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『DESTINY 鎌倉ものがたり』2度目で伏線に気づく周回必須作品:動画配信・映画感想あらすじ考察

2021-03-10

映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』は堺雅人を主演に迎え不思議な街「鎌倉」で繰り広げられる不思議な妖怪達と幽霊さん達と現代を風刺する社会性ハートフルコミカル映画

『DESTINY 鎌倉ものがたり』2017年日本のハートフルコミカル映画です。

1回目で泣き、喜び。

2回目で様々な伏線に気づく。

VFXとCGが織りなすファンタジー作品。

序盤から中盤にかけハートフルな展開が続きますが、ラストに向けて急転直下!

おすすめの作品です。

それでは、以下見ていきましょう

間違いなくおすすめの作品です

4のおすすめ(5点満点)

感想中心となります

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

鎌倉に住まう、小説家・一色正和(堺雅人)のもとに嫁いだ妻・亜紀子(高畑充希)は鎌倉の不思議に驚く。

道を歩けば、魔物や幽霊、妖怪など様々な、異形のものたちと出くわす。
鎌倉は、人と異形のものたちが仲良く暮らす街のようだ。
夫・正和は本業の小説の執筆に加え魔物が関与する事件に鎌倉署の捜査協力をする一方で多趣味な性格を妻・亜紀子が目撃する。

個性豊かな仲間が出入りする一色家。
中には貧乏神までが居座ってしまうが「先生となら貧乏でもいいよ」と涼しい顔する亜紀子に根負けした貧乏神は他の家へ。

そんな楽しい新婚生活をおくる一色夫妻だが、魔物の手によって亜紀子が階段から転落し幽体だけとなってしまう。

幽体だけではこの世には留まることは出来ず死神(安藤サクラ)によって黄泉の国と向かった。
夫・正和は自暴自棄になり自殺を試みるが死神にさとされ、妻・亜紀子は幽体だけだった。
肉体はどこへ行ったのか探すことになる。

肉体を見つけ出した夫・正和は毒キノコを食べ幽体となり、愛する妻の命を取り戻すため、夫は黄泉の国へ旅に出る。
一色夫婦の運命と命かかった物語が、今動き出す。

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映画情報&キャスト

『DESTINY 鎌倉ものがたり』 2017年 日本
【原作】西岸良平『鎌倉ものがたり』
【監督】山崎貴
【脚本】山崎貴
【出演者】
一色正和(堺雅人)
 :亜紀子の夫で小説家
一色亜紀子(高畑充希)
 :正和の妻
本田(堤真一)
 :病気でお亡くなりになった編集者。
  魔物へ転生して妻と子を陰ながら見守る。
死神(安藤サクラ)
 :寿命がつきた人間を迎えにくるがどこかコミカル。
  まじめな一面も見せる。

超感想中心の評価考察・レビュー

山崎貴監督の真骨頂

『ALWAYS三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』などを手掛けている名監督

真骨頂はやはりレトロな背景を最新技術で撮影するといったところですね

『ALWAYS三丁目の夕日』ではCGも多いのですが、実際に昭和コレクターから看板や小道具をレンタルする逸話が残る山崎貴監督、細部にまでこだわりが凄い!

ざ、職人ですね

『DESTINY 鎌倉ものがたり』では1960~1970年代と山崎貴監督の得意な領域の作品です

否が応でもにも期待は膨らむばかりで、期待を決して裏切らない出来です

最初はほのぼのストーリーと思いきや・・・。

最初はただのファミリー系ほのぼのストーリーだと思った、鎌倉の風景を描写するただの映画

しかし、しかしですよ、本田(堤真一)が帰った後、家に向かって歩き出した一色夫妻の前を高速で横切る生物が出ました。

亜紀子(高畑充希)あっ!と気づいて驚いていましたが、夫・正和(堺雅人)は「ただの河童!」

あれ?亜希子は納得せず、追っかけると、、、、河童でした。

左手にキュウリをもって猛ダッシュ!

gantzのネギ星人じゃあないんだから(笑

ここで亜紀子は鎌倉の人間ではないということを、再認知!

がぜん、鎌倉での素敵ライフへ引き込まれますね、河童可愛いし😍

各所に散りばめられた伏線

随所に伏線が、転がっています

  • 亜希子が「入ってはいけない」と念を押されていた納戸の絵巻物、正和のキーホルダー
  • 貧乏神からもらう茶碗に忘れてはいけない江ノ島電鉄、通称:江ノ電。

各所にそれとなく散りばめられた、人物の言葉に小物や乗り物は中盤やラストですべて見事に回収される伏線となっています

ちょっとした小ネタですが一色家の風見鶏は夜は飛びます。

魅力的な死神

妖怪、魔物、幽霊など異形の者は普通の人でも見ることができる鎌倉!

ひとつの例外があります

それは、実は死神を普通の人間から見ることはできません

条件はただ一つ「死にかけたことがある」という経験が、死神を見ることが可能になる設定

いやーギリシャ神話のようですよん

さらに、魔界マツツタケをたべ幽体離脱したことによって死にかけたため、見たり話したりすることができます。松茸なんて高級な経験でよね

死神は怖いもののイメージ

それが、本作では、死神のイメージがゴロっと変わります

作中の死神はどこかフレンドリーでコミカルで、それでいてまじめな一面を見せる魅力的な死神です

まあ、安藤サクラですからね、

際門には違いないです、死神局の職員と言う設定も見どころの一つですねー

この世界観は『千と千尋の神隠し』?似てるよね

言わずと知れた、宮崎駿の『千と千尋の神隠し』

物凄く世界観が似ていると思いませんか?

色々調べましたが、何かをパクったという代物ではなく

山崎貴監督が、ものすごーく宮崎駿を尊敬してやまないということは分かりました。

過去の発言などからでも「カリオストロの城」を実写化したい的な発言までしているようです。

そういったマインドがあれば、必然的に『千と千尋の神隠し』に似てきても仕方がないですし、本作は本作で魅力があるので、アリではないかと思います

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個々の映像や出来事は似てるこじつけは出来ますが

ここは世界観が似ていると言うことで!

ただ、世界観を構成するのに、音楽が非常にふわふわとした、未知への冒険をくすぐるような音楽に仕上がっています

作曲者は当然違いますがね

映画の感想まとめ

豪華キャスト陣が勢ぞろいした本作品「DESTINY 鎌倉ものがたり」

あまり、邦画を見ない人にもおすすめで来ます

映画の中で起承転結が所狭しと展開されていく作品です、最初から最後まで伏線が張り巡らせていますが、難しい内容ではありませんので、気軽に見ることができる映画です。

2回目見たときには新たな発見が必ずある『DESTINY 鎌倉ものがたり』

そして、最後に流れる宇多田ヒカルの「あなた」で夫婦や家族もちろん独身でもグッと来るエンドロールになっています。

最後まで、心離しませんね

ほげる的には
おすすめの作品です。

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      4
 キャスト       5
 ストーリー構成    5
 初見で読み取れない謎
 2

いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、に面白い作品と思います