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『フリー・ガイ』仮想と虚実とシリアスコメディ:動画配信・映画感想あらすじ考察

2022-01-11

映画『フリー・ガイ』ライアン・レイノルズ主演で、まさか自分がビデオゲームの仮想空間で生きていると知ったら?なんて設定の2021年のアメリカで公開されたドラマ映画。毎日同じ服装、同じ行動をして生きていた銀行窓口係のガイ。彼は仮想空間のゲームの中で生きていたのだった

本作の主演は『デッドプール』シリーズで知られるライアン・レイノルズが務めています

個人的には当たり外れが非常に多いと思う俳優!

一方で、コメディはもとより、シリアスも卒なくこなすところは、さすが人気

テーマ的には、ありがちかと言うと、実はありそうでなかった映画と思いますわ

日本でも、仮想、異世界系のアニメや漫画、ラノベと大流行りしていますから、時代なのでしょう。

まあ主人公が、もともとの仮想空間の住人ってところが、味のある設定で、ある意味ジム・キャリーの『トゥルーマン・ショー』がテレビ番組、本作フリー・ガイが、仮想空間の中版って感じ

その仮想空間ゲームとしては、おそらく、GTA(Grand Theft Auto)の世界観をまんま盛り込んだ感じのゲーム!犯罪イベントをクリアすると、なりあがる設定になっていますね。

見どことたっぷりの本作で、エンラージメントとしては極上です!

☆3のおすすめ(5点満点)

感想中心となります


それでは、見ていきましょう!

あらすじ ネタバレなし

銀行窓口係の男であるガイは毎日強盗が現れ、暴力が溢れた街に住んでいた。

そんな世界で、ガイは毎日同じ服装、同じ行動をして過ごしていたのだ。
何故か、周りの人々も同じ行動を取っているが、なんの疑問もわかずに同じセリフとルーチンの中で生きていた。そんなある日、ガイは偶然、強盗から奪い取ったサングラスを掛けてみると、今まで全く見たことのなかったものが突然見えるようになるのだった。
そう、サングラスをかけることで広がったのは、明るくきらびやかなネオンの中に様々な情報があふれ、イベントやモノの値段、武器や服装などを選べるコントローラーだったのだ。

そして、自分が住んでいた街が仮想空間のゲームの世界だということを知るのだった。・・・

[showTable]

映画情報&キャスト

『フリーガイ』2021年 アメリカ

【監督】ショーン・レヴィ
【脚本】マット・リーバーマン
    ザック・ペン
【音楽】クリストフ・ベック
【撮影】ジョージ・リッチモンド
【出演】

ガイ(ライアン・レイノルズ)
:VRオンラインゲーム「フリー・シティ」で銀行窓口係をしているモブキャラ
 人助けをしてレベルを上げる「ブルーシャツ・ガイ」として注目される。
ミリー・ラスク / モロトフ・ガール(ジョディ・カマー)
:キーズと共にゲーム「ライフ・イットセルフ」を制作した女性
 自分達のプログラムコードが「フリー・シティ」に盗用された証拠を探している。
キーズ(ジョー・キーリー)
:「フリー・シティ」を運営するゲーム会社「スナミ・スタジオ」の社員
 共同制作者だったミリーから証拠探しの協力を頼まれているが、
 確信が持てないため踏ん切りがつかない。
バディ(リル・レル・ハウリー)
:「フリー・シティ」で銀行の警備員をしているモブキャラで、
 ガイの親友。
マウサー(ウトカルシュ・アンブドゥカル)
:「スナミ・スタジオ」の社員。キーズの同僚兼友達。
 アントワンの命令には忠実にきく。
アントワン(タイカ・ワイティティ)
:「スナミ・スタジオ」の社長。
 能天気だが自己中心的かつ冷酷。

超感想中心の評価考察・レビュー

モブキャラであるガイ

まあ、モブキャラという、いわゆる背景キャラですね。そんなガイは、フリーシティーに住んでいます。その世界では、常に暴力があふれております。

ガイは、毎日同じ洋服を着て、金魚を飼い、朝甘いコーヒーを飲み、銀行員として働く毎日

そう、何一つ変わらない日々を坦々とただ送っているわけですよ

何よりも、単純世界での幸せを満喫しているわけですが、恋人がいなーい。。。

まあ、恋人がいないのは、そういう設定だから

そう!、ガイはゲームの中で生きているモブキャラ

モブキャラってのはゲームで言うところの雑魚キャラ・背景キャラということです。

ゲームをプレイしている人々は皆サングラスをしており、サングラスをするとゲーム内で使えるアイテムなどが見え、モブキャラであるガイたちはサングラスをしているものたちに話しかけてはいけないのです。まあ、『マトリクス』の世界の黒サングラスかけた、エージェント達とおんなじなんでしょう。

リアルワールドとサングラスの使い方が逆ですが・・

RPGの村人が、プレイヤーに自由に話しかけちゃあ、だめってことですわ

そんなある日、ガイはサングラスをかけたモロトフ・ガールに恋をしたことで、少しずつ世界が変わっていきます。偶然、サングラスを拾い、ゲームのアイテムが見えたり、お金がたくさん手に入ったりするようになります。

そうです。
ガイは自分がゲームの中の人間だなんて気がついていなかったのです。

おまけに、自分が雑魚キャラなんて・・

井の中の蛙ってのは、このことですね

ある意味、すげー高性能AI

リアルな人間ではないと分かってしまったら、どうなるかとても気になりますよね。

モロトフ・ガールは一体何者?

ガイが恋をしたモロトフ・ガールとは、実は「ライフ・イットセルフ」というゲームをキースとともに作った女性のミリー!

ミリーとキースはこのゲームに入り込み、自分たちが作ったプログラムコードがこの「フリー・シティ」に盗作された証拠を探していたのです。その盗作をしたのがスナミ・スタジオの社長であるアントワン

そうやって、ゲームを探索するも証拠をなかなか手に入れられず、困っていた時に、

ガイに出会うのです

ガイをカッコいいなんてついつい思ってしまうミリーなのですが、途中でガイが実はこのゲーム内でしか存在しないAIだと気がつき、キスをしてしまったことに衝撃を受けます

そりゃあ、そうでしょうとも

絶対あり得ないけど、なんだかついつい面白くて見てしまう展開

ゲーム内に生きる、雑魚ルーチンが、超絶AIで

それに、キスまでしてしまうって設定

考えるだけで最高

テーマは自由に生きるということ

まあ、映画からは色々考えさせられるわけで

そんな中でも、本作は色々思慮に富んでいますよ

本作でのテーマをあえていうのであれば、「自分の意思で自由に生きることと」言えるのではないでしょうか。

映画『ガタカ』に感じた切ない人間とは?って根源的な事への問いを静かに突きつけられている感じがしますよ。まあ、この場合人間ってよりは、”思考”とは?

自由とは、意思とは?

って感じかもしれませんがね

ゲームそのものが自由をうりにしたゲーム

現実世界で言うところのGTAそのもの

GTAは、知る人ぞ知る、オンラインゲームの前世代的な、犯罪都市内で自由な行動を売りにした現実のゲームですじゃ

「フリー・シティ」内で生きているモブキャラたちは毎日同じ服を着て、同じ会話をして、同じ食べ物を食べて、同じ行動をする生き方が普通でした。

それが当たり前で、幸せなことだと感じていたのですが、変化の波にあたると、それは途端に幸せなことではないし、同じことをしなきゃいけない

同じ行動をしてしまうことへの懐疑の念、その有様が、より人間らしく、意思を際立たせてくれます

まあ、これって現代に生きる

毎日のルーチンを過ごす、我々に突きつけられている来んg念的な恐れですよね

そういう見方で見始めると、コメディタッチであっても途端に名作の匂いがし始める不思議です

まあ、AIであれ人間であれ、自分であれ、

一歩踏み出すことは怖いことだし、不安だらけでしょう。

ですが、そんな平々凡々な日々から脱して自由に生きることの楽しさを人間ならば知るべきなのだというメッセージを与えてくれているように感じます。

映画の感想まとめ

本作はゲーム内のモブキャラたちを通して、自由の大切さを教えてくれるような作品でした。

ポップで、見やすく、メッセージ性もあり、明るい気持ちにしてくれる作品です。

ゲームが好きな方、ポップな作品が見たい方にオススメです。

スピルバーグの『レディ・プレイヤー1』のような高揚感と、『ガタカ』のような自由を求める気持ち

そして、最後は『ショーシャンクの空に』的な雰囲気を不思議と味わえる映画です