『約束のネバーランド』原作イメージは壊れたか!?それでもやはりドキワク面白い「仲間との約束を信じて脱獄せよ」:動画配信・映画感想あらすじ考察
映画『約束のネバーランド』は『週刊少年ジャンプ』で連載されたコミックが原作!鬼の食料になるためだけに育てられる運命を背負った少年少女が、偽りの楽園を脱獄するために頭脳戦を繰り広げる
『約束のネバーランド』は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2016年35号~2020年28号迄連載
(全20巻)原作:白井カイウ、作画:出水ぽすか
このメガヒットな何なんだろうか・・・
テレビアニメ化・小説化・映画化などになっています
今回は漫画の5巻位迄を映画化したストーリーで、そのシーンでは血なまぐさい事など何もない
平和そうな孤児院の子供達は、今日も元気いっぱいに無邪気に遊び幸せを謳歌してた
そうだ、本当の家族同士じゃないし、血は繋がってないけれど、硬い絆で結ばれている!
皆、ママを愛し、愛されている。しかし、ある日、残酷な真実をしってしまう
自分たちは鬼の食事用に飼育されている!!
弱肉強食といえど、これはあまりにも強敵すぎます。逃げる統べはあるのか…。
ただ一つ問題が、本作を喜んで全巻コンプすべく私の家族が本屋を駆けずり回っているのに
とても、漫画も全巻見たし、映画も一人で見に行ったとは言いだせない雰囲気。・・・
それでもやっぱり、面白い!
”ほげる”的には、
間違いなくおすすめの作品です
☆4のおすすめ(5点満点)
それでは見ていきましょう
あらすじ ネタバレなし
色々な孤児が集まる「孤児院」・グレイス=フィールド(GF)ハウス。
ここで「ママ」と慕われるイザベラ(北川景子)のもとで、血縁関係のない兄弟姉妹達が幸せに暮らしていた。GFハウスでは子供達を、特殊な勉強とテストにより育てあげ、「6歳から12歳までの間に里親の元へと送り出す」と孤児たちは教えられており、「この孤児院の周り以外は危険なので外へ出ないように」と言われている。
ある時、仲間のコニー(浅田芭路)の里親が決まり、
そのコニーが忘れて行ったウサギのぬいぐるみをエマ(浜辺美波)とノーマン(板垣李光人)が後を追い、返しに行こうとする。
初めて見る外の世界。そこで見たものは、倒れているコニーと見たこともない化け物・鬼の姿!
話を盗み聞きすると、実は孤児院で育てられているのではなく、鬼たちの食用の為に自分たちはママに飼育されている!食べ頃になった6歳から12歳までの間に出荷されるという
エマとノーマンは孤児院へ鬼たちとママにバレずに戻ったが、
もう自分たちの家族を、同じような目に合わせたくない!そう思い、脱出の計画を立てていく。
映画情報&キャスト
【監督】平川雄一朗
【脚本】後藤法子
【原作】白井カイウ・出水ぽすか
【音楽】得田真裕
【主題歌】ずっと真夜中でいいのに。『正しくなれない』(UNIVERSAL MUSIC)
【出演者】
エマ:浜辺美波
レイ:城桧吏
ノーマン:板垣李光人
クローネ:渡辺直美
イザベラ:北川景子
謎の男:松下桃李
グランマ:三田佳子
鬼の声:関俊彦(声の出演)
超感想中心の評価考察・レビュー
子供の楽園!? 子供VS大人の頭脳プレイ
この映画は孤児院GF、神殿も楽園から子供たちが脱走しようとするストーリー
子供達に特殊なテストを随時しているのですが、
それは、食用人肉として出荷の為! しかも出荷先は鬼族
鬼達は特に、優れた脳を食べたら、もう飛び上がるくらい美味しいのだそうだ!
ゆえに優れている脳ほどランクが上、・・・!?
怖いですね…。
特にハイスコア(ずば抜けて頭がいい)のが、主人公のエマ、同じ年のノーマンとレイの3人組、この3人がGFの子供達を全員脱出させて、食用人肉の運命から救うべく奔走します。
鬼ごっこを通じて、3人が小さい子達を逃げ方や戦略を教えたりと、頭を使う逃げ方などを教えながらGFの管理人と心理的駆け引きの対峙が純粋にわくわくします。
ママに作戦がバレているかバレていないか…など、無言の圧力的な怖さも沢山あり。
そんなかに、作戦を妨害するかのように、シスタークローネがイザベラの元に助っ人として孤児院に入ってきます。作戦を邪魔するように、見張りが一人増えてしまい、さらに一筋縄ではいかないこのストーリー。
次がどうなるか終始ハラハラドキドキ…です!
原作と出演者の年齢差は…?
原作:出荷が6歳~12歳 → 映画版:12歳~16歳 …と引き上げられています。
(世間的にか、出演者の年齢の問題だったのか…)
【原作】:エマ、ノーマン、レイ、3人とも12歳
【映画】:エマ:16歳(出演者:20歳)
ノーマン:16歳(出演者:19歳)
レイ16歳(出演者:14歳)
結構な年齢差です。映画、漫画共に年齢が合いそうなのはレイだけですね。
エマはやはり少し違和感は感じました。コミックから入っている人はなおさらではないでしょうか。
20歳の浜辺さんが12歳を演じるのは無茶すぎる…と正直感じ、子供らしさと言うよりは、そのまんま他の映画に出てくる浜辺美波!って感じのエマでした
浜辺さんは、やはり黒髪がにあうんだな…。(笑
ノーマンも演技は上手でしたが、やはりお兄ちゃんノーマン。レイは、活舌が良くない・演技が…とネット等で言われてましたが、私は凄く良かったと思います。確かにすこし活舌は?
と思いましたが、演技は感情が入っていて上手だと思いましたよ。噂では、14歳なので、途中で声変わりしたとか。仕方ないので後でアフレコで…となり、違和感があるらしいです。
海外でドラマ化が決定している!
約束のネバーランドは海外でドラマ化予定です。
監督:ロドニー・ロスマン(主な作品:スパイダーマン)が担当するとか。
政策スタジオ:Fox21。配信はアマゾン プライムビデオ。
海外ドラマなので、子供達の配役は同じ年齢で合わせてくれるかも!と淡い期待をしています。
世界観も日本よりあっているような気がしますね。
原作に近づける為に、ロケ地となったのはここ!
映画と漫画を見比べた時に、孤児院の外観がリアルに再現されてるなと思い、CGか?と思ったのですが、ロケ地はちゃんとありました!
【孤児院】→福島県の国指定重要文化財「天鏡閣」で行われています。
※撮影は外観のみ。「天鏡閣」は一般公開しています。
【孤児院周辺の森】→長野県「入笠牧場」など
ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』パクリ?
約束のネバーランドを見ると、原作も同じですがあれ?
小説『わたしを離さないで』になんか似てる
雰囲気がそっくりで、世界観こそ違うものの演出を除けば
全体的なプロット・展開が同じような気がします
はたして、パクリ疑惑は本当なのでしょうか?
映画化・日本でも綾瀬はるかと三浦春馬、水川あさみの共演でドラマ化もされている名作です。
確かに似ているところの多い作品です
製作年から言うと、『約ネバ』がパクリったほうだと言えましょう。
両作品の類似点ですが
- 洋館で子供達が育てられている
- ある”目的”を持たされてある年齢まで生きることが出来る
- 男女3人が主役級(構成比は違う)
こういったところでしょうか
ただし、原作を読み進めていくと決定的な違いがあります
それは、ラストです
約ネバは原作のあらすじのネタバレになりますが、最終的にはハッピーエンドです
一方で、『わたしを離さないで』は壮絶なる悲しい結末です。それに、洋館を逃げ出したりしなかったのも違う点ですね
個人的な見解ですが、あくまでもインスピレーションとして何かを感じ取ったかもしれませんがパクリはないと思っています。
そういう意味では似ている映画は他にも存在していて、『レベル16 服従の少女たち』なんかもそうですね
映画の感想まとめ
コミックを知っていても、ここまで違うと
違う映画として受け入れることが出来るもので、頭脳バトルも0リセットな気持ちで見ることが出来ます。
相対的に面白かったです。
原作コミックは、完結していますが、ストーリーはまだまだ続きます。
第1章のGF編として一区切れのストーリーは、ここまででってのがタイミングもいいですね。
キャスティングで一番マッチしているのは、イザベラの北川景子で、本当にハマり役
ほほえみながら怖いオーラがでている…流石です…。
クローネ役の渡辺直美さんは、原作とはちょっと違います。原作はアメリカ系アフリカ人で筋肉質の明るい豪快な感じの女の人。しかし、日本人のキャスティングで探すのは難しいのではないでしょうか。プロレスラー探す訳にもいかないし(笑。外人ぽい気質と、話題性で渡辺さんを起用したのではないかと。
渡辺さんのクローネ、私的には、かなり好きです(笑
映画の世界観は全体的に表現出来ていてよかったと思います。これで子供達を近い年齢の配役だったらバッチリだったのですが・・・・
ここは、しゃーないかと思います
ほげる的には
おすすめの作品です。
独善的評価[5段階]としては
映像・音楽 5
キャスト 3
ストーリー構成 4
初見で読み取れない謎 4
いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、に面白い作品と思います
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