映画『ドリーム 〜狙え、人生逆転ゴール!〜』日本でもヒットした「梨泰院クラス」の主人公を演じたパク・ソジュン主演!:動画配信・映画感想あらすじ考察
「ドリーム 〜狙え、人生逆転ゴール!〜」の映画レビュー。パク・ソジュン主演のこの韓国映画は、ホームレス・ワールドカップを舞台にした実話に基づく感動作。サッカー選手のスランプからの挑戦と、ホームレスチームの成長を描いたドタバタコメディと感動の物語。映画の魅力と詳細なあらすじ、感想をお届けします。
2023年4月26日に韓国で公開された作品。 主演はパク・ソジュン、IU。
この映画は、2023年にNetflixにて日本で配信され、主演がパク・ソジュンだったので見始めました。
「ホームレス・ワールドカップ」という、ホームレスだけのサッカーの世界大会があることすら知らなかったので、なぜ主人公が監督をしているチームはホームレスばかりなのだろう?と最初は疑問に思う事ばかりでしたが、相手チームも全てホームレスだったことから「そういうことか」とやっと理解しました笑。
この作品はドタバタコメディー要素が多いので、くすっと笑えるところもあり、少し涙ぐみそうな部分もあります。
韓ドラあるあるな、急展開のようなストーリーはほとんどありませんが、ほのぼのと観られる映画だと思いました。
そんな作品で、おススメ度は
☆3のおすすめ(5点満点)
感想中心となります
それでは見ていきましょう
あらすじ ネタバレなし
サッカー選手のユン・ホンデ(パク・ソジュン)は、逃亡中の詐欺者という母を持ち、自身のスランプも相まって選手生命の危機に直面していた。
サッカーの試合後の会見に、ホンデに執拗なまでに逃亡している母親の質問を続ける記者がいた。
あまりにもしつこすぎる記者に、ついにホンデの堪忍袋の緒が切れた。
殴る蹴るではなく、「目潰し」を記者に食らわせて周りを騒がせた。
その後、瞬く間に「目潰しホンデ」の異名が世間に広がり、活動休止になってしまう。
世間のイメージ回復のため、「ホームレス・ワールドカップ」に出場する、
国家代表チームのコーチに任命されてしまった。
最初は嫌がっていたものの、仕方なく引き受けることになる。
しかしチームの練習を観に行ったものの、とてもサッカーとは呼べないレベルだった。
メンバーもくせ者揃いで、最初はやる気のなかったホンデだったが、チームと触れ合っていく内に本領を発揮していく。
ドラマ情報&キャスト
『 ドリーム 〜狙え、人生逆転ゴール!〜』
2023年4月26日(韓国)公開、2023年7月26日Netflixにて配信(日本ほか世界各国)
【キャスト】
・ユン・ホンデ(パク・ソジュン/吹替:山崎健太郎)
プロサッカー選手だが、不祥事を起こし、現在懲戒免職中。
ホームレス国家代表サッカーチームの監督になる。
・イ・ソミン(IU/吹替:三木美)
ドキュメンタリーを制作するプロデューサー。
・キム・ファンドン
(キム・ジョンス/吹替:佐々木義人)
ホームレス代表チームの1人。
精神的リーダー。
55歳で、チームの最年長。
・チョン・ヒョボン(コ・チャンソク/吹替:原田晃)
ホームレス代表チームの1人。
ムードメーカー。
44歳。
・ソン・ボムス(チョン・スンギル/吹替:内野孝聡)
ホームレス代表チームの1人。
トラブルメーカー。
44歳。
・キム・インソン(イ・ヒョヌ/吹替:梶川翔平)
ホームレス代表チームの1人。
小心者のエースで、行方不明になった恋人のギョンジンを探している。
・チョン・ムンス(ヤン・ヒョンミン/吹替:関口雄吾)
ホームレス代表チームの1人。
元暴力団員のゴールキーパー。
39歳。
・ヨンジン(ホン・ワンピョ/吹替:木内太郎)
ホームレス代表チームの1人。
フィジカル担当。
・ファン・イングク(ホ・ジュンソク/吹替:四宮豪)
チームの事務局長。
・ビョンサム(イ・ハニ)
ドキュメンタリーの撮影スタッフ。
・キム代表(パク・ヒョンス/吹替:宮本克哉)
・ソンジャ(ペク・ジウォン/吹替:佐伯美由紀)
ホンデの母親
・キム・チャンリョル(キム・ミョンジュン/吹替:指宿真斗)
ホンデと同じサッカーチームの選手。
・チンジュ(イ・ジヒョン)
知的障害があるボムスの彼女。
・ギョンジン / ユミ(パク・ソンジュン)
ギョンジン…キャンプで行方不明になったインソンの恋人。
ユミ…は日本チームの選手で、見た目がギョンジンに似ている。
・ウネ(ファン・ドユン/吹替:南野こころ)
13歳のヒョボンの娘。
母親と再婚した新しい父親とオーストラリアに移住することになる。
・パク・ソンチャン(カン・ハヌル/吹替:斉藤隼一)
・記者(パク・ミョンフン)
・ソンジャの彼氏(チョン・ソクホ)
・刑事(チョン・スンウォン)
・雑誌「ビッグイシュー」のモデル(イ・ユビ)
・後援企業広報課長(パク・ジョンピョ)
【監督】イ・ビョンホン
【脚本】イ・ビョンホン
【音楽】キム・テソン、チェ・ジョンイン
【主題歌】ハ・ヒョンサン『Dream』
【製作会社】October Cinema
【配給】PLUS Mエンターテインメント
超感想中心の評価考察・レビュー
ホームレス・ワールドカップとは…?
私はホームレス・ワールドカップというものを知らなくて、この映画は、オリンピックの韓国のサッカ-チームを主人公が優勝させるために、奮闘する映画だと思っていました。
しかし、登場するチームは、ホームレスばかり…。
というか、全員ホームレス?
なんでこんなチームになっているんだろう?なんなんだ?このチームと思っていました笑。
試合が始まると「ホームレス・ワールドカップ」ということが分かり、世の中は私の知らない事ばかりなんだなぁ…と、調べてみました。
ホームレス・ワールドカップとは、2003年から毎年開催されている、ホームレスの社会復帰を目的としたサッカーの世界大会のことらしいです。
毎年70を超える国々から3万人以上のホームレスの人々が参加しています。
選手資格は、男性、または女性であり、大会開催時には16歳以上であること。
そして、過去に行われたホームレス・ワールドカップの出場経験がなく、どこかでホームレス生活をしていること、ドラッグ、アルコール依存症からの更生途中にあり、また過去2年間どこかでホームレス生活をしていた…等々、いろいろあるみたいです。
試合も、普通のサッカーと違います。
一度にピッチに立てるのは最大4人。
フィールドプレイヤーが3人でゴールキーパーが1人です。
今回の映画は、初めて韓国が参加した2010年ブラジル・ホームレスワールドカップの実話を扱った作品になっています。
韓国代表のチームたち。
主人公のユン・ホンデが、韓国代表のチームの練習を見に行きましたが、かなりひどいプレイに頭を悩ませていました。
やる気のない代表のチームたちを、上手く練習させようと、今回の韓国代表のチームのドキュメンタリーを制作して成功させようとしているプロデューサーのソミン。
性格はかなりキツめの女性ですが、ホンデも嫌味を言いまくります。
しかし、自分のサッカーの復帰の為、従うしかなく、嫌々笑顔でチームに寄り添いますが…。
やっぱり基本短気なので「こんなことやってられるか!!」と、怒鳴ることも…。
しかし、緊迫した場面はなく、怒鳴ったり、掛け合ったりするシーンはとてもテンポが良くコミカル。
思わず笑ってしまうところが、韓国映画だなぁと思います。
韓国の代表チームたちも、曲者ぞろい。しかもほとんどオジサンです笑。
本当にこんな人たちが、サッカーできるのだろうか?というレベル。
ホンデが最初に選んだ練習試合の相手は、小学生たち。
皆は、なんで子供と対戦するんだと不満でしたが、「お前達よりもサッカーの技術は上だ」と、ホンデ。
試合が始まると、小学生チームが面白いようにゴールをキメていく。
しかし、韓国代表のチームも、途中からやる気をだして、なんとか相手チームのゴールに入れれるようになっていく。
他にも、一人一人の過去のシーンが登場しますが、ワザとらしいベタな感じの過去のシーンを流すところが面白い。
ホンデの母親って…。
ホンデの母親が、詐欺事件を起こして、逃亡中。
そのせいで、ホンデは肩身の狭い思いをしているのに、逃亡中にホンデの前に現れて、
遠まわしに「お金を貸してほしい」と言う。
ありえない…。
しかも、逃亡中なのに、新しい彼氏をホンデに紹介し「違う国へ行って、彼と再出発したい」なんて言いだす始末。
もっと、ありえない…。
とうとう警察に捕まってしまいましたが、面会にきたホンデに
「今思えば、おまえのサッカーの試合には一度も行った事がなかったね…」と反省している。
一度も行かなかったんだ…と私は絶句しましたが笑。
だけど最後には、ちゃんと彼氏とホンデの試合を見に来て応援していました。
あれ?母親と彼氏の傍には赤ん坊が…?なんて自由奔放すぎる母親なんだろう笑。
ここらへんも本当に実話なのか気になる。
このホンデの母親を演じたペク・ジウォンさん、見たことあるなぁと思ったら
韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(2022年:パク・ウンビン)」で、主人公が働いている法律事務所の代表を演じていました。
真逆な人を演じていたので、最初は全く気が付きませんでした。¥
映画の感想まとめ
最弱チームが、一致団結して強くなっていく。
ベタでありながら、日本ではありえないストーリーを描いていたので、面白かったと思います。
途中で、日本チームも登場しましたが、すごく嫌な感じで描かれていました。
これって実話だったのかしら…。とちょっと不安になるシーンもありモヤモヤしたところもあります。
だけど、この映画で得に良かったのは、最後かな?
結局優勝も出来なかったし、勝てなかったんですよ。
やっぱりどんなに頑張っても、時間も足りなかったし、そんなに速攻で技術力がつくわけでもない。
※以下、ネタバレになります。
映画でも
「その後、全ての試合を終えた」
「最下位だったが、最も人気を得たチームで2010年の最優秀新人チーム賞を受賞した」
と、スポコン作品で、ベタな終わり方じゃないところが、凄く良かったと思いました。
-yumichi-
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