります
それでは見ていきましょう
あらすじ ネタバレなし
主人公のヨンフ(パク・ソジュン)が、幼い頃の話になります。
ヨンフは警察官の父親と2人で暮らしでした。
ある夜、仕事で「飲酒運転の検問」をしていた父親が、事故に巻き込まれ生死の間を彷徨う。
そこことを知ったヨンフは、通っていた教会の神父とともに「お父さんを助けて」と祈りました。
しかし願いも虚しく、父親は命を落としてしまいました。
それからヨンフは信じていたキリスト教を憎むようになり、神への信仰を失っていきます。
そして現在。
成長したヨンフは、総合格闘技で「死神」と異名をもつ若き世界チャンピオンになっていました。
その時の相手であるアメリカ人の背中には十字架のタトゥーが。
「十字架を見ると腹が立ってくる」
そこから何故か、自分の声で「キリスト教を憎め」と言う声が聞こえてくるようになる。
その後、ヨンフは右手に見覚えのない傷ができていることに気がつく。
その傷から突然血が流れ驚くヨンフ。
病院へ行き検査をするも異常なし。
しかし、出血はいつまで経っても治らず、祈祷師をしているチームメイトの姪を訪ねる事になった。
その祈祷師に右手を見せると
「家の南にある十字架の方へ迎って」
と言われ、家の南にある教会へ向かい
バチカンから派遣されたエクソシストのアン神父(アン・ソンギ)とチェ神父(チェ・ウシク)に出会い、自身に正義の力が隠されていることを知る。
映画情報&キャスト
『 ディヴァイン・フューリー/使者』/2019年7月31日公開。
【キャスト】
・ヨンフ(パク・ソジュン/イ・チャンユ)
総合格闘技の若き世界チャンピオン。
幼少期に父を事故により亡くし、神への信仰を失ったまま成長
。
・アン神父(アン・ソンギ)
バチカンから来たエクソシスト。
悪魔祓いの団体であるアルマ・ルチスに所属する司祭。
韓国国内に潜む悪の根源である“闇の司教”を捜している。
・ジシン(ウ・ドファン)
闇の司教を深く信じる者
相手の弱点を見抜いて利用する戦法に長けている
・ス・ジン(パク・ジヒョン)
・ホソク(チョン・ジフン)
・キム神父(シム・ヒソプ)
・ソル(イ・ソル)
・ス・ジンの母親 (ソ・ジョンヨン)
・ホンジン(チョ・ウニョン)
・中華レストラン配達の女性(パク・ジンジュ)
・チェ神父(チェ・ウシク)
・シスター・テレサ(キム・シウン)
・憑依された男(イ・スンヒ)
・アンジェラ(キム・ソンミン)
・ベロニカ(チョン・ウイソン)
・ボムス(キム・ボムス)
・医者(リュ・ギョンス)
【監督】キム・ジュファン
【脚本】キム・ジュファン
【音楽】ウグ・ジャワン
超感想中心の評価考察・レビュー
韓国の映画を初めて見ましたが、意外と面白かった。
韓国のドラマは観ていますが、映画は初めて見ました。
韓国のドラマは大概面白いし、夢中になれる。
しかし、映画となると面白いのだろうか?
この映画は129分。
韓国ドラマは日本と違い、凄く長いけれど、映画はこの短さで内容的に期待ができるのか?
そう疑問に感じながら
とりあえず「主演がパク・ソジュンだったので、きっと面白いはず」と自分に暗示をかけながら
チャレンジしてみました。
この作品の「ディヴァイン・フューリー/使者」という謎な題名と
主人公が「死神」と呼ばれる格闘技チャンピオン。
ヤサグレた主人公が、反社会勢力に巻き込まれて戦っていく内容か
近未来のハードボイルド系なのだろうか…??
と勝手にストーリーを想像していました。
しかし映画を実際見ると、自分の想像を遥かに超えていた笑。
なんと
「主人公が悪魔祓い」
をしている!!
格闘家の主人公が、エクソシストになるストーリーだったのです!
これは意外過ぎて面白い。
最後まで目が離せませんでした!
主人公ヨンフが幼き頃の過去。
ヨンフが「神を信じない」というのは理由があって、「信じれば救われる」というキリスト教の教えを信じていたのに裏切られたから。
幼い頃「父の命を救ってください」と一生懸命に教会で祈るヨンフ少年。
一緒に神父も祈ってくれた。
しかし神は「願いを叶えてくれなかった。」
神に裏切られた。
神はもう信じない。
その時一緒に祈ってくれた神父までも、恨んでいるヨンフ。
これが、神を恨んでいるきっかけでした。
幼い頃のヨンフを演じたのは、子役のイ・チャンユ。
「なぜ願いを叶えてくれなかったの?」と泣きじゃくる姿が本当に可哀そうで、私もらい泣きしてしまいました。
ヨンフとアン神父のコンビが最高!
力強い若者ヨンフと、エクソシストの事を知り尽くしている年配のアン神父。
二人の掛け合いがコメディっぽいところもあり、クスっと笑えます。
映画:MIBメン・イン・ブラック(1997年~:トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス)のコンビを思い出すような二人。
ヨンフは「神を信じない」と言いますが、元々正義感が強い。
その性格から、危険を省みず戦うアン神父を放ってはおけずに、悪魔祓いを手伝う事となります。
アン神父も正義感が強く「自分がこの悪魔と戦ったら負けるかもしれない」と思う悪魔でも
怯まずに立ち向かっています。
そして心優しく、器が大きい。
迷っているヨンフの心を真正面から受け止め、助言をしてくれます。
まるで「ヨンフの父親代わり」のような存在になっていました。
父と息子の温かい関係が泣ける。
このドラマでは、父と子の絆が深い映画です。
「主人公の父との関係。」
「主人公とアン神父の関係。」
「主人公と神との関係。」
この3つの「父と子の関係」に分かれているような気がしてならない。
何故なら、ヨンフの幼い頃の父親ストーリーは本当の父と子の関係ですが
父が亡きあとは
アン神父ヨンフの父親代わりのような役割になっています。
そして映画の最後に、ヨンフが敵に窮地に追い込まれるシーン。
その時、ヨンフが気を失っているだけなのか、あの世を彷徨っているのか分かりませんが、ヨンフの目の前に父親が現れます。
そして
「ずっとお前の側にいるよ」
と言い残しています。
その後、ヨンフは「超人的なパワー」を繰り出し、勝利を収めます。
ここで思うのは「神=父」という事を表現しているのでは?と思います。
神が父の姿を借りて出てきたのか、父は神だったのかは不明ですが。
キリスト教では「神=父」という事らしく
「神様は私達と共におられる」という言葉があるそうです。
キリスト教は詳しくありませんが分かる人が見たら、もっと深い意味の映画かもしれない。
面白いだけではなく、グロい映像もありました。
面白いだけではなく、グロい映像もありました。
映画の感想まとめ
主演のパク・ソジュン。
鍛え抜かれた格闘家にも負けない筋肉が美しい。
高身長で手足が長く、アクションシーンでは見ごたえがある事は間違いないと思います。
「悪と戦う力に目覚めていく格闘技チャンピオン」という役どころを演じたパク・ソジュン。
インタビューでは
「“まさに地獄だ”と思うほどつらかった」とふり返っており、アクションシーンでは酸素ボンベが常備されていたそうです。
そしてその相棒となる「アン神父」を演じた名優、アン・ソンギ。
「バチカンから派遣されたエクソシスト」という役柄のため、ラテン語のセリフを完璧に覚えてきたとか。
俳優さん達の努力の賜物ですね。
最後は、ちょっとバッドエンドになりそうだなと思っていたけれど
ハッピーエンドで、とても良かったと思います。
-yumichi-
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