『スリープオーバー ~夜の大冒険~』子供達が誘拐された両親を捜す大冒険!平凡な主婦が実は大泥棒?・・Netflix配信:動画配信・映画感想あらすじ考察
映画『スリープオーバー ~夜の大冒険~』はNetflix配信のファミリー向け冒険映画!両親が突然誰かに誘拐されたクランシーとケヴィンの兄弟は母マーゴットが残した暗号の手がかりを頼りに両親を探す一晩の大冒険のなかで、その手がかりを見つけるたびに母親の秘密が一つずつ明らかになっていく痛快活劇
Netflixから2020/8/21配信開始したファミリー向けの冒険・コメディ映画です
これは面白いです
家族で安心してみることが出来ます
監督は『ピッチ・パーフェクト3』のトリッシュ・シー監督がメガホンを取ります
作りのテンポはよく、次から次に出てくる母親の秘密や謎を拾い集めていくストーリーラインで進みます。トンデモ設定ですがスパイキッズを見るような感じで安定の面白さです
そんな映画のおすすめ度は
☆3のおすすめ(5点満点)
感想中心となります
それでは見ていきましょう
あらすじ ネタバレなし
作り話をして学校の先生に注意されたことでトイレで
内気なところのあるクランシーは、想いを寄せる上級生の男の子に誘われたパーティに行くことで母親のマーゴットとケンカをして外出禁止にされてしまった。
弟のケヴィンは友達のルイスと家でお泊まり会で家の外のテントでキャンプごっこをしていると、クランシーと友達のミムがテントに隠れにきた。家を抜け出してパーティーへ行くと告げる。
ルイスがトイレに家に入ると、家の中が荒らされ父親と母親が見知らぬカップルに誘拐されたという。
クランシーとケヴィンは、ルイスの語る母親が忍者のようだったと言う人物像と実際の平凡な母親との間にギャップを感じつつ手がかりを捜す。キッチンテーブルに残された、ネックレスとメッセージからレンタルガレージを突き止めて向かと、そこには、自分たちの知らない母親の姿や、ハイテク製品や車が秘密基地のように隠されていた。
夫のロンは誘拐犯から、マーゴットが世界を股にかける大泥棒の一員だったことを聞き、証人保護プログラムで身元を隠して過ごしていたことを知る。
一方でクランシーとケヴィンは両親を捜す冒険の旅にまた一歩足を踏み入れていく
映画情報&キャスト
『スリープオーバー ~夜の大冒険』 2020年 アメリカ
【原題】The Sleepover
【監督】トリッシュ・シー
【脚本】サラ・ロスチャイルド
【出演者】
クランシー(セイディ・スタンリー)
:なかなか自分の気持ちを表現できない普通の女の子
チェロ弾きとして将来を悩んでいる
マーゴット:マチルダ(マリン・アッカーマン)
:ロンの妻、クランシーの母親
実は証人保護プログラムを受け身元を隠している
ロン(ケン・マリーノ)
:パティシエでマーゴットの夫
ケヴィン(マクスウェル・シムキンズ)
:クランシーの弟
虚言癖、空想癖がある
レオ(ジョー・マンガニエロ)
:マーゴットの元パートナーで婚約者
超感想中心の評価考察・レビュー
監督は『ピッチ・パーフェクト3』のトリッシュ・シー
トリッシュ・シーは青春ダンスムービー『ステップ・アップ5:アルティメット』の監督を務め、大ヒットシリーズで青春映画で新たにアカペラの分野で面白可笑しく映画化された『ピッチパーフェクト3』の監督を積んでキャリアを築いています。
ミュージックビデオの監督も多く勤め、クリエイターとしても評判がいいです
本作『スリープオーバー』でも、使っている音楽はセンスがいいと思います
マカレナのようなリズム感の音楽を中心に、思わずノリノリになるリズム感で映画のストーリーラインをテンポよく進めます
元々は振付師出身の彼女ですから、ダンスやアカペラ映画でもノリノリで
本作でも、トイレでケヴィンがちょいデブな体形でキレキレで踊るシーンもその一つなのでしょう
『キム・ポッシブル』のセイディ・スタンリー
主役のクランシーは『キム・ポッシブル』のセイディ・スタンリー
ディズニーチャンネルで大人気の実写版の『キム・ポッシブル』で女子高生ヒーローとして世界を救う主役キム・ポッシブルを演じます。
まさにシンデレラのように起用された彼女が
本作では内気で母親と衝突を繰り返すクランシーを演じ徐々に明るみに出るスーパー泥棒の母親の行方を捜します。
『ウオッチメン』のマリン・アッカーマン
マリン・アッカーマンが昔大泥棒だった母親を役です
ヒーローものいぶし銀映画『ウオッチメン』で紅一点の女性キャラクターだったシルク・スペクターII役、悪役のつんけんした女性が似合っていた『ランペイジ 巨獣大乱闘』などで知られます
元モデルとのことで、美貌は健在です
君にしか盗めない「デュラン・ミランの王冠」
「マチルダ(マーゴット)にしか盗めない」協力してくれと言われるのです
それはもう高価な装飾品
2000万ドルすると言われる「デュラン・ミランの王冠」
を盗んで来いと脅されます。
だけどこの窃盗団達のロンとマーゴットを誘拐した手際があれば、いくらでも自分たちで盗めるだろうにと思いつつ
マーゴットはロンが人質に取られたために、仕方なしに窃盗を決意!
何故かロンも盗難についていくのと話に!
何も知らないちょっと情けない父親ロンの存在がピカイチ
男なのに窃盗団に人質になって、妻マーゴットの過去の秘密を次々を知っていくところに、面白みが凝縮されています
ぱっと見、この映画は『スパイキッズ』とか、『エージェント・ウルトラ』とかスパイもののノリで進むのかと思いきや、大泥棒で証人保護プログラム中の身分を変えた実は怪しい女性
どちらかと言うと『ロング・キス・グッドナイト』の記憶を無くしていた元スパイのジーナ・デイビスとかを思い出しました。シュワルツェネッガーの『トゥルー・ライズ』の女性版のようなものに近いですね。
でもこの、証人保護プログラムを受けているってのがミソですよね
究極です、昔犯罪者確定だったってことですからね
その妻の秘密が、次々出るたびにロン(ケン・マリーノ)の大げさな演技が冴えわたります
普通の俳優のはずですが、コメディアン路線で十分行けると思います
一歩進むたびに、出てくる妻の過去と
昔の男レオへのやっかみに溢れた
人質の緊張感ゼロで、ロンの面白な行動全てが見どこです
母親探しの緊張感がないずっこけ大冒険
クランシーとケヴィンとその友達ミムとルイスは
わけのわからないうちに大冒険に発展していきます
犬の首輪につけられた情報から
レンタルガレージにたどり着き、
ケヴィンの鼻くそがキーになって、ハイテク基地のようになります
でも、ここが面白い
出てくるのは武器だけでなく、昔の写真とか衣装とか変装道具
そこに全くに合わないクラスSな、レーザーペン
ここだけ007並みの装置です(笑
車のハイパーモードも大したことないですよね冷静に考えると自動運転なんですけどね
まあ今の時代ではまだそんなAIもないので
一介の泥棒が入手できるものでははありません。
レーザーペンと合わせてOパーツのようなものですね。
母さんの友達は泥棒さん
お母さんが指定した図書館へ行ってみると
ハリーポッターやダビンチコードのように、さらに複雑な迷路のような地下室!
そこでは昔のパートナの友達が出てきます
お母さんから、自分の居場所をGPSでたどれる装置を彼女に託していました!
でも彼女は今でも泥棒さんです
ある意味凄いです
地下に住んでマーゴットと別れてからも十数年ずーっと泥棒で生きてました。だいたい証人保護プログラムを受けてこんなに近くに住むってことがあるのかな?
レオもそうだけど、車で数時間で行けるくらいの近さでかくまうかねFBIが・・この辺はファミリー映画ということで十分妥協できる範囲です。
総じて面白い
レオとロンの漫才もいいですが
ケヴィンとルイスの外しまくる面白くないコメディがまさにティーン映画っぽくていいです。何か妙に一晩の冒険を通じて大人になっちゃった感じとかね
クランシーの気持ちの変化が映画の主題なんですよね
母親に対する嫌悪感が、秘密を知ることによってイメージギャップが信じられなかったのが畏敬の念に変わって、さらに母親のスーパーな活躍ぶりを見る自分たちが見捨てられるのではないかと言うような寂しい気持ちになっていきます。
このあたりが見どころ押さえどころのポイントでしょう
映画の感想まとめ
面白い映画だと思います
批評家には、まあティーン映画なりの評価でしょう
面白い仕掛けもあるし、退屈しないしおすすめです
独善的評価[5段階]としては
映像・音楽 4
キャスト 3
ストーリー構成 4
初見で読み取れない謎 3
ディスカッション
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