『猫は抱くもの』元アイドルとペットの猫を擬人化した斬新な映画 ネタバレあり:動画配信・映画感想あらすじ考察
映画『猫は抱くもの』は大山淳子による短編小説を犬童一心監督、沢尻エリカ主演より2018年に映画化!ロシアンブルーの猫・良男は、自分を人間と信じて疑わない美しい猫、その良男が人間の元アイドル沙織に恋をした!三毛猫キイロと絵描きのゴッホ、子猫と少女など、個性豊かな猫と人間が物語を紡ぐ
なんか、タイトル見てるとよくわかりませんが
見てもらうと、すぐわかります
あーあそういうことか
うわー沢尻エリカに抱かれたい―
猫になるしかねーな
なんて思ってしまう映画ですね
おすすめの作品です!
☆4のおすすめ(5点満点)
それでは見ていきましょう
あらすじ ネタバレなし
思った通りの自分になれず、投げやりな生き方に慣れてしまった元アイドルのアラサー沙織(沢尻エリカ)
現在はスーパーのレジで働く。沙織が心を開くのは、部屋でこっそり飼っている、ロシアンブルーの猫・良男(吉沢亮)だけ
毎日の出来事を、良男に話して聞かせる沙織。
次第に良男は、自分は人間で沙織の恋人なんだと思うようになってしまう。しかし沙織が新しい彼氏ができたが、その男にだまされていたり“ゴッホ”と呼ばれる売れない画家・後藤保(峯田和伸)が現れたり、良男は沙織の心の変化を目の当たりにする。
迷いながら一人の人間、一匹の猫と自分の生きるすべを見つけていく物語。
映画情報&キャスト
『猫は抱くもの』 2018年 日本
【監督】犬童一心
【原作】大山淳子『猫は抱くもの』(キノブックス刊)
【脚本】高田亮
【音楽】水曜日のカンパネラ
【劇中歌】『Don’t wanna cry』、『CAN YOU CELEBRATE?』、『こどく』
【出演者】
大石沙織( 沢尻エリカ)
良男(吉沢亮)
後藤保:ゴッホ(峯田和伸)
キイロ – コムアイ(水曜日のカンパネラ)
老猫/中畑店長(岩松了)
サビ/スナック客(藤村忠寿)
サバトラ/サニーズのファン/カラオケ店員(内田健司)
超感想中心の評価考察・レビュー
これはもう舞台ミュージカルです!
どんな映画なんだろうと思いましたが、
リアルな猫はほとんど出てこず(^^♪
猫になった擬人化の俳優さんや女優さんたちが出てきました。映画で出てくる沙織の部屋や勤めているスーパーなど舞台セットで出てきます。
役者さんも、ミュージカルの様にいきなり歌いだしたりするので、映画ではなく、ミュージカルの舞台を観ているようなもの。
どこぞのCATSなる映画よりよほど楽しめるし。。。
猫を題材にした映画なので、最初から最後まで、ほんわかした雰囲気で終わるのかなと思っていましたが
あまーい
主人公の沙織の過去や現在の立場だったり、それを周りも自分にもごまかしている。
なんとも言えない悩みがチクチクと刺さりました。一方、沙織に飼われている猫のペットの良夫は自分は猫ではなく、人間だと思っている。
「沙織にはボクがいなくちゃダメなんだ!」
次第に自分と人間の男性に対する沙織の違いに気づき、自分は彼氏じゃなかったのか…。と気が付きます。寂しそうに鳴く良男が切なく感じました。
沢尻エリカが歌っている!
沢尻さんが演じている沙織は、元アイドルと言う設定
5人グループ「サニーズ」というアイドルのさおりん。
ヒット曲は1曲のみの「ロマンス交差点」。しかもポジションは端っこでソロパートも少なかった。
その歌をアイドル姿で歌っています!その後、売れなくなって、地元のスーパーでレジ打ちをしているのですが、その時に彼氏ができます。
その彼氏は他にも彼女がいて、自分が元アイドルだから付き合っている事を知ってしまう。その後やけになって、カラオケで「ロマンス交差点」を歌ったり、映画の最後に安室奈美恵さんの歌を歌ったりしてます。
沢尻さんは、安室ちゃんの歌を歌うために
「普段やらないので、大変でした。すごく練習した。」と語っていたようです
まあそれでも、昔は「タイヨウのうた」でもうたってたわけで
やっぱりそこそこ上手い!
ロシアンブルーが似合いすぎ吉沢亮 そして、男でさえ燃えるかわいさ
吉沢亮くんが擬人化としてロシアンブルーの猫の役をしています
擬人化ですが、尻尾だけは吉沢亮君についています。
いや生えてますな(^^♪
ペットとして沙織に甘える良男の姿。無邪気に沙織に甘えますが、
結構距離が近いのでドキッとします。
勿論、猫なので二足歩行ではなく四足歩行で。前足で毛づくろいしますが、とても猫っぽくてかわいいです。
イケメンは猫でもイケメン
そして猫になりたい
映画の感想まとめ
いきなり舞台セットだったのでびっくりしました。
全体的にミュージカル舞台に近いです。(※そうじゃない場面もある)
ファンタジーな要素ですが、それとは逆に沙織の現実が辛そうに感じます。
元アイドルという肩書がある為、現在の自分を認めたくないし素直に前向きになれない沙織。後半でゴッホとあだ名で呼ばれている画家が出てきますが、このゴッホに沙織は自分の過去などぶちまけます。「わかるよ。」とゴッホに言われ素直になっていく沙織。そして泣いている沙織の姿をみて、画家魂に火が付き沙織の裸体などを描いていくゴッホ。
ちょっとここら辺は、「なんで、「わかるよ。」なの?」と思いましたが、理解するより感じろ!という演出なのでしょうか。ラストはイマイチよく分からないまま終わりましたが、素直になった沙織がまた「ロマンスの交差点」を歌う姿で幕が閉じました。沢尻さんの歌も斬新ですが、水曜日のカンパネラさんの歌も世界観にあっていて、とても素敵でした。
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