韓流バナー

『ハンターキラー 潜行せよ』ギリギリの世界大戦回避の攻防!息詰まる全盛りアクション:動画配信・映画感想あらすじ考察

2020-08-19

映画『ハンターキラー 潜行せよ』はジェラルド・バトラーが主演し製作としても参画したポリティカル戦争系潜水艦アクション映画!生粋のサブマリナーであるジョー・グラスは原子力潜水艦アーカンソーの艦長を命ぜられた。アメリカ海軍潜水艦タンパベイがロシア領域で失踪したことでアーカンソーが派遣されるがそこには大きな陰謀が隠されていた

『ハンターキラー 潜行せよ』は原作は小説のアクション映画

系統的には潜水艦海洋アクションであるにもかあわらず

ポリティカル
敵基地潜入アクション
人質救出
核戦争

どこかで見たことのあるシーンやセリフが

右に左に飛び交う全盛のアクション映画

潜水艦映画『レッドオクトーバーを追え』とかトム・クルーズの『ミッション・インポッシブル』シリーズ、シルベスター・スタローンの『エクスペンダブルズ』とか

足して、盛りっとして

ニコっと笑うと出来そうな映画です

ジェラルド・バトラーの主演なので筋肉もりもりのジェラルド・バトラーのアクションを期待しましたが、今回は冷静なのか熱いのかよくわからない潜水艦の艦長役です

じゃ、面白くないのかというと

それなりに面白いです!

ヒット映画の要素をそこそこ取り入れていますから、名作にはならずともアクション映画としては飽きることなくみられます。部品のパーツは高品質なのでね。

批評家からは、受け悪いかもしれませんが

おすすめです!

そんな映画のおすすめ度は

4のおすすめ(5点満点)

感想中心となります

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

ロシア領バレンツ海域にて、ロシア潜水艦コーニクの背後につけて隠密偵察を敢行しているアメリカ合衆国海軍潜水艦タンパベイがコーニクが爆音とともに突然沈没しているのを目の当たりにする。その直後海氷近くからの魚雷でタンパベイも海に沈んでいく。
アメリカ統合参謀本部ではロシア勢力圏内で突如として連絡の取れなくなったタンパベイが撃沈された可能性で捜索を開始していた。休暇中に呼び戻されることになったジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)は、先だって就任した潜水艦艦長として、攻撃型原子力潜水艦アーカンソーを指揮してバレンツ海域へ赴くことになる。
兵卒からたたき上げのジョーは潜水艦の中で数十年過ごしてきた生粋のサブマリナー
危機対応能力が半端なく優秀だ。現場海域ではタンパベイが撃沈されていることを確認しコーニクは内部から爆破していることまでを確認すると、突然アーカンソーも魚雷に襲われるが何とか回避し魚雷を撃ってきた潜水艦を逆に撃沈する。

生き残っていたコーニクの乗組員と艦長を回収すると、統合参謀本からとんでもない指令を受ける「ポリャルヌイ海軍基地」へ向かいロシア大統領を救出せよ。
そこにはとんでもない陰謀が渦巻いていた・・・・

あらすじ詳細はMIHOシネマ参照

[showTable]

映画情報&キャスト

『ハンターキラー 潜航せよ』 2018年 アメリカ
【原題】Hunter Killer
【監督】ドノヴァン・マーシュ
【脚本】アーン・シュミット
    ジェイミー・モス
【原作】ドン・キース
    ジョージ・ウォレス
    『ハンターキラー 潜航せよ』
【出演者】
ジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)
 :原子力潜水艦アーカンソー艦長
  兵卒のたたき上げの軍人で、生粋のサブマリナー
統合参謀本部議長(ゲイリー・オールドマン)
ジョン・フィスク海軍海将(コモン)
ジェイン・ノルクィストNSA局員(リンダ・カーデリーニ)
ブライアン・エドワーズ(カーター・マッキンタイア)
 :潜水艦アーカンソーの副艦長
ビル・ビーマン(トビー・スティーブンス)
 :Navy SEALs隊員 強襲チームリーダー
セルゲイ・アンドロポフ(ミカエル・ニクヴィスト)
 :ロシア コーニクの艦長
  敵同士ながらジョー・グラスと心を通わせる

超感想中心の評価考察・レビュー

GAGA公式 yourubeより

ジェラルド・バトラー製作主演参加の肝いり

本作はジェラルド・バトラー製作主演で、監督にドノヴァン・マーシュを迎えています

ドノヴァン・マーシュ監督は、珍しい南アフリカ映画『裏切りの獣たち』(iNumber Number)でメガフォンを取り、アクション映画では一定の評価を得ています

created by Rinker
Tc エンタテインメント

ジェラルド・バトラーや、制作企画側の人達もその辺に目をつけたのでしょう。

本作に繋がりますが、本作はジェラルド・バトラーの作品としては興行的には異例の低空飛行でした

なんせ、製作費を回収できていない(> <)

劇中、あんだけバンバン戦艦や潜水艦をだしたり、アクションバンバンしたらそりゃあ金かかりますよ。

でも残念、かなーり好き嫌いはありそうですが

私は好き!

ジェラルド・バトラーはアクション映画『300』はじめ、彼自身が筋骨隆々の筋肉対決のような映画も多いですし、近年の代名詞である『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズでのキャラクター作りにも成功しています。

一方で元々は弁護士を目指した法科の人間です。筋肉前面のアクション映画や、彼自身がアクションするような映画だけでなく、『PSアイラブユー』であたったり、『完全なる報復』のようなインテリまで幅広く演じるようになってきました

『ヒックとドラゴン』では、声優までやっています

まあ、ヒックの父ちゃんのバイキング族の王様なので、筋肉むっきむっきですけどね。

アニメの中でまで筋肉もりもり・・

本作の中では、潜水艦の船長を演じます

しかも、物怖じしない人物の役、

核のボタン・第3次世界大戦の入り口に立っての世界の命運を判断する重要な役割を担います

アクション映画でアクションしないジェラルド・バトラーはなかなかの見ものです

かっこいいぞゲイリー・オールドマン

『レオン』で悪役の花的な、まばゆいばかりの輝きを放ったゲイリー・オールドマン

シリウス・ブラックとして世界的なファンタジーのヒット作『ハリー・ポッター』にまで出て、死んだ時には涙まで出ちゃいました。

若いと思っていましたが、実は結構なお年で

齢を良い具合に重ねています。本作を撮影時には60歳

実に貫禄のある、アメリカの統合参謀本部のトップを演じます

これが実に良い!

少将の言うことや判断を信じつつも自分の考えを遠巻きに伝える雰囲気が

アメリカを守っている感があり貫禄もあり堂に入ってます。

悪役も似合うし、本来の2枚目イケメンぶりもいいですが

『裏切りのサーカス』『キラーズ・セッション』のようなスパイや愛国者的な人物もイメージが合います

名作映画のいいとこ取り

下手をしたたら、盛り過ぎのパロディーになるのかってくらい色々な映画からカッコいいシーンなんかを持ってきています。

オマージュってレベルではないですね。

カッコ良ければすべてよし!

このノリだと思います

節操がないと言えばそれまでですが、原作がわからないのですがおそらくこれは演出でしょうね

・ジョー・グラスを迎えにヘリコプターが突然やってくる
 『ミッション・インポッシブル』

・ジョー・グラスが鹿を撃とうとして撃たない
 ありそうでしょ
・「いいニュースと悪いニュースがある」
 今どき言わないかな
・ロシア大統領が簡単に拉致
 『エンド・オブ・ホワイトハウス』『24 -TWENTY FOUR-』

・潜水艦 「海図には載ってない道がある」
 『レッドオクトーバーを追え』
・その他潜水艦シーン
 『K17』、『クリムゾン・タイド』

created by Rinker
ポニーキャニオン

あるあるー

完全に同じではないんですけど、ありがちな映像が満載です

『レッドオクトーバーを追え』のクレイジーイワン(後方探索するために右に急旋回をするロシア海軍の独特の動き)なんかをやってくれりゃあー、さらに面白かったんですけどね。

そういう意味では、はずさない面白さがあります

プロットとストーリー展開は大げさだけど面白い

演出はなんだか、色々ありがちなテンプレ演出の嵐ですが

全体的なプロットやストーリー展開は好きです

ストーリー全体の流れとしては

暴走してクーデーターを起こしたロシア防衛相が、大統領を拉致監禁してしまいます。
実権掌握の為にアメリカと紛争を起こして軍事政権を誕生させるのが目的

アメリカ政府は実態把握のために調査強襲部隊を向かわせると、戦争準備をしてロシア大統領が拉致をする防衛相を発見
アメリカは軍部掌握はまだ出来ていない防衛相の野望を砕くため
ロシア大統領を救いだすことを画策します

ここからは、本当に

テーマは”ザ無茶”

実行できないような正真正銘

無謀でミッションインポッシブルな指令が飛び交います

兵隊さんは大変だよ

  • ロシア領に行ってこい
  • 大統領を救ってこい、ロシアの大統領だけどね
  • 味方は4人
  • 核攻撃しろー(中距離弾道弾を撃て)

凄すぎです

これらの作戦をちゃんとクリアしていくアメリカ海軍はめっちゃ優秀!

まあでも、かなり厳しいよねリアルワールドではさ

ロシア基地に侵入とか、船舶が基地周辺海域に入れるのも奇跡だろうし

潜水艦の描写

色んな映画に似ているとは、思いましたが実は潜水艦の戦闘や海の中での緊迫感は、実は日本のコミックで”かわぐちかいじ”の『沈黙の艦隊』に近いなぁと思っちゃいましたね

海底への着床や、魚雷発射後のデータ変更とか

実は意外と参考にしてたりするんじゃあないかなぁ

まあコミックをイメージできると言ううことは両方とも想像できる限りの潜水艦のリアリティを描いているということなんでしょうね

映画の感想まとめ

めっちゃ面白い映画だと思います

批評家には、たぶん低評価だろうなぁ

でも私は面白かった

素人受けする仕掛け満載、ありえない設定とクリアしていく緊迫感は爽快です

賛否両論の映画だとは思います

非常に映像も音楽もクリティ高く作られており、おすすめです

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      5
 キャスト       4
 ストーリー構成    4
 初見で読み取れない謎 4