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転職を考えてみたくなったら

2019-11-29

はい”ほげる”です、こんにちわ。
今日は転職について、今の時代どう判断すればいいのか、
私の考え方の結論から言うと、これからの時代は、一定の条件を満たすなら何歳であっても(40代・50代でも)早めの決断をして、自分自身を磨いて、転職に打って出た方が良いと思います。

なぜ会社を辞める選択なのか

私のプロフィールでも少し紹介していますが、私自身は社会人になった後、
転職をしてキャリアアップを計ってきた人間です。

良い悪いは、ともかくとしてそうしてきました。まだ私自身のキャリアは続くので、まだ答えは出ていないと言ったところです。

私自身のこれまでの働いている業界はIT業界なので、転職は比較的しやすい環境であったのは事実です。20代、30代、40代で転職をしてきました。会社の肩書きとして、組織移動や子会社と本社間の統廃合、転社も含めると、どんだけキャリアチェンジしたか覚えきれないくらいです。

各年齢で、自身のモチベーションや求める各種条件が異なっているので、一概には言えませんが、どの場合も会社の方向性(将来性も含めて)として、自分の求めるものと違った時が、その転職という選択をしてきました。

所属する組織や企業の方向性が、自分の思い描く方向性と違ってきた、もしくは変わってきた、場合によっては変わらなさすぎるためそうしています。本来なら、その企業を変革するのも自分で考えなければいけない立場であったとしても、そこまでモチベーションが持てないため、転職を選択していました。

一般的にも少なからずとも、上記の大きな意味の転職理由に含まれると思いますが、こんなところではないでしょうか。

  • 現在の仕事の環境、境遇を変えたい
  • 好きな事をしたい
  • 年収・収入をあげたい (もしくは将来に向けて考えたい)
  • 生活クオリティを上げたい(残業、通勤時間、家族と過ごす時間、余暇の時間を増やしたい)
  • まとまった休みが欲しい
  • やりがいのある仕事に就きたい
  • 組織で働きたくない

会社を辞めるということ

今まさに悩んでいる人は、これまで数年、数十年務めてきた会社を辞めると、自分の身に何が起こるのか考えてみましょう。

社会的地位の変化

当たり前のことですが、冷静に落ち着いて考えてみて下さい。

社会的な信用が一気に変化します。会社を辞めてしばらくフリーとか、即次の会社に転職しようがしまいが、代わりはしません。いったん、社会的な信用は0に近くなります。リセットされるんですね。

銀行やクレジット会社でのカード作ったり、口座作ったりを思い出して欲しいです。家のローンを組むときなんかも同じですが、「入社後数年の経過」が必須のチェックポイントだったりします。

これは、会社のネームバリューで、自身の社会的地位が保証されてきたって事です。

会社の退社後、しばらくは身元を保証するものは運転免許書くらいしかなくなります。実態は国民健康保険でも大丈夫ですが、ビデオレンタル屋や何らかサービスを新たに享受しようと思うと「企業に勤める」事の信用に改めて驚かされると思います。

人間関係の変化

所属企業の、看板があったから付き合ってくれていた人達は離れていきます。

当たり前ですが、それはもともと友達でも何でもないので、離れていくと言うよりは、自分が離れていくので残されている人達からすると辞める人が仕事が出来る人であればあるほど、裏切られた感が半端なく襲ってきます。

実際離れているのは、自分ですから、こちらから関係を維持したい人には積極的に声をかけないと離れる一方です。自分自身の信用度にもよるかもしれませんが、もう文字通り赤の他人になりますから、仕方の無いことです。

退職後に、勤めていた企業の飲み会や食事などに顔を出しても半年もすると疎外感が強くなっていきます。話題にもついて行けないし、自分がいなくなった後でも世の中(企業)は回っているのかと、改めて気がつきます。

自分の変化

一番大きいのは自分の変化です。

退職の理由や、次に再就職なのかフリーなのか起業するかによっても当然違いますが、
今まで所属していた組織から離れることは、良くも悪くも「不安」になります。

次のキャリアが始まっていても、始まる前でも、
「不安」としては、コレで良かったのか?
と言う、自問自答が続きます。

人によって、感じ方は違うかもしれませんが、少なからずあるはずです。この状態をポジティブに乗り切るか、割り切る事が出来る人は感じ方が少ないだけです。私自身はかなりポジティブですが、ほぼ全てのパターンで感じました。

中小=>大企業自分の能力に懐疑的になりやっていけるか不安
国内=>外資文化の違いでやっていけるか不安
外資=>国内文化の違いでやっていけるか不安
大企業=>ベンチャー財政面・将来性に懐疑的になり不安
企業=>数ヶ月フリー就職が決まるか不安

起業こそ、まだしてこなかったものの、「不安」は上記以上なのは言うまでもありません。

転身先が決まるまで

現在の転職市場はと言うと、活況だと思います。
私自身は会社を辞める前に、ある程度転職活動して、その中で見つかったいろんな会社さんと比較をして、在職中に次の就職先を決めてから辞めることが多いです。

一般的にもそう言われていますし、キャリアマネジメント会社・就職斡旋会社でも在職中に転職活動をして決めることを勧められますし、私も全く同意でそう思います。

転身先が、どうであろうと、
何も決まらない状態では、精神的に落ち着いた就職活動が出来ないのは間違いないです。

転身先を決めるまでの3ステップ

1 何をしたいか

自分は本当に転職(やりたいことがあるのか)したいのか、現状から打開するために転職を選んだのかを明確にしておいて方がいいです。

色々な会社を渡り歩き、キャリアマネージメント会社や就職斡旋業者の方、実際に行動された人達との話を色々聞きましたが、仮に現状からの逃避的要素があるならば余計に次のステップ以降を明確にした方がいいです。

つらくても明確にするのには理由があります。転職にはパワーが必要で、自分のキャリアがパラダイムシフトします。それには、自分自身を納得させる論理的な理由が無いと、でないと後で後悔します。転職したあとのモチベーションにも影響するので前に進むための、運悪く自身のフットワークが止まったときの前へ進むための燃料ですね。

2 自分は何が出来るか、何を持っているか

転職において、有利不利は多少あるものの、学歴よりも持っているスキルやこれまでの経験がものを言うケースが多々あります。もちろん大企業だったり、ハイクラスを狙うのであれば、持っている残したことは無いですが、先方に即戦力の方が喜ばれる傾向にあると思います。

自分は何が出来るか、何を持っているかの整理に当たっては、徹底的に妥協せずにしておくといいです。自分がどんなに何も出来ないかを再確認できるとともに、自分に意外な得意領域だったり、やりたいことと同じでは無いけど経験として持っているというものが明確になるからです。

キャリアの履歴書や経歴に沿って整理するのもありですが、それに加えて持っているノウハウ、技術、やれることベースで徹底的に列挙して、磨き上げる方がいいです。(整理を徹底的にする)

その整理結果を基に、どういう領域を狙うかが明確になってくるし、不足しているところを認識できるので非常に有効です。

妥協しないことを決める

転身先を決めるときの条件で、絶対譲れないものを決めます。

ここを妥協しているうちは、絶対に会社を辞めない方がいいです。本来の目的がやりたいことから、会社を辞めることに対して妥協したことにより理由が、退職そのものになってしまい、後になんで辞めてしまったのかわからなくなります。

転職市場では、探せば色々な会社があるもので、めがねにかなったものは探せば近いものが現れます。ある意味情報社会で生ものの市場ですから、常に市場の状況に目を光らせて毎日見ていれば、ある程度は見つかります。

もちろん、自身の最大の市場価値以上の案件はなかなかないので、
そこには妥協ポイントがあるのは仕方ないです。それでも譲れないときには、市場に対して自分の市場価値をあげる活動をするしかありません。

自分を信じる

今までの社会人として生きてきた中で、何かあるはずで、定性化・定量化、言語化が出来ていないだけだと思いますので、徹底的に色々事をほじくり、整理しててほしいところです。

自分でもわかりますが45歳以降になって落ちているのは能力ではなくてモチベーションなんですよね、でもモチベーションは結局何か、というと新しい技術や知識を習得しなくても生活ができる安定した給料が入り続ける環境に、長い間浸ってるとそうなります。

ステップ1の何をしたいかを思い出し、
モチベーションが、まだ保てるのなら、

何歳になっても転職市場には自分のなりたい何かがあると思います。