『エイリアン』リドリー・スコットのSF金字塔作品!全てはここから:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信
映画『エイリアン』は1979年のSF映画で、シガニー・ウィーバーの活躍する主人公”戦う女”をすっかり定着させ、リドリー・スコット監督の名を世に知らしめた作品!今見てこそ古いが内容的には新しくもあり古くもある何度も見ることのできるSF映画の金字塔!
映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む
最近「CABIN」というホラー映画を見たのだが、これがなかなかに面白い作品だった。詳しくは「CABIN」の感想を見てもらいたいのだが、ホラーでありながら様々な作品をパロディとして取り入れている作品であるため、あ〜このホラー懐かしいなぁ〜もう一回見てみよ〜となること間違いなしの作品だ。
さてさて、違う映画の話が長くなったが、今回紹介したいのはSFホラーの金字塔「エイリアン」だ。
え、今更エイリアンかよってのはあるが、本作はいつ見ても色あせない不朽の名作だと思っている。最初から色あせんてんじゃん、ってくらい古い作品だが、だからこそ凄い!
見た理由は「CABIN」でシガニー・ウィーバーが出ているのを見てエイリアンを思い出したから。最初に断っておくが、シガニー・ウィーバー自体は素晴らしい女優である。
ただ・・・ただ彼女をみるとエイリアンのリプリーのイメージしかわかないのも事実・・・前置きが長くなったが早速あらすじを説明する。
人類が宇宙を行き来するのが当たり前になった時代、宇宙貨物船のノストロモ号に遠い惑星からのSOS信号が届いた。航海士のリプリーはじめ、ノストロモ号の乗員たちはSOS信号を調査するために惑星に降り立つのだが・・・
うーん・・・なんかあらすじがすごい薄ーい感じになってしまったが、要するに調査をしにきた人間がエイリアンに襲われちゃうわけですよ。
とてもシンプル!というかエイリアンを見て改めて思ったのは『Simple is the Best』。だって未知の惑星で、エイリアンの卵に襲われて、宇宙空間、ある意味超閉鎖された逃げ場のない空間でエイリアンに襲われちゃう恐怖を描いているだけ。
そりゃーなぜかエイリアンは血液が強酸性で、人間を軽々と食い破る顎をもち、鋭い爪と尻尾を持ってはおりますが・・・おそらく初めて見たであろう人間達を警戒することもなくガンガン攻めてきておりますが・・・
そしてなぜか地球上のホラー映画のツボみたいなのを心得ていて、フェイスハガーとかチェストバスターに至っては人間の体内に卵を植え付ける&食い破ると言う新しい芸風を確立したわけだけども・・・
いいんです!だってそれがエイリアンのいいところだからね。むしろ続編も含めてエイリアンのかっこいい生き様は全く変わってない。切り裂き、食い破り、卵を植え付け拘束する。
多分ポケモンが覚える技の数くらいしか行動パターンがないにもかかわらず、SF映画の金字塔と呼ばれ、エイリアンと言えば奴らの姿がイメージする人が大多数と言うところまで上り詰めたのだから。極端に言えば、ストーリーは基本シリーズを通してあんまり変化はなくて、人類が襲われる場所が変わるだけ。
でもみんな大好きエイリアン。かなりフォローを入れたけど正直に言えばきっと何も考えずに本能に従っているだけのエイリアン。
全シリーズを通しても、初代のエイリアンは一匹で人類と戦い始めるわけだからメッチャ強い、二作目以降はなんか烏合のエイリアンも出てくるわけだから、1作目、ザ・オリジンが一番強い!
ま、あくまでもイメージね。
あとは最近でこそ、地球侵略を考えるイカれたエイリアンを描く作品が増えてきたと思うが、おそらくエイリアン上映当時は、自転車で空を飛ぶあいつみたいな友好的なエイリアンが多かったのではなかろうか?
人類が宇宙に夢を抱いていたという背景もあるのかも、そんな中、問答無用で人間を殺しにくるエイリアンの登場は当時からすると圧倒的なインパクトがあったんじゃないかなぁ
なんて勝手に思ったりする。そういう意味ではプレデターも怖いのだが、奴らは戦士だから正々堂々とくるからね・・・ホッケーマスク被ったシャイ野郎みたいに振り返ったらそこにいたみたいな卑怯な真似はしないし、ビデオを見た1週間後に殺しにくるような陰湿なこともしない。
総じていえば、必ず一回は見た方がいい映画。好き嫌いは別として、映画史上に残る名作でもあるため、映画好きなら必ず通るべき映画だと思うのだ。最近はCG技術の発展などで宇宙人を描く作品も増えてきたと思うが、エイリアンといえばコイツ!みたいな圧倒的なイメージを人々に植え付けたのはまさに偉大の一言。
むしろCG技術が進んだ昨今で、エイリアンと言えばコイツ!みたいな次世代のスターキャラは全く不在なことは別の意味で問題な気がする。(ウルトロンはなんかエイリアンっぽくないし、マーベルだから除外する。シルバーサーファーとか絶対海辺に住んでたことあるだろ。)
余談だが、シガニー・ウィーバーの出世作でもある今作。まだ筆者が若い頃、シガニー・ウィーバー本名がリプリーだと思っていたのもいい思い出だ。シリーズが進むに連れてリプリーの立ち位置が人間からエイリアンよりになっていくが、バイハザードのアリスみたいな強化人間でもない彼女がシリーズを通して生き残る(クローンとかもいるけど・・・)姿を見て頑張らなくてはいけないな・・・と謎の決心をした今日この頃・・・
― hogeru -
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