映画『嘘喰い』嘘を見破れなければ即死「嘘VS嘘」の騙し合いゲーム!:動画配信・映画感想あらすじ考察
映画『嘘喰い』は、2022年2月11日公開された作品。原作は『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて連載された迫稔雄による漫画作品(2022年7月時点でシリーズ累計発行部数は1000万部を突破)。主演は横浜流星。
天才ギャンブラー「嘘喰い(うそぐい)」と呼ばれる斑目貘。
彼が日本の政財界、裏社会をも支配する「会員制の闇ギャンブル倶楽部“賭郎(かけろう)”」で「屋形越え(やかたごえ)に挑むストーリー。
原作は読んでいませんでしたが、最初からこの映画に凄く引き込まれました。
横浜流星さんが魅力的すぎる。
相方になる梶 隆臣を佐野優斗さんが演じましたが、二人が並ぶと凄く絵になります。
最初からラストまでは一気に観てしまいました。
…しかし、一番微妙だったのはラストの終わり方でした。
やっとラスボス登場で最大の山場だったのに、そこで終わってしまったのが凄く残念。
そこがなければおススメは5だったのですが…。
☆4のおすすめ(5点満点)
感想中心となります
それでは見ていきましょう
あらすじ ネタバレなし
3年前のストーリー。
「嘘喰い」とあだ名される凄腕ギャンブラーの斑目貘(横浜流星)。
遥か昔からギャンブルで支配する闇の組織「賭郎」の21代当主「お屋形様」である切間創一(櫻井海音)とギャンブル勝負を挑むところから始まる。
「屋形越え」と呼ばれる、お屋形様一騎打ち勝負は
「1時間以内にビルの上を飛行機が飛ぶか飛ばないか」だった。
「切間が資金と権力を用いて、東京上空を飛ぶ飛行機を欠便とする」ことを予想していた班目は
パイロットを個人的に雇い、飛行機を飛ばすことを企んでいた。
しかし、班目を先読みしていた切間。
班目の雇ったパイロットを殺害したことによって、1時間以内に東京上空に飛行機は飛ばなかった。
班目はギャンブルに敗れたことにより
賭け金を奪われただけではなく、「屋形越えの失敗の代償」として命を奪われることになった班目。
しかし、切間の気まぐれによって「賭郎の会員資格」を奪われ追放されるだけで済むことになる。
その出来事から3年後。
班目は追放先の島で、平凡な日々を過ごしていました。
ある日、目付け役から、賭郎の会員を次々と倒し「屋形越えを狙っている」とされる
佐田国 一輝(三浦翔平)の話を聞きます。
「屋形越え」を諦めていない班目は、再び挑戦することを決意する。
その後、友人の借金の保証人になり、多額の負債を抱える梶 隆臣(佐野勇斗)とに出会います。
梶が多額の負債を抱えていることを知った班目は、賭郎の会員である暴力団「鞍馬組」の鞍馬蘭子(白石麻衣)が運営する闇カジノに出向く。
ルーレットのディーラーが意図的に出目を操作していることを見抜いた班目。
梶を使い、出目の操作をして500万を手にします。
班目は梶を先に逃がそうとしますが、班目を置いて逃げることができなかった梶はその場に残ります。
その後班目は蘭子との勝負で勝ち、金をそのままに退出を認められたました。
梶は班目と一緒に歩みたいと言います。
しかし班目は、お人よしすぎる梶に対してギャンブルの才能がないと言い切り、500万を梶に渡し別れたが…。
映画情報&キャスト
映画『嘘喰い』/2022年2月11日公開。
【キャスト】
・斑目 貘(横浜流星)
主人公。
凄腕のギャンブラー。
通称「嘘喰い(うそぐい)」。
かつて15歳で「賭郎」の会員となり、他の会員たちを蹂躙した天才ギャンブラーの青年。
・梶 隆臣(佐野勇斗)
もう一人の主人公。
貘の相棒。
多重債務者で闇金や消費者金融に追われていた青年。
ひょんなことから貘と出会い、以後彼と行動を共にする。
・切間 創一(櫻井海音)
賭郎21代お屋形様(当代)。
・佐田国 一輝(三浦翔平)
・仁科 流伽(結城モエ)
・小野寺 昌弘(鶴見辰吾)
・目蒲 鬼郎(本郷奏多)
・鞍馬 蘭子(白石麻衣)
・草波渉(木村了)
・レオ(森崎ウィン)
・マルコ / ロデム(野村祐希)
・グリス・李(岩永洋昭)
・夜行 妃古壱(村上弘明)
・最上 妙子(木月あかり)
・九重 大郎(徳井優)
【原作】迫稔雄『嘘喰い』(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
【監督】中田秀夫
【脚本】江良至、大石哲也
【音楽】fox capture plan
【主題歌】B’z「リヴ」(VERMILLION RECORDS)
【製作】高橋雅美、池田宏之、勝股英夫、今野義雄、瓶子吉久、渡辺章仁、森川真行
【エグゼクティブプロデューサー】濱名一哉
【プロデューサー】森川真行
【アソシエイトプロデューサー】坂井清子、石塚清和、渡邉義行、庄島智之
【撮影】今井孝博
【編集】青野直子
【助監督】佐伯竜一
【ラインプロデューサー】杉原奈実
【VFXプロデューサー】浅野秀二
超感想中心の評価考察・レビュー
とにかく横浜流星さんがカッコイイ。
この映画で一番良かったのは横浜流星さん。
彼の悪い顔、企んでいる顔は本当にカッコいいと思います。
少し「飄々としている」ところがまたいいと思いました。
「君の瞳が問いかけている(2020年:横浜流星)」のヤサグレている感じの横浜流星さんは凄く良かったが
この映画の人物もなかなかサマになっていて良かったと思う。
しかし「原作漫画のビジュアル」とは少し雰囲気が違うので、原作ファンには賛否両論かもしれない。
私は原作を読まずに見たので面白かったです。
佐田国 一輝役の三浦翔平さんの演技も良かった。
佐田国は研究で「世界平和」の為に貢献していた人物。
研究チームたちと一丸となり「メタンハイドレート」を世界の為に有効活用としていましたが
財務省の小野寺に金儲けの話を持ち掛けられましたが拒否します。
その事から研究所は爆発事故に遭い、部下を失いました。
佐田国自身も両目の光を失い、復讐や自分の夢である「世界平和」の為に屋形越えを狙っています。
研究チームで活動していたころは、すごく好青年に見えましたが
全てを失ってからは、チンピラのような風格にガラリと変貌した演技は見事でした。
その助手をしていた清楚風な仁科 流伽も、銃をぶっ放すという変貌ぶり笑。
この作品で、人生の落胆の差を両極端に描かれた人物はこの2人だけでした。
賭郎会員になってからは、ギャンブルに勝つために何人も殺めているので、最後に報いがくるのですが…。
佐田国の最後には、班目が研究チームとの写真を見せたところがすごく切なかった。
ゲームは色んなものをチョイスできるが、賭けるものが怖すぎる。
ゲームはカジノのルーレットやトランプを使ったゲーム、サバイバルゲームなど出てきます。
普通のゲームと違うのは、いつも「命がけ」と言うところ。
蘭子の店のカジノでは多額な金額を賭けていましたが、「屋形越え」では命を賭けている。
佐田国が小野寺と勝負をしたときは、負けた小野寺を殺害しました。
怖すぎる。
サバイバルゲームでは、本物の銃を使用&本物の爆弾セット。
失敗したら命を落としてしまうゲームの中、よく梶は班目に同行することを納得したなぁ。と思います。
一番の見どころである、班目と佐田国の勝負は「ババ抜き」と簡単なゲームでした。
しかし、負けた時の設定がえげつなくて残酷で、ゾッとしました。
それを見たいが為に、賭けに集まってくる金持ち連中も狂っている。怖すぎ
原作はもっと怖い設定なんだろうなと思うとビビります。
蘭子が組長に見えなかった。
今作品のヒロイン役となる、鞍馬 蘭子を演じたのは白石麻衣さん。
凄く綺麗でした。
綺麗でしたが…、なぜだろう、迫力と言うものが足りなかったような気がする。
原作は読んでいませんが、暴力団の組長で組をまとめている人物ならばもっと怖かったりするはずなのですが、水商売をしている綺麗なオネーちゃんにしか見えませんでした。
そして班目の思わせぶり?な態度にちょっとドキドキして、ツンデレの高校生みたいになる。
この設定は映画のみなのか?
この作品を見る前に、ドラマ「テッパチ!(2022年:町田啓太)を観ていました。
梶を演じた佐野優斗さんと、白石麻衣さんもキャストとして登場しますが
そのドラマの影響からか上官と部下にしかみえなかった笑。
映画の感想まとめ
全体的にカジノや豪華な建物がでてくるのでお洒落です。
横浜流星さんと佐野優斗さんが並ぶと本当にイケメン同士なので目の保養になる。
ストーリーも最初から凄く面白かったと思います。
ただ、内容は残酷な描写が色々とでてくるので、小さい子供には見せない方がいいと思います。
一番残念だったのはラスト。
班目が、やっと3年前に負けたお屋形様と一騎打ちの勝負になる!
勝負は「ハンカチ落とし」?なにこれ、どんなゲームが始まるの?
ワクワクしたその瞬間
幕が下りました!!
これが一番視聴者が観たい場面なんじゃないの…?と思いましたが、エンドロール後になにか出てくるでもなく、「終わってしまった。」
「勝負はご想像にお任せします」的な感じなのか?
「命を賭けたハンカチ落とし勝負」なんて、私は想像できない笑。
続編はあるのだろうか。原作にあるのだろうか?
謎なまま終わってしまったのがちょっと残念。
-yumichi-
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