『EVA』プログラマー憎んで美少女憎まず!トレイラーは超絶カッコイイ:動画配信・映画感想あらすじ考察
映画『EVA』はスペインの各賞を総ナメした近未来ロボットの映画!大学でロボットのAI研究を続けるために久しぶりに母校の大学へ戻ったアレックスは、以前研究していた自身の研究を完成させるために研究を再開する。かつての恋人は同じく研究者の兄と既に結婚しEVA(エバ)と言う娘がいた。アレックスはロボットAIの感情モデルとするが・・・
2011年のスペイン映画で、
ヴェネツィア国際映画祭で初お目見えした本作は当時、とにかくトレイラーがカッコイイと
ショートバージョンから、ロングバージョン出来たり話題をかっさらいました。
ありそうな近未来感はホログラムでプログラミングするかのような心地良い映像ですがデジタルなものでなくアナログな質感のある流体の物質のようなモノでモデリングしながらプログラミングするようですね。
たしかにカッコイイ
じゃあ、映画そのものはどうなのかというと。。
時間返せ-!
って感じです。
面白くないって訳ではないのですが、のっけから結論として
この映画はタイトルがストーリーのネタバレになっています。
その為、ネタバレしなくても感動は半分くらいになるなかなぁ
なので超短め感想
それでは見ていきましょう
あらすじ ネタバレなし
大学を離れて10年、大学の母校の恩師に呼び出されて再びでAIロボット研究をして、自身の研究を完成させようと再開する。
AIロボットで問題なのは、感情回路!少年のロボットには良質なモデルが必要だった。
街中で偶然見かけた少女がいた、その少女は天真爛漫でものおうじせずに様々な感情を表に出して、その姿を見てアレックスはAIのモデルにしようと決意する。
アレックスのかつての恋人は同じく研究者の兄と既に結婚していた。家に招待されたアレックスはそこに、あの少女がいた。少女の名前はEVA(エバ)と言い、兄夫婦の娘であった。
かつての恋人とのわだかまりは解けていないが、EVAをモデルにしようとするが許可が下りず反対される。
兄夫婦に内緒でEVAに感情テストを繰り返すアレックスは、EVAと兄夫婦に急接近していくのだが・・・
詳細なあらすじはMIHOシネマ
[showTable]映画情報&キャスト
EVA〈エヴァ〉 2011年
【原題】Eva
【監督】キケ・マイーリュ
【脚本】セルジ・ベルベル
クリスティーナ・クレメンテ
マルティ・ロカ
アインツァ・セラ
【製作総指揮】
セルジ・カサミティアーナ
リタ・ロッジ
アインツァ・セラ
エリック・タヴィティアン
【出演者】
ダニエル・ブリュール
マルタ・エトゥラ
ルイス・オマール
クラウディア・ベガ
超感想中心の評価考察・レビュー
タイトルの失敗。これはネタバレだね
映画のタイトルはかくも大事であるという格言が出来そうなくらい、本作はタイトルに失敗しています。
なぜって、それは究極のネタバレなのです。
映画のトレイラーや、宣伝をみてもAIロボット、研究、衝撃の事実、天才科学者、美少女、EVA
ですよ!
誰だってわかりますよね。
何のひねりもないし、衝撃の事実も見ている側からは何もなし。
映画の中のアレックスには、衝撃かもしれませんがね。
EVAの謎
EVAのネタバレしなくとも、すでにほぼわかっているAIの謎がいくつかあります。
どうしても、映画を見ている中では消化出来ませんでした。
AIの世界ってほんとわからんですが、中途半端するぐらいなら『her/世界でひとつの彼女』くらい、尖った演出もあり
安易なパスワードは身をほろぼすよ!
AIロボットの意識を消すパスワードは超安易です。
「目を閉じたら何が見える?」
これって、リセットパスワードがありがちで、だれでも、どこでも、いつでも簡単にリセットできてしまいます。
超セキュリティが甘すぎますね。
誤消去もありそうです
AI怒って、一発咬ましてくれないかな
「何にも見えねーよ、ばーか」
とか
EVA普通に食べていたよね
EVAのエネルギー補給とかはどうなっているのか、この辺が謎ですね。
ラストシーンで背中に何らかのデバイスを取り付けたり外したりしていますが、アレがエネルギーだとすると、毎回背中を切開するのはナンセンスなので・・・
仮にモーターオイルのような半年に一回替えるモノだとしましょう。
そうすると、EVAは経口でエネルギー補給する?
普通の食事に見えましたね。普通の食事がエネルギーに変わっているとすると、それはもう近未来科学の域をでていますね。
アレックスは何故大学に戻った?
アレックスは恩師のイレーネ先生に呼び出されて大学に戻りました。
でも、おいおいと。
ラストシーンで、イレーネ先生はEVAがロボットって知っていたよね。
そうすると、アレックスを呼び戻した理由って、なに?
少年ロボット完成させなくても良いじゃん。
プロットとして理解出来ない~
それとも、アレックがきがつくかどうか賭けたのか?それが試験だったのか?
そういう映画ありましたね。『アンキャニー 不気味の谷』もラストは言えませんが、女性ジャーナリストでAIの実験をしていましたね。
EVA役のクラウディア・ベガ
クラウディア・ベガは、本作で映画初デビューを飾り、いきなり、ガウディ賞主演女優賞にノミネートまでされています。
スペインの中ではめっちゃ評価されています。
鼻につくような喋り方でも、常にユーモアを織り交ぜてくる台詞回しがとてもキュートで可愛かったです。
本作を皮切りに、『Horizonte』ホラーに出演して高い評価を得ています。
スカヨハの『LUCY』なんかは、AIを凌駕したいっちゃった存在でしたが、美しかった。
海外の評価 2020/04時点
評価は、批評家・視聴者ともにそこそこ評価されています。
予想通りですが、私とはあいません。
まあ、映画賞受賞するくらいですからね、辛口コメント多かったですがタイトル以外は楽しめましたから。
Metascore (批評家) | 57 |
User rating | 6.7/10 |
TOMATOMETTER (批評家) | 43 |
Audience | 65 |
映画の感想まとめ
来たるべく近未来としては、面白い作品でしたね。
これが10年くらい前に作られたスペインの作品であることを考えると、かなりの優良作品ですね。
近年スペイン映画も本当に面白いモノが多くなってきました。
今後に期待です。
✔EVAとつけば、なんでも好き!
✔スペイン映画に興味がある
✔美少女の背中のくびれを見たい人
こんな人ならこの映画おすすめで、好きだと思います。
独善的評価[5段階]としては
映像・音楽 4
キャスト 3
ストーリー構成 3
初見で読み取れない謎 2
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