韓流バナー

『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』海賊ものは失敗するというハリウッドの概念をひっくり返した爽快な冒険映画:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信

2021-03-28

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』ジョニー・デップ主演でオーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイを引っ提げて海賊物としてはコメディやファンタジー要素も入れたシリーズの第1作映画

[showTable]

映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む

ワンピースが熱い。いやまぁ昔から人気なんだけどさ・・・

結構巻数も増えてくると盛り上がる話とあんまし盛りあがんなかったなぁ、みたいな話を個人的に感じている。

例えば、頂上決戦はめっちゃ盛り上がったけど、スリラーパークはそこまでテンションが上がんなかったなぁといった具合だ。コミックも何度も読み返すけど、かったる場所がどうしても出てくる

なぜワンピースかというと今回紹介したい映画が海賊ものだから。とっても実写化された海賊ものなんて数少ないのですぐわかるかもしれないが、今回紹介したい映画は「パイレーツオブカリビアン」

個人的にはジャック・スパロウはゲームのキングダムハーツにも出演しているし、ディズニーキャラクターの中では結構好きな方なのだが、ジャック・スパロウはもともとアニメのキャラではないため、他のディズニーキャラクターと並ぶと結構シュールな絵になってしまうのが難点だ。それではあらすじを説明しよう。

港町に住むエリザベスにはある宝物があった。それは子供のころにウィルからもらった黄金のメダルだった。エリザベスは提督の娘であり、ウィルは鍛冶屋。身分違いの二人は思い合っていても結ばれるが難しく、だからこそエリザベスはウィルとの思い出がある黄金のメダルを大切に持っていたのだ。そんなある日、海賊ヴァルボッサが街を襲撃する。ヴァルボッサは自身の体に呪いを受けており、その呪いの鍵となる黄金のメダルを探していたのだ。黄金のメダルをエリザベスごとさらっていくヴァルボッサ。ウィルは彼女を救うため、海賊ジャック・スパロウとともにヴァルボッサに戦いを挑むのだった。

まず必見なのが、パイレーツオブカリビアンの世界観だろう。さすがディズニーというべきか、かなりしっかり世界観が作り込まれているのだ。なので、ジョニーデップ演じるジャック・スパロウの奇抜な演技もなんか許せてしまう。(多分世界観が微妙だったらジャック・スパロウが悪目立ちして終わっちゃった可能性もある。)世界観がしっかりしている&ディズニーということで、子供も楽しめるし、大人も世界観に浸りながら見ることができる映画なのではないだろうか。

そして、海賊=ジャック・スパロウというイメージを作りあげたジョニーデップはさすがだと思う。ただ、これは完全に個人的なイメージなんだけどジョニーデップって一歩間違ったら、

え?ってなるような奇抜なキャラばかり演じている気がする。(シザーハンドとか)そういう意味ではかなりのハマり役だったのではないだろうか。

余談だが、ロバートデニーロに映画の出演オファーがあった際、海賊ものはハリウッドではヒットしないというジンクスを信じて断ってしまったのだ。まぁでもデニーロはゴッドファーザーが似合ってるからそれでよかったと思う。

一点気になるのが、ストーリーはわかりやすい反面、後半の伏線の回収は大雑把。黄金のコインの呪いを解くためにウィルの血が必要とかそういったところの説明は大幅に省いた感じだ。まぁ子供枯らしたら、呪われたコインに血をかけたら魔法とけた!みたいな感じなんだろうが、大人から見るともう少しそういった伏線の回収をしっかりとかいて欲しかった気もする。

総じて言えば、後半の伏線回収などで大人からすると物足りなさが残るものの、もともとディズニー映画なんだしそんなの気にしないで行こうぜというスタンスで観れば非常に楽しめる作品だ。あと映画の中でよくラム酒が出てくるので、ラム酒を片手に見ると、え?なんであんなラッパ飲みできんの?とさりげないキャスト達のすごさもわかると思うので、是非一度試して見て欲しい。

― hogeru -

あわせて読みたい