『(r)adius』(radiusラディウス)不遇な男に不幸な女が最悪の真実を探す:動画配信・映画感想あらすじ考察
映画『(r)adius』(radiusラディウス:半径)はまさにアイデア勝負のシチュエーションムービーでありながらも、サスペンスとしての要素が強い新手の推理映画!突然目ざめた時リアムは自分が何ものかわからなくなっていた。自分に近づいた人や鳥が新ていくことに気が付き、自分の不思議な力に影響を受けないジェーンとともに謎を解明していく
無名の映画ながら、そこそこ楽しめる映画の紹介です。
カナダの新進の男女二人の監督・脚本による野心的な作品です。
アイデア素晴らしく、序盤から中盤まではドキドキしっぱしです。
終盤、急展開で少し拍子抜けしますが十分楽しめます。
そこそこ謎解き要素もあり、
おすすめでできます
超感想中心で!
それでは見ていきましょう
あらすじ サマリ
リアムは目が覚めた時に見知らぬ土地だった。
自分が何もかもわからず通りがかりの車を呼び止めると、突然車が止まり運転していた女性は死んでいた。自分の持っていた持ち物から時運の自宅であろう場所へ向かう、リアムが行く先々で人々は死んでいた。まるで墓場を歩くようだ。
わかったことは15m先のカラスが突然死んだ。リアムはその事実から自分の半径15m以内に入った生物が死ぬ事を知った。
自宅で途方に暮れている時に一人の女性が訪ねてきた、女性の名前はジェーン。彼女は一緒にいても死なないようだ、彼女も記憶をなくしどうやらリアムが車の事故を起こした時に同乗していたらしい。
そしてもう一つ分かった事実、二人が一緒にいると15m以内に生物が入っても誰も死なない。
二人でなぜ車に同乗していたのか、女性は何者なのか調べるうちに、二人は驚愕の事実にたどり着く・・・
映画詳細あらすじ参考『MIHOシネマ』さん
[showTable]映画情報&キャスト
『(r)adius』 2017年 カナダ
【原題】Radius
【監督】キャロライン・ラブレシュ
スティーブ・レナード
【脚本】キャロライン・ラブレシュ
スティーブ・レナード
【製作】アン=マリー・ゲリナス
【出演者】
リアム(ディエゴ・クラテンホフ)
ジェーン(シャーロット・サリバン)
超感想中心の評価考察・レビュー
2人監督は女性・男性の異色コンビ
キャロライン・ラブレシュとスティーブ・レナードのダブル監督は、ショートフィルム製作からのコンビで2人3脚で歩んできた監督とのことです。
何をするにも、二人で考え、二人で決めてきたそうです。
そんな二人が、
脚本までも一緒に書き上げています
お互いを相当信頼しているとインタビューで語られています。
また本映画もかなりの低予算で作られることを要求されたそうで、ラストの湖のシーンで死体を捨てたりシーンなどは、インディーズ映画のようにアイデア勝負で挑んだとのことです。
死体には、ジャガイモを詰めて湖に沈めたそうですが、途端に浮いてきて、岩を入れて沈めなおすなど工夫だらけの現場だったようです。
アイデアは本当に秀逸です。
合わせて読みたい眼を開けると死ぬ『バードボックス』
近づくと死ぬ、離れると死ぬ抜群のアイデア!ラディウス(半径)
タイトルからしてアイデアの満ち満ちています。
英語では、radius = 半径 という意味です
よくぞ思いついたって感じです
しかも邦題は(r)にカッコをつけています。
ここからは、邦題のつけ方の想定ですが、放射線における吸収線量の単位を「ラド」といいます。
本作品のリアムとジェーンが、変な体質になったのは高次の放射線によるものですから、おそらくその辺を示唆したくて、このタイトルにしたのではないかと思います。
洒落てますよね
そして、企画が本当にいいシチュエーションものです。
15mという絶妙な距離に入ると、生物が死んでしまうなんて!
しかも、白目向いて死んじゃうんですからね。ある意味無敵の存在です。
このアイデアはどこから来たものでしょうか、監督のインタビューから、どうやらスーパーマンの原作のストーリーから来ているようです。
スーパーマンが地球を離れる事があり、その後しばらく地球に近づけないことがあったそうです。理由は、近づくとロイスが死ぬってストーリーで、それが本映画のアイデアの着想になったとのことです。
主演はパシフィックリムのディエゴ・クラテンホフ
ディエゴ・クラテンホフは、『パシフィックリム』の主人公ローリーの兄ヤンシー・ベケット役を演じています。
本作では、記憶喪失でしかも近づくだけでどんどん人を殺してしまう、不幸な人になってしまいました。
同乗者のジェーンがいないと、スーパーやデパートにさえいけません。
本当に可哀そうです。
ただしかし、結局は彼が殺人。。。おっと
これ以上はネタバレになります。
そしてラストシーンは
言い終わり方ではないでしょうか。
個人的には最後まで半径15mの謎を理屈っぽく説明されるよりも良かったです
海外の評価 2020/04時点
とまと、すごい数値ですね。
かなりの高評価です。内容もアイデアに言及するものが非常に多くなっています。
Metascore (批評家) | – |
User rating | 6.2/10 |
TOMATOMETTER (批評家) | 92% |
Audience | 60% |
映画の感想まとめ
十分満足のいく映画でした。
比較的無料で見れるVODが多いので、誰もでもサクッとみることできると思います。
映画って、本当にアイデア次第で面白くなりますね。
✔スリラー好き!
✔秀逸ストーリーに脚本には価値があり!
✔半径15mのパーソナルスペースが好き!
こんな人ならこの映画おすすめで、好きだと思います。
独善的評価[5段階]としては
映像・音楽 4
キャスト 3
ストーリー構成 4
初見で読み取れない謎 4
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