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『マイ・インターン』インターンはまさかの年上男性!アンハサウェイ演じる若きCEOと絶妙なトーク:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信

2021-03-26

映画『マイ・インターン』は2015年にアメリカ合衆国のヒューマンドラマ映画!主演をロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイが務め、まさかの社長がアン・ハサウェイで、インターンがロバート・デ・ニーロとそれって逆だよね的な掛け合い漫才かのようなコメディ要素もたっぷりの映画

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映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む

 高齢者雇用安定法が制定されて、今後企業は70歳まで従業員を雇い続ける経営努力をしていかなくてはいけないらしい。まぁー少子化だし、高齢者を今の若い世代が抱え続けるのは無理があるよね!ってことなのだろうが、70歳まで働き続けるイメージが正直湧いていないのが個人的な考え。今はリモートワークとかできるからいいけど、コロナ前の朝の通勤ラッシュを70歳でも耐え切れるかと聞かれたら「う〜ん・・・微妙・・・」と答えてしまいそうだ。そんなことを考えていたら、偶然いい映画に出会った。それが今回紹介したい映画である「マイインターン」だ。まぁ前半高尚なこと書いてるけど、アンハサウェイ美人だなと思って観ただけってのもある。それでは早速あらすじだ。

 ベンは妻に先だたれ、仕事も定年で引退しているため毎日退屈な日々を送っていた。そんな彼がある日シニアインターンの応募を目にして、ジュールスがCEOを勤めるファッションサイトにインターン生としてやってきた。周囲はベンに対してどのように接するかを迷っている中、ベンは経験とユーモアを活かして周囲と打ち解け、人生の先輩として彼らに色々なことを伝えていく・・・

 正直ベンのインターン前の実情については結構笑えないというのが本音だった。奥さんに先立たれ、仕事もない、趣味もない、でも1日はみんなと同じく24時間あるという生活を毎日送っていれば、ベンじゃなくても何か新しいものを探そうとするだろう。でもすげーと思ったのは、経験豊富とはいえ、ベンをインターンに受け入れた会社と社員。そして、インターンという立場に文句ひとつ言わず、人生の先輩という立場から高圧的な態度を全く取らなかったベン。最近はIT企業とかが盛り上がってきて、昔ながらの年功序列みたいなものが減りつつあるが、日本ではこうはいかないだろう。縦社会が全部悪いわけではなく、縦社会とフラットな感じをうまく織り交ぜればいいのだよ明智くん。と言いたいが、まぁなかなか難しいんでしょうなぁ。日本版マイインターンなんか撮影したら絶対「あれはドラマの話だから。」で終わってしまうだろう。

 ぶっちゃけでも社風云々よりもベンの人柄が大きいと思うけどね。個人的に好きなシーンは、ベンが昔ながらの仕事カバンから万年筆などを取り出している横で、USBとかを同じように取り出していた社員との持ち物の差。どっちが悪いとかを言いたいのではなく、ノートとペンはPCにといった感じでテクノロジーの発展がめっちゃよくわかるという観点で面白かったのだ。ただベンがいっていた通り「クラシックは色褪せない。」のは本当で、タッチパネルがありながらも万年筆に魅力を感じたり、Apple Watchがあるのに昔ながらの時計をかっこいいと思ったりもする。本当にいいものは色褪せないということは真理をついている気がした。

 ただ一点言いたいことがあるとすれば、ベンが会社に与えた好影響。デスク散らかってるのを綺麗にしたりとかベンがやっていたのだが、そもそもがひどすぎる。あれはベンじゃなくても普通の感覚があれば掃除とかするんじゃないの?と思う。あと、映画前半のアンハサウェイはもう常に全力で余力ないみたいなのがめっちゃ見てわかるので、ベンじゃなくて周囲が止めろよ!とも思った次第だ。

 日本だと、やれ若者が〜やれ高齢者が〜みたいな年齢で分断して物事を語りがちだが、それぞれいいところがあるので、そこを尊重し合えば、この映画のように社会がよくなる気がするけど・・・と思いながらなかなかそうはならないことに不思議さを感じる今日この頃・・・

― hogeru -

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