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『湯を沸かすほどの熱い愛』愛と死の覚悟は全てを越える!家族再生物語:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』は2016年にの日本映画、国内の各賞、アジア・モントリオール世界映画祭で高い評価を受けた本作は、宮沢りえ主演の何よりも強く大きい母の愛が紡ぐ、「家族」の再生の物語。

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映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む

『浅田家!』を見ると、無性に中野量太監督作品を見たくなった。

そんで、本作に行きつくわけですが、

いやはや、温い(アツイ)映画を見させてもらいました。

これは、いい!「家族」の想いが一つになった時に訪れる、想像をはるかに超えた驚きのラスト!予告編を観返しただけで涙が止まらなくなる、まさに全力で泣ける映画!

では、ストーリーを簡単に

銭湯「幸の湯」を営む幸野家の父・一浩(オダギリジョー)は1年前に蒸発。銭湯は休業し、母・双葉(宮沢りえ)がパートの仕事で娘・安澄(杉咲花)を育てる。ある日、仕事中に双葉が倒れ、診察の結果、医師から「末期ガンで余命がわずか」だと告げられた双葉。突然の余命宣告に、一人泣き崩れる。
その時、安澄からの電話で我に返り「残された時間でやるべきこと」を決意し立ち上がる。まず探偵に依頼し、蒸発した一浩の行方を突き止め、一浩は以前浮気した女性のアパートで、女性との間に生まれた鮎子(伊東蒼)と二人で生活していた。その女性は出て行ったきり戻ってこないため、双葉は一浩と鮎子を連れ帰る。そして、一浩・双葉・安澄・鮎子の4人で銭湯「幸の湯」を再開していく。学校でのいじめに悩む娘の安澄に、ひとりで立ち向かえる強さを手に入れるよう教えていくのだった。気が優しすぎる安澄が、双葉とのやり取りの中で少しずつ成長し、強くなっていく。双葉は、血の繋がらない鮎子に対しても無償の愛を注ぎ出て行った母のことが忘れられない鮎子だったが、誕生日の日に、実の母親に捨てられたことを思い知る。「幸野家に置いてほしい」と、か細い声で頼む鮎子を、双葉は優しく抱きしめるのだった。
双葉は、安澄・鮎子と三人での旅を計画し・・・

あちゃ、かなりストーリーを描いてしまった。

ネタバレほどはしておりません・・・

まず脚本ですが、本当に素晴らしい!これは、文句無しです。物語は、余命宣告された主人公がその命を終えるまでのお話なわけですよ!

多少ミッションインポッシブル的なお題が、目の前に積まれおよそコンプできない家族の問題!

そう、超厄介そのもの・・・

本作品は、ただの闘病の話ではありません。メインは、主人公の双葉が繋ぎ再生していく「家族」の物語なんです。

もちろん弱っていく双葉の姿はハッキリと目に見えるのですが、映画の中で浮かび上がってくるのは、双葉を中心に「幸の湯」そして「幸野家」が再生されていく姿。涙腺崩壊です。まあ、家族でない家族愛の『万引き家族』とは、また違ったテイストで、バラバラ家族を無理やりコネコネして、家族愛に切り込んでいきます!

ストーリーは前半に幾つもの伏線が散りばめられていて、それを後半にひとつひとつ回収していくんですが…
そこで胸にギュっとくるのが、双葉の、家族一人一人に対する愛の強さ。大きさ。その愛の意味が徐々に見えだし理解していくにつれ、涙が止まらなくなります。

キャストも、本当に、双葉役の宮沢りえの演技が凄すぎて光ります。気持ちが乗った心地いいくらいの演技!やるべき事を実行していく強い精神力。一方で、末期癌に侵され徐々に弱っていく身体と、対比する心と身体を全力で演じています。

今まで彼女の主演する映画をいくつか観てきましたが、個人的には本作が宮沢りえの最高の作品だと感じました。観ていて引き込まれてしまうような圧倒的な存在感、演技力。本当に見事!

もし彼女が主演でなかったら…残念な映画になっていた可能性が否めません。

ただ、その双葉に負けないくらいの存在感を放っていたのが、安澄役の杉咲花。彼女を初めて見たのは、たしか回鍋肉を食べるCM・・・いや違ったドラマ「夜行観覧車」だったと思うのですが、その時に、天性のオーラというのか、雰囲気に驚いた記憶がありますね、はい。

本作で安澄がイジメに立ち向かう場面があるのですが、その場面がすごく印象的

杉咲花の雰囲気は、やはりスゴいです。そして忘れてはいけないのが、一浩役のオダギリジョーがまた、いい味出しまくりなんですわ。ほんとに、ちょい悪のかっこいい役なんてとんでもない、いい感じのダメ男ぶりが光ってます(笑)

これもまた、いいキャスティングだったなあと感じました。

総じて、…とまあ、この映画、私にはいい所しか思いつきません!

この映画の監督・脚本を務めたのは、中野量太監督。商業用長編映画は、本作が初めてとのこと、マジ驚き。

脚本、キャストのバランスがいいだけでなく、ラストのインパクトがたまらない本作。正直、常識的に問題あり?のラストですが、これがとんでもなくいい締めになってると感じました!これが、『浅田家!』の原点なら、これも納得、今後の中野量太監督にも期待が高まってしまいます。

「生を描きたいから死を描く」という中野量太監督。絶大な存在感を感じさせる女優、宮沢りえ。
それぞれの本気を見せつけられた作品!「あなたは本気で生きている?」と問いかけられているような映画です!

― hogeru -

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