『私がクマにキレた理由』スカヨハのベビーシッター役熱演は一見の価値あり!エッジの利いたブラックユーモア:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信
映画『私がクマにキレた理由』(The Nanny Diaries)は2007年のアメリカ映画!理由と書いて”わけ”と呼ぶ本作は、原作『ティファニーで子育てを』はベストセラー小説、スカヨハことスカーレット・ヨハンソン主演のブラックユーモラスなヒューマンドラマ
[showTable]映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む
最近アベンジャーズを改めて見直したのだが、あのスーパーマンたちが揃うチームで一際三枝つ存在だったのがスカーレットヨハンソン演じるブラックウィドウだった。だって!他のやつは空飛んだりとかしてるのに彼女だけ生身の人間!ハルクみたいに高いところから落ちてイテェ!じゃ済まされないのにもかかわらず、先頭を走って敵と戦う姿は正直かっこいい。
だから、逆にスカーレット・ヨハンソンはそう言った戦うキャラやスパイキャラがイメージとしてあったのだが、今回は真逆!新たなスカーレット・ヨハンソンの魅力を知ってしまう映画「私がクマにキレた理由」を紹介したい。
あらすじは大学を卒業し、就職活動に悩むアニーが公園で黄昏ている時、偶然近くを通ったグレイヤーという男の子を事故から救ったことで、ミセスXからベビーシッター(ナニー)を頼まれる。住み込みだし家を出て働くことができると考えたアニーはナニーの申し出を受けるのだが、アニーを待ち受けるものは、グレイヤーといういたずら盛りの少年と、ミセスXのわがままだった・・・
映画の感想は後述するとしてまず言わせてくれ。ナニーって何よ!アニーナニーってややこしいわ!普通にベビーシッターみたいなアニー言い間違えない名称に変えろよ!
・・・失礼。少し興奮してしまいました。
うーん・・・映画の感想に戻るとスカーレット・ヨハンソンてすごいなと改めて思った映画だ。
例えば、ダニエル・ラドクリフを見た時にどうしてもハリーポッターのイメージが出てしまうのだが、この映画において、スカーレット・ヨハンソンンからブラック・ウィドウの雰囲気が出ることは皆無だった。(でもブラック・ウィドウだったらそういう雰囲気を0にしてナニーが出来そうだなとおも思っていた。)
アベンジャーズネタは一旦忘れて、結構面白い映画だと思う。育児の大変さとかそういうメッセージをうまくコミカルに伝えてくれているのがわかるし、ブラックでエッジの利いたユーモラスな作りが何り面白い
就職活動に困っているアニーの等身大の悩みが、就活していた時の自分とダブってすごく共感できた。(日本だと貴殿の今後の活躍を期待してるって連絡くるけどさ、活躍期待すんなら入社させろよ!って思ったりもした当時・・・)
こういうちょっと気の弱いアニー役のスカーレット・ヨハンソンってのも魅力がある。
彼女は、そう元々が芸達者だった。
最近でも『マリッジ・ストーリー』や『ジョジョ・ラビット』、『真珠の耳飾りの少女』などまさに演技派女優、アベンジャーズのアクション女優だけにとどまらない存在感が好きだ。
でもアニーのいい人感が目立ってミセスXの勘違い上流貴族ぶりも目立つんだけど、一番の馬鹿野郎はミスターXだよね。育児は無関心、家庭も無関心、でもアニーに対する下心はありってあんたどんだけゲスやねん!ってか家にきたベビーシッターに欲情してんじゃないよ!子供に悪影響でしょ!って目の前で叱り飛ばした後に、ペットボトルのキャップで水を浴びせてやりたくなる役柄。ぶっちゃけ、ミスターX=馬鹿野郎→ミセスXストレスフル→グレイヤーはなんとなく空気悪いのを察知するっていう悪影響な感じがしたので、映画だとミセスXとグレイヤーの間にアニーがうまく入った感じだったが、多分マイレージ・マイライフに出てたジョージ・クルーニーだったら一発で解雇されてたね。
まぁでもミセスXも前半は高飛車な嫌なタイプのお金持ちだったのも間違いない。ミセスXが通っていたグループ会合もなんか変な感じだったし、あーいう人たちがきっとハンガーゲームみたいなのを面白がって企画するようになっていくんだろうね。あの私たち善であり社会に貢献するのです!
みたいな胡散臭さは世界共通
グレイヤーはまぁ年相応ないたずら小僧という感じ。寂しいからいたずらしていたというわかりやすい図を行動で示していたが、いじめとかしているわけじゃないしすごい優しい少年だろうなと思った。アニーは結構追い込まれてイライラしていたけど。
最後はミセスXが改心というか、アニーの行動を見てグレイヤーに向かい合うようになってめでたしめでたしで、個人的には満足しているのだが、一点だけ言わせてもらうと、アニー・・・酔っていたとはいえ、あそこまで悪態かますのはひどいと思うよ・・・とミセスXになんか同情してしまった。だってあんなことされたら絶対ミセスXはずっとからかわれ続けるしね。まぁ本人が幸せになったのであればいいんだけど・・・
というわけで総じていうと、スカーレット・ヨハンソンの名演もあり、ユーモアも交えながら家族愛!みたいなところを打ち出しているハートフルな作品なので、ソロ視聴でも家族で視聴しても面白い映画だと思ってる。あとアニーが怒るシーンは結構スカッとしたりするので、なんかイライラが溜まっている人は前半のアニーに共感しながら、ラストシーンで鬱憤を一緒に晴らすのはいかがだろうか。
― hogeru -
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