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『貞子vs伽椰子』最恐×最凶 ジャパニーズホラー代表の2人が対決 誰も予想できない衝撃のラストを見逃すな!:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信

2021-03-11

映画『貞子vs伽椰子』は文字通り『リング』と『呪怨』の災厄の主人公二人が対決する企画もの的ホラー映画、されどばあにするなかれ、そこにはあらゆる恐怖が詰まっている

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映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む

2016年に作成された『リング』の貞子と『呪怨』の伽椰子が共演したホラー映画だ。ホラー好きにはたまらない作品だと言えよう。リングや呪怨はこれまでに多数映画が上映され、多くのホラーファンや海外ファンにも愛されてきた作品だ。

※ちなみに、『リング』にはTV版もあったのは、皆さんご存じだろうか?
 個人的には、松嶋菜々子ではなく、

 より原作に寄り添った高橋克典のTV版のほうが怖かったなぁ・・
 ずしっと重いものが・・・来る

特に日本の幽霊は海外モノに比べて底知れぬ恐怖があり、それに相まった音や演出で驚かされたことは数え切れないほどだ。

一方で海外ホラーはどちらかというと、恐怖もあるがグロも加わっていることが多いように思う。血も沢山出てること多いし…

ジャパニーズホラーは、怪談の延長なのかもしれない。そんなジャパニーズホラーの代表作である?本作を部屋を暗くして見ていきたいと思う。(本当はめっちゃ怖い)

正直、このタイトルを見て貞子と伽椰子どっちが強いのか本当に予想ができない。

疑問に感じたのは、2人が呪いをかけるには、

ある条件をクリアしなければ相手を呪えないのではと言うことだ。

まず、

  • 貞子はビデオを再生すること
  • 伽椰子は、呪いの家に足を踏み入れるこ

リングの貞子は、ビデオを再生することで相手に無言電話をかけ、2日後に呪いで相手を殺すというもの。初代のリングの映画ではビデオを見てから1週間後に死ぬという設定だったが、この映画では2日後になっていた。

貞子さん、スケジュール空いていたんですかね。確かに2021年現在、ビデオの流通はそこまで多くないから現実的に考えると再生されることは難しそうなものだ…。

親戚のおじいちゃんの家にビデオデッキがあったくらいで、私の家だとビデオデッキはなくなりDVDプレイヤーになってしまっている。もし本当に貞子がいたら、今の世の中では出番が無いかもしれないな…。もし現代版であるとすれば、DVD版貞子とかになるかもしれない。うーん、あまり怖くないかもしれない。しかしその分、再生される可能性はビデオよりも上がるかもしれない(笑)オンデマンド的にね

伽椰子に関しては、まず家に踏み込んで来なければ人を呪えないのだから、呪いをかける機会は少ない気がする。実際、呪怨シリーズで呪いをうけ死んだ人達は不動産の仲介の人や引っ越してきた人など。そんな噂が広まったら、住みたい人もいなくなる…

以前アパートに住んでいた時、不動産の人から聞いたのは、中には家賃が安いからわざと事故物件を選んで借りる人もいるそうだ。自分は霊感なんてないからそこでいいですと即決する人もいるとの事だ。臆病でとんでもなく怖がりな私は、家賃が安くてもお断りだ。

この映画の主人公は大学生の女の子、有里。友人の夏美にビデオをDVDに焼いて欲しいと頼まれ、リサイクルショップに行き呪いのビデオが入ったままのビデオデッキを購入してしまう。運悪く、夏美は呪いのビデオを見てしまい無言電話がかかってくる。呪いを払うために大学で呪いのビデオを探していた先生に協力を依頼し、霊媒師に除霊をお願いする。

しかし、貞子の呪いの力は強く除霊は失敗し、霊媒師は貞子の力で無惨な死を遂げてしまう。呪いをとく噂のひとつに、呪いを受けたものからビデオを受け取り再生するというものがあった。

有里は夏美からビデオを受け取り、再生するがこれで、呪いを解くこれはできないと異端の霊媒師、常磐経蔵と助手の珠緒に言い放たれる。

この噂、本末転倒的な騙し、現代詐欺的な噂に実際に今まで試した人は沢山いて死んで行ったんだろうなと思うとなんとも言えない気持ちに…

この霊媒師、とにかく凄い。手でなにかをしたかと思うと、苦しんでいる夏美を助けたり。よく海外番組とかで見るエクソシストが悪魔を払うような…

対処療法はできるが呪いを根本から断たなきゃ行けないと経蔵に言われ有里の家で待機していた夏美だが、どうせ助からないとビデオの映像をネットに流してしまう。そして自ら命を絶とうとするも貞子が現れ呪い殺されてしまうのだ。自ら死ねば呪いから逃げられる訳では無いのか…

経蔵は、呪いを断つために呪いの根源である貞子を倒すことを考えた。そこで相手に選ばれたのが呪いの家だった。

伽椰子と息子の俊雄がいる呪いの家でビデオを再生し、

2人に伽椰子の呪いがかかるようにし貞子と伽椰子を戦わせるというとんでもないこと行おうとする。

視聴者的に、上手くいくのか…?という考えしかない(笑)

マイナスとマイナスをぶつけてプラスになるのだろうか。

伽椰子の家の近くに越してきた高校生の鈴香は、呪いの家が気になり4人の小学生が中に入っていくのを目撃してしまう。引越しで寂しい気持ちを言えずにいた鈴香は、呪いの家にだんだんと引き込まれていき、とうとう足を踏み入れてしまう。鈴香の様子を心配した両親があとをつけ、鈴香を助けるために伽椰子に呪い殺されてしまう。鈴香は間一髪助かるが、呪いの家の呪いを受けていたことから経蔵に協力を依頼され、有里と共に再び家に入り呪いのビデオを再生した。

伽椰子からしたら、しめしめ、また誰か来たぞ呪い殺そ!と思ってたら別の呪いにかかってるぞ!?ってなるよな…。ごきぶりホイホイ的な・・・

そして貞子は、伽椰子に対して髪の毛をまるでムチのように操り攻撃する。髪の毛、そんなに伸びるんか…まるで体の一部のように巻き付き伽椰子の動きを止める貞子はもはや能力者のようだ。呪いの家で起きているから、伽椰子のあの低音の声、あああぁぁぁ?ヴぁああああ?😱も聞こえてきてすごい怖い、めっちゃ怖い。

そして肝心の経蔵は逃げる際に貞子の攻撃で足を負傷する。詰めが甘いな、と思ってしまう展開。

そしていよいよクライマックス、最終決戦だ。

井戸に魔法陣をはり、そこで2人を閉じこめるため1人犠牲になってもらうことになり、有里は自ら役を引き受ける。

貞子と伽椰子は、井戸の上に立つ有里に向かってくるがぶつかる寸前で有里は井戸へと落ち、激突し井戸へと落ちてきた貞子と伽椰子の犠牲になった。

しかし、2人は消滅などしなかった。マイナスとマイナスを合わせたことで、より強力なプラスになってしまったのだ。経蔵は敗れ、恐怖は終わらずエンディングを迎えたのだ。

正直、終わり方はえっ?と思う人も多いと思う。終わり?どうなったの?という感想だ。

次回作を匂わせる終わり方なのか、わざとこの終わり方にしたのかは謎だが呪いがかかっていると助からないということなのだろうか。

よくある映画では、謎を解いて脱出しハッピーエンドがオーソドックスと言えよう。しかし、この映画はバットエンドで終わり、助かった人はいないのだ。

‘最恐’ということだけあって、終わり方も最も恐ろしい助からないエンディングとなったのかもしれない。

最後になるが、この貞子vs伽椰子という映画は、『呪怨ザ・ファイナル』の制作を務めた丸田順悟氏とリングの版元の井上伸一郎氏の雑談が企画の発端となり、呪怨ザ・ファイナルのエイプリール企画で情報公開され制作に至ったものだ。

この雑談がなければ、最恐同士の戦いは実現していなかったかもしれない。またいつか最恐と最恐がぶつかり、どちらが最恐で最強なのか、ハッキリする時が来るかもしれない。

ぜひに全滅的な最恐映画を見てほしい。

― hogeru -