『マイル22』マーク・ウォールバーグ主演の強烈に記憶に残らない狙いすぎサスペンス映画の末路は”で??”:動画配信・映画感想あらすじ考察
映画『マイル22』はサスペンス・アクション映画!幼き頃より優秀な力を示す天才のジェームス・シルバはCIAの特殊機関のリーダとして働いていた、ある時世界を破滅に向かわせる核爆弾を作れる放射性物質を奪われ調査するが発見できずにいたところに亡命と引き換えに所在を教えると言うインドカー政府の工作員がCIAに現れアメリカ本国へ護送することになるが空港への道のり22マイルはあまりにも遠かった
映画『マイル22』は、何かと組むことが多くなった
ピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグ主演でのアクション映画
自身も俳優だった、ピーター・バーグ監督と
売れっ子のマーク・ウォールバーグ主演なので、面白くないわけがない!
しかも、マルコビッチまで共演して
スパイアクション映画
絶対的な期待をもって見た本作は、
残念ながら期待先行の肩透かし的な内容になってしまってます
マーク・ウォールバーグは大好き俳優なのですが、本作は黒歴史になるかもしれません
そんな本作のおすすめ度は
☆2のおすすめ(5点満点)
感想中心となります
それでは見ていきましょう
あらすじ ネタバレなし
幼き頃より学力と身体能力で優秀な力を示す天才のジェームス・シルバ(マーク・ウォールバーグ)は、両親の死後CIAの特殊機関に育てられる形で、CIAのビショップ(ジョン・マルコビッチ)が率いる特殊部隊のオーバーウオッチに属し、現場統括ののリーダとして働いていた。
シルバ率いる部隊が、ある作戦でアメリカにあるロシアの連邦保安庁FSBの隠れ家を強襲し6人のロシア諜報員を縮滅した。その中には18歳の少年兵も含まれていた。
それから数か月後、東南アジアの国家インドカーの首都インドカー・シティーで、アメリカから盗まれた放射性物質セシウム6kgの行方をシルバの部隊は追っていた。劣化原子爆弾として使うことで、4つの都市を壊滅できるくらいの放射線の量だった。
シルバは腹心の部下アリス(ローレン・コーハン)からの情報で、セシウムの確保に一度失敗したが、そのアリスの情報源のリー(イコ・ウワイス)は亡命を条件にセシウムのあり場所を提供すると大使館に自ら投降してきた。
アメリカ大使館から空港までは22マイル、アメリカへ送還の決まったリーの護送をするためにシルバは部隊を編成するが、その途上にはインドーカー政府とロシアの執拗な襲撃と妨害が待っていた。
映画情報&キャスト
『マイル22』 2018年 アメリカ
【原題】Mile 22
【監督】ピーター・バーグ
【脚本】リー・カーペンター
【原案】グラハム・ローランド
リー・カーペンター
【製作】ピーター・バーグ
マーク・ウォールバーグ
スティーヴン・レヴィンソン
【出演者】
ジェームズ・シルバ(マーク・ウォールバーグ)
:天才的な学力と運動能力を示す
CIAの実行部隊リーダー
ビショップ(ジョン・マルコヴィッチ)
:アメリカCIA内でも秘密の特殊組織
オーバーウォッチの責任者
死の許可証を有する
アリス・カー(ローレン・コーハン)
:離婚の危機に際し愛する娘を家に待たせる
やり手の諜報員
リー・ノア(イコ・ウワイス)
:インドカー国からの亡命を希望する
セシウムの情報を持つ謎の男
超感想中心の評価考察・レビュー
ピーター・バーグ監督・製作
元俳優で監督のピーター・バーグがメガフォンを取ります
主演のマーク・ウォールバーグとは製作からも協力し、本作で通算4作目の協力作品になります
監督してのキャリアはキャメロン・ディアス主演の『ベリー・バッド・ウェディング』から、少しウイットの利いたコメディタッチのブラック・ラブロマンスから始めていますが、その監督としてのキャリアのほとんどはアクション映画が多くなっています。
特にマーク・ウォールバーグとは実はを基にした元アフガニスタン帰還兵の話が元になっている『ローン・サバイバー』、石油発掘海洋油田基地での実話の事故を扱った『バーニング・オーシャン』、ボストンマラソンでの爆破事件を取り扱った『パトリオット・ディ』とタッグを組んできてヒットを飛ばしています。
本作で二人のタッグで初めて実話でなく原案・原作ありの作品を手掛けます。Amazon Primeの『ジャック・ライアン』を手掛けるグラハム・ローランド原案の架空のストーリに手掛けることになります。
2020年に配信された、Netflix配信映画の『スペンサーコンフィデンシャル』も二人のタッグです
悪態ついたら一級品!主演マーク・ウォールバーグ
監督と組むことの多いマーク・ウォールバーグ
中々表舞台で働く男の役が当たらないマーク・ウォールバーグですが、本作でもCIAの高い能力のある諜報員・戦闘員シルバの役です
それにしても、放送禁止用語も含めて悪態をつかせたら一級品のマーク・ウォールバーグ!
『シューター 極大射程』、『トランスフォーマー』シリーズなどヒットを数限りなくヒットを飛ばしています。
『ディパーテッド』でのアカデミー助演男優賞獲得あたりから、出演作はどれもヒット作になるマーク・ウォールバーグですが、
残念ながら本作は
少し、いえかなりやらかしてしまったかもしれません。
戦う女は美しいアリス役ローレン・コーハン
戦う女アリス役はローレン・コーハン
ローレン・コーハンは映画でもそこそこ出演作は多いのですが、露出で言うと日本では『ウォーキング・デッド』シリーズの牧場の娘マギー役が真っ先に浮かびます。
グレンに先立たれた後のマギーは、ワーキングマザーならぬ、ファイティングマザーとしてゾンビをばったばったなぎ倒して、最後はヒルトップの女王として君臨する超やり手でした。
本作では、愛する娘に会いに行けないCIAの職員、いわゆるスパイ戦闘員として戦います
それにしても、『バイオハザード』でもそうですがアリスって名前はすっかり戦う女性の代名詞だなこりゃ
映画感想、解説 ネタバレあり
何が悪いのか、本作はとにかくのめり込めない
感想のっけから、こんなことを書いてしまっていますが
パーツパーツはそんなに嫌いじゃない。アクションも好きなんです。
ところがトータルすると面白く無い映画の仕上がりになってしまっています。
マーク・ウォールバーグ主演、ピーター・バーグ監督さらに、
ローレン・コーハン、ジョン・マルコビッチが共演で、イコ・ウワイスがカンフーアクションをするとなれば、見るほうとしては十分に期待する作品のはず!
ガンアクションシーンも、カンフーアクションシーンもそこそこあり
各々のシーンはそこそこ盛り上がりますが、見終わった後には
「でなんなの?」
と何も残らない結果になってしまいました。
ネタバレ含んでますが、
最後に振り返ってシーンを思い起こしたり、伏線を頭の中で考えると
まったく、それぞれが生きてこない構成になっているのに加えて、
そのどれもがなんか必然性を感じないんですよね。
一番納得感がいかないのが、
映画の主題が単なる”復讐”だった
ってこと。
架空のインドカー国?
恐らく、インドネシアとかマレーシアあたりを意識していると思われる、ロシアの後ろ盾のある部隊まで用意して大使館から空港までの道のりで、アクションに次ぐアクション!
銃撃戦やカーアクションや、建物内戦までして、一般市民まで巻き込んでの
一代捕り物ですよ
だって、シルバとビショップに対しての復讐なら他に方法はいっぱいあるはず
ここまで大きな作戦を立てるなら、ミサイル一発打ち込めば終わりなのに、こねくり回しすぎ。
そこを言うと映画にならないので、サスペンス仕立てにしていると
納得したとしても、映画のプロットと各シーンでの演出が色々と納得いかない・・・ことが多すぎ
アメリカ国内のFSBハウスでの出来事がバレている
=>細部の情報が洩れすぎ
リーとアリスがつながっている
=>ここでアリス始末しようよ
押収した現場の絵画に爆弾一発仕込めば事済んだはず
リーが大使館内で襲われる
=>なんの伏線かわからず
アメリカに信じ込ませる為に二人殺すか?
インドカーの警察?軍隊が弱すぎ
=>検問や、道路封鎖しようよ
続編を意識するかのような終わり方
=>何も解決しないで終る
と突っ込みどころが満載過ぎて、なかなか映画に集中できませんでした
マーク・ウォールバーグが斜に構えすぎた役回りで、狙い過ぎたセリフ回しも鼻につき好きになれなかった。
謎めいていても結局たいした謎も出てこないで、結局”復讐”で説明できてしまいますからね。
出演者とお金をかけた製作ほどのサスペンス要素はなかったです
マーク・ウォールバーグ好きの自分としては非常に残念な映画でした
海外の評価 2020/08時点
めずらしく、両サイトの批評家と意見が合いました
一方で、両サイトとも一般視聴者は、悪いわ悪いのですが、想像よりも楽しめてみているようです
以外・・・
Metascore (批評家) | 38 |
User rating | 6.1/10 |
TOMATOMETTER (批評家) | 23 |
Audience | 44 |
映画の感想まとめ
マーク・ウォールバーグ好きの私としては、
本当に非常に残念な作品です
出演者や、アクションそのものはそこそこ見ることが出来たので、全体的なミステリー要素の甘さが面白くなかったですね
いっそのこと、アクション要素やスパイ要素どちらかに振ったほうが、もっと面白かったのではないかと思います。
本作の次の、ピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグ主演の『スペンサー・コンフィデンシャル』は非常に好きな作品なので、二人のタッグ力?は間違いがないので、引き継いて活躍してほしいものです。
独善的評価[5段階]としては
映像・音楽 3
キャスト 4
ストーリー構成 1
初見で読み取れない謎 2
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