『ホワイト・ガール』少女の人生が薬物で壊さる!衝撃の恐怖を感じた映画:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信
映画『ホワイト・ガール』は2016年のサンダンス映画祭で公開された薬物について考えさせられる映画!何も知らない無垢な少女が薬物ビジネスにはまりゆく姿をテンポ良く描く
[showTable]映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む
映画館で映画を見ている時、昔はよくACジャパンの薬物反対みたいなCMが流れていたことがある記憶があるが、今もまだ流れているのだろうか?正直あまり内容が思い出せないので、ACジャパンの製作したCMのクオリティが低いんじゃないかと思ったりもするのだが、本業ではない彼らはそこが限界なのかもしれない。
話は脱線しながら始まったが、言いたいことは、そういう意味で今回紹介したい「ホワイト・ガール」は、薬物による少女の転落劇が描かれている映画だ。うーん・・・個人的に薬物をやる人の心情が理解できない
お酒とかタバコじゃダメなの?って思ってしまう
メキシコの麻薬カルテルのドンが凄まじい資産を保有してることを踏まえると、世の中そんな考えの人はいないらしい。「ホワイト・ガール」の主人公はまさしくそういう考えを繰り返して奈落に落ちていってしまう救いようがない話だ。
あらすじは、田舎からニューヨークの都会にリアという女子大生が出てきたところから始まる。とあるきっかけでリアは、ドラックの売人であるブルーという青年と知り合う。ブルーが逮捕されたことをきっかけに、リアの周辺は変化していきます。逮捕されたブルーを釈放させようと翻弄するリア。しかし彼女が思いついたのは、ドラッグの販売を行なって保釈金を稼ぐという考えでした。彼女はブルーを釈放させることができるのか・・・?それともドラッグという闇に飲まれてしまうのか・・・?
いやー暗い映画。非常に暗い。救いようが全くない映画だと思う。
その転落スピードが半端ない
まぁ主人公のリアが、見ていて腹が立ってくるほど頭の悪い少女なのだが、まぁー引き返さないし深く考えない。おそらく闇金ウシジマ君に登場している多重債務者と同じような思考回路の持ち主だと思う。
そもそも論として、ブルーと知り合うのも大学の友人は止めていたし、ドラッグの売人であるブルーも「ドラッグはやめとけ。」とリアを止めてる。なのにもかかわらずやめない。挙句、ブルーが逮捕された時にブルーはリアに足を洗おうという感じで指示を出すのだが、
それすら聞かずにブルーが隠していたドラッグを都心の金持ちに売り捌き、保釈金を稼ごうとする始末。なんか本当だったら、薬物を使用したら怖いな・・・っていうメッセージが全面に出ているので、薬物怖いなーっていう感想になるはずなんだけど、薬物の怖さに加えてリアの頭の悪さが際立つ映画だ。怖い50、リアに対する苛立ち50って感じかな。
まぁでも都会に出てきた女の子でリアに近い考えの子はある程度いそうな気はする。(全員がそうじゃないのはわかってる。ただとりあえず、都会ってキラキラしてる!みたいな女の子はリアに近い発想な気がする。)といっても、リアのように完全にネジが外れていて、ドラッグガンガン使います!というわけではなく、都会の生活に背伸びして合わせているうちに、生活水準のボーダーラインが高くなり、借金がかさんでしまうパターンだ。
ラストはブルーがリアのおかげで釈放されるのだが、ドラッグの売り上げを全て弁護士費用と保釈金に突っ込んだ結果、ドラックの元締めに払うお金がなくなり、ブルーは襲われ再度逮捕されるというなんとも笑えないエンディングとなった。
リアはそれをきっかけに元の生活に戻ろうとするんだけど、再び通い始めた大学で完全に孤立してしまうというね・・・そりゃまともな大学生ならリアと距離を取ろうとするだろうし、自業自得なエンディングだが、後味の悪さは拭えない。
タイトルの『ホワイト・ガール』も酒井法子の『ホワイトガール』と何か因縁めいたものを関jるが個人を批評したいわけではない・・・
総じて言えば、後味は悪い映画。あとリアが頭悪すぎるので、あまり感情移入はしにくいパターンかもしれない。けれどACジャパンのCMよりは印象が残るので、ドラッグの怖さを伝えるという観点では、効果的なのかもしれないと思う今日この頃・・・
― hogeru -
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