『エージェントウルトラ』痛快スパイアクション 評価・ネタバレ

2019-12-30

麻薬中毒のマイクが、抑え込まれた記憶の中からCIA洗脳プログラムでスーパー諜報員の能力を思いだし徐々に真の力に目覚めていく!

ジェシー・アイゼンバーグとクリスティン・スチュワートが織りなす、ラブ・アクション映画!

あらすじ

マイクは、恋人のフィービーと一緒に暮らす、いわゆる薬中だ。

コンビニでバイトをしながら、バイヤーから薬を仕入れては、恋人のフィービーにわからないように麻薬をキメル生活を繰り返している。

あるとき、二人で街を出ようと飛行場に行くもマイクは嘔吐を繰り返して飛行に乗れなかった。今までも何度も街の外に出ようとするが、決まってパニック症候群に見舞われて旅行にさえ行けない。

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マイクは自分はだめな人間で、フィービーに迷惑をかける最低の人間と知りつつも生活を変えられずにいた。

あるとき、マイクのバイト先のコンビニで、深夜にレジで働いていると中年の女性が暗号のような意味の不明な言葉をマイクに言って去って行く。

その少し後、マイクの車にいたずらをしようとしている二人組を見つけ、マイクは車へいたずらする二人に近づくと二人は突然襲ってきた。

マイクはとっさに、食事中のスプーンを武器に二人を殺してしまう。

自分の行動が理解できないマイクはフィービーに連絡して来てもらうが、警察に捕まってしまう。

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警察に拘留される二人の警察の元に、暗殺者数名が送り込まれ警察署をめちゃくちゃ破壊し警察官達も殺してしまう。マイクはまたもや謎の力を発揮し、殺し屋達を撃退する。

マイクはCIAが秘密裏に開発した洗脳プログラムの被験者の一人だった。洗脳によりスーパーエージェントを作り出していたのだった。

CIAの責任者は街の外に出ようとしたマイクに危機感を募らせ、マイクの殺害命令を出したのだった。

マイクとフィービーは逃亡を続けるが、フィービーも実はCIAの元職員でマイクを監視している一人だった。

次々と、マイクの元に殺人者が送り込まれるが・・・

映画情報&キャスト

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『エージェント・ウルトラ』 2015年 アメリカ
American Ultra
監督 ニマ・ヌリザデ(英語版)
脚本 マックス・ランディス
出演者
マイク・ハウエル
  ジェシー・アイゼンバーグ
フィービー
  クリステン・スチュワート
エイドリアン・イェーツ
  トファー・グレイス
ヴィクトリア・ラセター
  コニー・ブリットン

麻薬中毒のスーパーエージェント

ダブルタップは自然に

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マイクを演じる、ジェシー・アイゼンバーグは『ゾンビ~ランド』『ソーシャルネットワーク』等でおなじみの、どこかとぼけた早口の新進気鋭の俳優です。

”おたく”の役もこなすし、『グランドイリュージョン』のようのスマートな天才肌のやくもこなす演技派だ。本作では、情けない人間として麻薬中毒の若者をそつなく演じています。

本作では、主人公のマイクが麻薬の溺れてうつろな頭で過去のことを認識できていないような状態でCIAから監視され続けています。

そんな時に、CIAの職員からマイクの潜在能力を解放する”秘密の暗号”を聞いてからスーパーエージェントに覚醒していきます。

起こった事は、時系列に全て記憶できるし、それを自由に引き出す!さらに身体は勝手に動きます。スプーン一つで殺人もお手の物。

跳弾の技術を使って、放り投げたフライパンに跳弾を当てて敵を倒すなど本当にスーパーです。

あそこまで、技術をもっているのにダブルタップ(『ゾンビ~ランド』)は必要ありませんね。

どことなく走り方もコミカルで、麻薬中毒患者がおどおどしているところから、覚醒していく様が面白いです。

マイクは徹底して身の回りの生活用品(フライパンとか、スプーンとか)で敵を倒すのは実に面白い。痛快で、ラストのホームセンターでの戦闘も片やライフルや機関銃、マイクはホームセンターの商品が武器です。

この生活用品が武器という設定はラストシーンにも繋がっていて、敵の身の回りの物は全て武器に出来るスーパーぶりです。

狼男と吸血鬼の次は麻薬中毒が相手役

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クリスティン・スチュワートは、おなじみの『トワイライトシリーズ 』 のベラ役で有名です。どことなく、独自の視点を持って意志の強い役どころが実のよく似合っています。

本作でも、陰から主人公のマイクを支えて、守りつつ芯の強さを発揮しています。

自身もCIA職員だったところから、マイクに惹かれCIAのキャリア人生を捨ててまで、マイクと一緒にいることを選んでいます。

今回の映画でわかりましたが、クリスティン・スチュワートは麻薬中毒や少しサイコっぽい役どころも実にそつなくこなしますね。そことなく陰があり、秘め事をもっている雰囲気が合ってるのだだと思います。

映画の評価

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全体的にラブよりも、アクションとしての要素が強いと思います。

公式ホームページから辿ると、ラブ・コメディーで定義されていますが、コメディ要素はあまり感じられませんでした。

残念なのは、CIAのマイクを始末する理由です。

それが、「精神異常患者をスーパーエージェントにするのは、国家への反逆」とされていますが、
それならば、本映画のベースの設定「麻薬中毒患者に第3の人生の選択するチャンスをあげている」という相反したものが成り立っていないです。

CIAとかを使った、映画の無理矢理名話の展開に違和感を感じます。

ストーリーとしては、マイクを抹殺しなければいけない、確固たる理由をもう少し作っておいて欲しかったですね。例えば、忘れ去られた記憶が蘇ると、上層部が失脚するとか、そういうものですね。

この辺がグタグタなので、スパイ映画にしてはピリッときませんでした。 全体的には純粋の何も考えずに楽しむとエンターテイメント作品としてよかったと思います。

まとめ

”ほげる”的には、おすすめの一つ!

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      4
 キャスト       4
 ストーリー構成    3
 初見で読み取れない謎 3

いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、最高に面白い作品と思います。