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『青の帰り道』制作で紆余曲折あった青春群像劇:動画配信・映画感想あらすじ考察

映画『青の帰り道』は2018年の日本で公開されたドラマ映画で、制作時に撮影中止になるなど事件を経て撮影再開!七人の高校生たちが卒業し、それぞれの夢と未来に向かって進んでいくが、夢と現実の狭間で悩む青春群像劇

もう、表紙をみてもらえればわかりますが

青春群像劇・・

台湾発の『あの頃、君を追いかけた』、韓国初の『SUNNY』など

学生時代の関係性が・・・

って感じの映画

群馬県前橋市と東京を舞台とした7人の若者たちを描いた作品!

キャストは今をときめく若手俳優たちが出演していますが、撮影にはいろいろと紆余曲折ありましたが無事クランクアップまでこぎつけた、いわくつきになります

個人的には、詰め込みすぎ感があり

シャープじゃあないかなーと思っております

☆3のおすすめ(5点満点)

感想中心となります

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

2008年、田舎の七人の高校生たちが卒業しようとしていた

歌手を目指しているカナは地元を離れ、キリと共に東京へ上京することに。カナと一緒に歌っていたタツオは医学部に入るために大学受験をするが、失敗し、浪人生活をすることになってしまう。

リョウとコウタは建設会社でバイトをし、ユウキは東京の大学に行くことになった。そんなある日、カナはライブハウスでライブをすることになり、七人は再会するのだった。

そこで、コウタとマリコが出来ちゃった結婚をすることが発覚する。そして、そのあたりから少しずつ七人の未来は変化していく・・・

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本ページの情報は2021年10月時点のものです。
最新の配信情報は各配信サイトにてご確認ください。

映画情報&キャスト

『青の帰り道』2018年 日本
【監督】藤井道人
【脚本】藤井道人
    アベラヒデノブ
【原作】おかもとまり
【音楽】岩本裕司
【撮影】石塚将巳
【出演】
カナ(真野恵里菜)
 :歌手を目指し、上京する。
キリ(清水くるみ)
 :カメラマンを目指していたが、カナのマネージャーに。
リョウ(横浜流星)
 :コウタと土木作業員として働いていたが、犯罪に手を染めてしまう。
タツオ(森永悠希)
 :大学受験に失敗し、浪人している。カナと一緒に音楽をやることを夢見る。
コウタ(戸塚純貴)
 :リョウと一緒に働き、マリコと結婚する。
マリコ(秋月三佳)
 :コウタと結婚し、妊娠する。
ユウキ(冨田佳輔)
 :保険会社の会社員となる。
冴子(工藤夕貴)
 :キリの母で、水商売をして暮らす。
シゲオ(平田満)
 :タツオの父で、タツオが医者になることを望む。
橘(山中崇)
 :カナのレコード会社の人間。
セイジ(淵上泰史)
 :キリの彼氏。自称カメラマン。
工場長(嶋田久作)
 :リョウとコウタの上司。

超感想中心の評価考察・レビュー

鬼才:藤井道人監督と原作”おかもとまり”

本作の話題性は、藤井道人監督と、おかもとまり原作

なんといっても、本作は撮影中止などの紆余曲折を経て、制作サイドやファンの地道な支援で撮影再開ってのが話題で、真野恵里菜主演ってのに目を奪われがちだけども、やっぱり本作のメインは 藤井道人監督と、おかもとまり原作 ってのが肝な気がするわけですよ

映画監督の藤井道人といえば、この映画の後に撮影されましたが日本アカデミー賞をたっくさんかっさらった『新聞記者』が有名・・個人的には時代背景を入れるとイデオロギーが出すぎてててなんだか政府批判にしか見えない映画だったけど、それでも演出力は抜群

そのほかにも、なんだかちょっと恋愛~政治、ヤクザ、サスペンスと幅の広い中で独特の作風が受けているのだと思う

そして、”おかもとまり”は、元タレントでお茶の間とかでも見たことある人がいっぱいいると思う、クリエイターとして活躍しながら、原作を提供していますよ。長澤まさみのドラマ『プロポーズ大作戦』なんかにも出演していたりと、ちょいちょいと昔のメディアには露出していました

本作では、そんな二人の才能のコラボです

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ビクターエンタテインメント

夢と現実の狭間

本作は七人の高校生たちが卒業し、夢へと向かう冒頭から始まります。

しかし、思い描いていた夢と現実の間で皆苦悩する姿があまりに生々しく描かれているのが印象的です。

まず、カナはタツオと一緒に音楽をやろうと大学に受かったら東京に来るというタツオよりも先に東京に行くのですが、音楽で生きていくというのはなかなか難しい現実があります。

カナはCMに出演してブレイクするのですが、にんじんの被り物をさせられ、やりたくない仕事ばかり。

タツオは大学になかなか受からずじまいで行き詰まってしまいます。

そして、カナと一緒に上京したキリもカメラマンの夢は捨て、カナのマネージャーになり、彼氏ができるのですが、その彼氏が詐欺師だったということが明らかになってしまいます。

また、リョウはでっかいことをしたいという漠然とした夢しかなく、そこでやったのがバイトしていた仕事場から窃盗をしたり、オレオレ詐欺をしたり。

ユウキは保険会社の社員になりますが、契約が取れず、先輩にこき使われています。

高校の時はあんなにキラキラ輝いていた未来も、皆世間に揉まれ、上手くいかずに悩む様子が生々しく描かれています。

唯一、コウタとマリコだけが結婚し、子供が産まれ、幸せそうに暮らしているのが救われます。

タツオの死

彼らはタツオの突然の死により、葬式でひさしぶりに再会します。

タツオはなぜ亡くなったのか、彼らは分かりませんでした。

映画を見た限りですが、タツオは父親の病院を継ぐために大学受験をしていましたが、なかなか受からずにいて、自分だけ取り残され、頼みの綱だったカナからも冷たくあしらわれ、東京へ行っても意味がないと思ってしまったのかもしれません。

直接的なきっかけは、カナの言葉だったかもしれません。

しかし、大学受験のストレス、本当にやりたかった音楽への気持ち、取り残されているような孤独感、それから全てが彼にとって圧力だったのかもしません。

誰もタツオを理解している者がいなかったのは確かで、誰もタツオの死を止めることもできなかったのです。

きっと彼らはタツオの死をずっと背負って生きていくことは間違いありません。

忘れないということがタツオへの供養になるからです。

不祥事について(高畑裕太)

本作は撮影時にキャストの不祥事により、撮影自体が中断してしまうという事件が起きちゃいました

キャストって言っても、世間の話題をさらうこととなった高畑裕太

あの、ホテルの従業員への性的暴行の事件、でその引き起こした“事件”によって撮影中止

その後、キャストを変更して再撮影を行い、本作は完成に至っています。

中断してから、全員のスケジュールを揃え、一年が経ち、キャストなどは再び演じたことでやりづらさなどはあったはずですが、そんなことも感じさせないほどの作品になっています。

いつも思うけど、こういう時にイメージダウンはあるのだろうけど、映画に罪はないはず・・・

日本は本当に厳しい

映画の感想まとめ

本作は冒頭、キラキラした青春映画かと思いきや、見ていくうちにどんどん現実を見せられていき、暗い話に突入していくところが、見どころであり一番の青春とかけ離れたアンチテーゼで映画の作風なんだろうと

そして、一人の友人が亡くなり、理想としていた夢と現実がかけ離れていく登場人物たちが痛々しく、生々しく、キツイ内容が、見ている視聴者側にもリアルを感じさせる構成です

かなり共感するからもいらっしゃるとは思いますが、一方で詰め込みすぎ感も否めない感じ

やっぱり、友人が死んじゃうとかって、青春の鉄板な展開鳴きもしますしね

ですが、万人受けするタイプの映画だと思います