『デンジャラス・ライ』Netflix配信!偶然と必然の危険な遺産相続!300万ドルダイヤ付き:動画配信・映画感想あらすじ考察
映画『デンジャラス・ライ』は2020年Netflix配信のサスペンス映画!大学に通いながら結婚したケイティは夫のアダムの大学院の学費を支援するために自分のキャリアを犠牲に働いていた。そんなケイティは大富豪のレナードの家でお手伝いとして働いていたが、ある時ケイティへ少しばかりの財政支援をレナードが申し入れ直後に自然死してしまい遺産はケイティと遺言が見つかり、事件は思わぬ方向へ展開していく・・
Netflixで2020/4/30より配信されている、サスペンス映画です。
Netflixでの分類としては、スリリングとなっていますが、そこまではスリリング・わさわさ、ぞくぞくはしないですかね。
全体的に程よいスピード感で進み、程よいサスペンス感ですすみます
評価としては、面白い類に入ると思いますが、残念なことに散らばした伏線が全部回収しきれずに、終わってしまいます。
ですのでおすすめ度としては
暇つぶしレベル
なので、感想中心となります。
それでは見ていきましょう!
あらすじ ネタバレなし
レストランでバイトをしているケイティ。彼女は、大学に通いながら、同じく大学生のアダムと結婚した。彼の大学院と就職が決まるまでは、自分のキャリアを犠牲に働いていた。アダムが就職した後に自分が大学院に行くつもりだ。
ある時、ケイティのアルバイト先にアダムに迎えに来てもらったときに、レストランへ強盗が入る。アルバイト仲間は殺され、客が人質に取られている。ケイティの制止を振り切って、アダムが強盗を抑え込み被害を防いだ。
時間は流れ4か月ほどたった時、アダムの就職先は見つからず、ケイティはは大富豪のレナードの家でお手伝いとして働いていた。アダムとケイティは事件以来、身の安全を顧みずに強盗に突撃し・働こうとしないことも相まって、折り合いが少し悪くなっていた。
銀行からは常に借金に追われる生活をしていた。レナードにアダムのことを口走ってしまい、本来は禁止されている夫婦でレナードの家で働くことになり、ある時ケイティへ少しばかりの財政支援をレナードが申し入れ給料の手形が多く振り込まれていた。
その夜、なんとレナードが自然死してしまう。遺産はケイティに全て渡すと遺言が見つかり、警察からは夫婦で働いていたことや大目に給料が振り込まれたことなどが重なり、殺人事件性を疑われる。
そんなとき、不動産屋だと言う、ヘイデンが家を譲ってくれとしつこく付きまとう。さらに事件は思わぬ方向へ展開していく・・
映画情報&キャスト
『デンジャラス・ライ』 2020年 アメリカ
【原題】Dangerous Lies
【監督】マイケル・スコット
【配信】Netflix
【脚本】デヴィッド・ゴールデン
【制作】マーガレット・H・ハデルストン
ステファニー・スラック
【出演者】
ケイティ(カミラ・メンデス)
:夫を支えるためけなげに働く女性
レナードの屋敷で働く
アダム(ジェシー・T・アッシャー)
:ケイティの夫
ジュリア・バイロン・キム(ジェイミー・チャン)
:弁護士
ミッキー・ヘイデン(カム・ジガンディ)
:不動産屋と名乗る男
チェスラー(サッシャ・アレクサンダー)
:女性刑事、レナードの死を捜査する
レナード(エリオット・グールド)
:裕福な老齢の男性
超感想中心の評価考察・レビュー
映画全体の構成とか
監督のマイケル・スコットは、テレビ映画を中心してきた人物です。日本ではDVDスルーが多く知名度はほとんどありません。『Hitched for the Holidays』『Debbie Macomber’s Cedar Cove』等がメジャーなところです。
脚本のデヴィッド・ゴールデンも監督と同じように、テレビ映画畑でキャリアを積んできた方です。
それを知ってしまうと、ある程度納得してしまいますが本作品は映画クオリティーというよりは2時間枠ドラマの脚本と演出で、映像クオリティーはNetflixの技術・製作費で底上げしているといった感じの仕立てです。
面白くないと言っているのではなくて、納得できるそこそこの仕上がりです。
映画全体のプロットは決して悪くないのですが、色々と散らかした伏線を回収しきれないのと、合理的に納得感が出ないのが本当に残念でしたね。
映画の全体的な構成とプロットは良いです。
アイデアも十分伝わってきます。似たようなドタバタ劇の遺産相続関係では、最近の映画で『台風家族』、直接的な遺産のテーマではないですが、『大いなる遺産』などありました。こういう感じでも無く、一貫性のないストーリーがこの映画の最大の良い所であるんですが、それを生かし切っていない。設定がキチンとしていないんですよね。
きちんと脚本で追い込んでいけば、もっと面白かったのではないかと残念です。
棚ぼたな遺産相続にはご注意 ネタバレあり
ここから先は少しネタバレはいりますのでご注意。
けなげなケイティが、ちょっと苦学生だけどやさぐれたダンナのアダムと
超寂しい、ロンリー老人から遺産相続を突然されて、その遺産を巡って。。。
って話なら分かりやすいのですが、余計な事件背景が物語を面倒にしています。
映画で描写されている事実としては
- 寂しがり屋の資産家のレナードが死んだ(殺された)
- ケイティとアダムはその屋敷内で数年前に死んだ死体とダイヤモンドをみつけた
- ダイヤは強盗されたもので、そのダイヤを巡って仲間割れしたようだ
弁護士の女と不動産家を語る男が共犯者
この3つなので、単に「強盗されたダイヤを巡る諍い」だけなのです。
のはずなのですが、
映画を面白くしようとする演出で、散らかりまくっています。
ですが映画のポイントは本当にこれだけ!
伏線回収されていない・偶然で片づけていることが多すぎなんですよね。
- レストラン強盗とアダム アダムの知り合いだった
- アダムが金の魔力で豹変
- アダムが捕まえた強盗が獄死していた
- アダムに偽の警察が電話してきた
- ケイティ―の職場の上司が家に侵入して死亡
- レナードの遺産の遺書(偽造?本物?)
- レナードが屋根裏に隠していたくちゃくちゃの現金
- レナードの恋人の写真
- ラストシーンで木の根元のダイヤ
ちょっと散らばりすぎでしたね。
途中のわくわく感が、伏線一気に回収パターンかと思い、どんどんドキドキしましたが
最後は、拾ってもくれませんでした。
夫のアダムあっさり死んじゃうし。
ケイティしか残らないし。
これはひどい。。。。
この辺がせめて、最後に触れてほしかったですね
そうすれば、評価良かっただろうに。
伏線回収型、『ゲット・アウト』『ゴーン・ガール』『カメラを止めるな』『パラサイト 半地下の家族』などどれも秀逸ものです。逆に伏線未回収だけども、優秀な作品も世の中にあります『ノクターナル・アニマルズ』などがそうですね。
本作は、伏線未回収で、微妙って評価になっちゃいます。
『リバーデイル』のカミラ・メンデス
『リバーデイル』は高校生が川のほとりで殺されたことで始まる人気ドラマで人気を博したカミラ・メンデスが主演です。
『ツインピークス』を彷彿させる、古いタイプのミステリーで、高校生やティーンが中心のドラマです。その中でヴェロニカ・ロッジと言うすーぱーお嬢様、ファッションも毎日違う気の強い女の子を演じています。
本作では、うって変わって、一気に苦労人!
大学院の夢をあきらめて夫を支えて働く女性を演じ、遺産を相続するスーパーラッキーガール!
まあ、本作はそれなりってことで、
これからがとても楽しみな、若手女優です
『インデペンデンス・デイ』のジェシー・T・アッシャー
『インデペンデンス・デイ リサージェンス』でクリヘムの兄と一緒に出ていたディラン大尉を演じていたジェシー・T・アッシャー
本作は、いけてる風を装い、金に人生をだめにされるダメダメ夫役を演じています。
良い映画にもスポットで出ています。
今回の役どころは、脚本に踊らされて、あまり善し悪しも無いと思いますので、カミラ・メンデス同様に頑張って欲しいところです。
海外の評価 2020/04時点
評価は、両評価サイトとも概ね、個人評価と合いますね。
Metascore (批評家) | 49 |
User rating | 5.2/10 |
TOMATOMETTER (批評家) | 37 |
Audience | 24 |
映画の感想まとめ
さほど、面白くない
ってほどではないのですが
散らかしたネタや伏線は、少しは触って欲しいです。
最近は、『ノクターナル・アニマルズ』のように本当にラストで全てなげうって、好きにして!
ってタイプの映画でも、それまでの展開で名作である気がすることが多くなってきました。
ほんと、Netflixは当たり外れが激しいな。。。
✔『リバーデイル』が好きな人は必見!
✔遺産相続したい人、これからする人!
✔Netflixドラマ好きな人!
こんな人ならこの映画おすすめで、好きだと思います。
独善的評価[5段階]としては
映像・音楽 3
キャスト 3
ストーリー構成 3
初見で読み取れない謎 2
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