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『殺人者の記憶法』アルツハイマーの殺人者は夢と殺人の記憶の違いを区別できるか:動画配信・映画感想あらすじ考察

2019-10-31

今回紹介するのは、韓国映画の『殺人者の記憶法』アルツハイマーの元殺人者が自身に降りかかる事件に記憶の空白を想像とボイスレコーダーを活用してで事実と想像を埋めながら、家族を守っていく

それは殺人者同士の引力で偶然に始まった

こんにちわ”ほげる” です
今日は少し前の映画になりますけど韓国の記憶をトリックに使った映画を紹介していきたいと思います。最近私は韓国の映画にものすごくはまっています。

韓国映画では、よく言われてるのは古き良き日本の映画・ドラマ(感動を大げさに売る)だったと思うんですけど、最近はものすごく、そこら辺が変わってきています。

お家芸かもしれないですけどドタバタ騒動、複数のストーリー展開から、しっかりとした方向づけと最終的な結論に向けて突き進んでいく。
そしてそのいろんなドタバタしたものがきっちりと線に乗るんですよね。
そしてラストシーンに向けて、急速に収斂していく。そういうパターンが多いですね。

そんな中で今回紹介する『映画殺人者の記憶法 』
ですが、こちらは映画タイトルから、殺人と記憶喪失者(アルツハイマー)の人がどうやって記憶を記録して、生活するのか、そして殺人を続けるのかと勝手に勘違いしたんですけど実はそうではありませんでした。

内容はアルツハイマーの元殺人者(アルツハイマーになったとわかってから殺人を辞めた)が意識が飛ぶ瞬間があり(記憶をなくす)、その間に何か色々な事件が起こったり、突然知らない場所で意識を取り戻し、その記憶をなくしてる間に自分自身が何が起こってるのか分からない。

そこで何が起こっているかわかっていない所に、謎解き要素が入って主人公だったり、その家族周辺の人が巻き込まれて、そこから自分の記憶を再構成していく。そして話が二転三転していくといった内容になります。

そんな主人公が、もう一人の殺人者に出会ったところから話が急展開していきます。

キャスト

『殺人者の記憶法』 2017年 韓国

殺人者 キム・ビョンス 演じるのは、ソル・ギョング。記憶をなくすときの目と眉の動きは絶品。

イケメンのもう一人の殺人者はキム・ナムギル演じるミン・テジュ。色々な映画で見かけますよね。

かわいい娘のキム・ウンヒはキム・ソリョン。そして美味しい味を出しているのが、アン・ビョンマン演じる署長オ・ダルスです。

殺人者は夢と記憶の違いを区別できるか

面白いのが殺人者が殺人者に出会ってお互いを見た目の雰囲気、たたずまいで殺人者だと相互認識したところから、お互いの存在を拒否否定し始めそして、事件になっていく。そういったストーリ仕立てじたて。

Copyright(c) 2017 youtube.com

ちょっと原作も非常に興味があるので、今度読みたいと想います。そのアルツハイマーの人が記憶をなくしてる間、その時に自分が何をしたのかっていう描写がものすごくリアリティがあって面白い。

そして幻想なのか自分の過去の記憶なのかそういったところも入り乱れてアルツハイマーの人がどういう心情で何を構成してくのかっていうところが”感動”とか”悲哀”っていう要素ではなくて”殺人”という一つのキーワードに向かって構成されていきます。

殺人という言葉とか行動を中心に、その失っている記憶に対して主人公は自分の確固たる信念だったり、自分だったらどう行動するのか、どうするはずだ、と言う思いから行動を決めていきます。この辺が非常によかったです。

さてストーリーそのものは、ネタバレしない程度にもうほぼ語ってしまいましたが、殺人者(キム・ビョンス)が若手の殺人者(キム・ナムギル)に出会います。そこから物語が始まります。

キム・ビョンスは、車で衝突事故を起こします、その相手が キム・ナムギル 。ナムギルの車のトランクには自分が犯した殺人の証拠である死体が・・・

キム・ビョンスは元殺人者、 新参の殺人者キム・ナムギルの犯した殺人を疑い、警察へ通報したりしますが、自分の行動にも自信が持てないので、実は自分が殺人を犯したのかもと、自分自身を疑い、信じられなくなります。

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彼らは殺人犯。二人は直感的に相手が何かシンパシーを感じてしまい、殺人を目撃されたと思いキム・ビョンスはを探してしまうんですね。見つけた時に、娘キム・ウンヒを人質に取りキム・ビョンスを脅しに口封じをしようとします。

そこから物語が始まりお互いの存在を否定し、お互い謀略をつくします。ラストはありがちなラストではありますけど、この映画には続編があって、その無くした記憶を埋める形での続編があります。そちらも見てもらえればいいと思いますが、”ほげる”的には謎が 深まりましたですのでここら辺は皆さんでご確認し、感想をお聞かせ下さい。

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      4
 キャスト       3
 ストーリー構成    4
 初見で読み取れない謎 3

いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、間違いなくおすすめの作品です。