『ウォーター・ボーイズ』元祖青春系映画!思いっ切り青春コメディの夏の爽快さを味わえる:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信
映画『ウォーター・ボーイズ』男子シンクロナイズドスイミングを世に知らしめた青春映画の名作!ひょんなことからシンクロナイズドスイミングにはまっていく男子生徒たちの青春バカ劇!実話がベースの物語
[showTable]映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む
高校生の夏の大会などがまた開催されるようになったらしい。そういう時代だから仕方ないと言ううものの、若者にはつらい、青春時代でちと可哀そう
コロナ渦から早く脱してほしいものだ
個人的に野球漫画のダイヤのAを読んでいたりするから、高校生の大会を控えた部員達
スポーツだけじゃない、映画『セッション』に代表するように一般的な文化部だってきつい練習をしていることを改めて知ったのだ(実際はもっときついのかもしれない)
がどれくらいたった一つの大会に全てをかけてきたのかを想像するとコロナウイルスがあれども、万全の対策をした上でぜひ実施して欲しいと思っていたし、そういう意味では朗報だった。むしろ去年はプロ野球はやるのに甲子園は中止したりと、え?なんで?みたいな現象が起こったりしている
尚更甲子園再開は、嬉しかった次第だ。(去年最終学年だった人達は不運だったけれども・・・)そういう意味で前置きが長くなったが、何かに一つ熱中しているのはかっこいいと思う。それが新しいものや斬新なものであったとしてもだ。というわけで今回は、元祖青春映画「ウォーターボーイズ」を紹介したい。
ある高校の唯一の水泳部員である鈴木は、見るからにパッとしない男子高校生。自分しか部員がいないので、高校最後の大会もひっそりと終わってしまった。そんな彼の高校に、美人教師の佐久間が転任してくる。彼女が水泳部の顧問をやるという噂が広がると、廃部寸前だった水泳部はあっという間に大所帯に!しかし佐久間先生が教えたかったものは水泳ではなくシンクロ。その事実を知った結果、残った生徒は鈴木を含めて5人だけになってしまう。鈴木達は佐久間先生の思いを受けて、男子高校生によるシンクロを成功することができるのか!?
夏!って映画ですね。まぁ映画の季節も夏だから当たり前なんだけど、夏にぴったりの爽快感がある映画だ。そしてなぜかプールに入りたくなる。(スポーツジムとかのプールじゃなくて、学校のプールね。
午後になると地面が熱くなってやけどしちゃうあそこですよ。)ストーリーは当時としてはひねりがあった。みんなシンクロ下手だから、練習する場所を探すために水族館でバイトして、なぜか水族館のバイトでこき使われた結果、筋肉がついてシンクロの形に近づくことができるみたいな謎設定。
竹中直人がいい味出してましたね〜。
ただセンスのない脚本家達が他のドラマや映画でこの流れを真似しまくったりしているので、そういうところこそオリジナリティ出せよ!と思った次第ではある。あとウォーターボーイズのドラマね。
なんでそんなもんとったのか・・・映画はある程度シンクロ以外のストーリーがあっても我慢できる。まぁそもそもストーリーおもしろんだけど、仮につまらないと思っても2時間であれば我慢できる範囲だろう。
でもドラマは最後のシンクロのシーンまでが長すぎる!無駄に尺を引っ張っている感じだ。みんなが観たいのは最後のシンクロだけなんだよ!と、ドラマを観ていた当時は思っていた。やっぱり映画で人気出たからって、安易に真似してもだめだよだめ。
ドラマに話がそれてしまったが、無駄にだらだらしているドラマなんかに比べて、映画はかなりいい。短くまとめられているしね。でも今考えたらキャストめっちゃ豪華。
妻夫木に玉木と、どちらも主演をはれる俳優が二人同時に出ている。そしてなんか高校生役にあんまり違和感がない。(個人的には玉木演じる佐藤がバスケ部から文句言われている時、ワイシャツの下に色付きシャツを来ているのをみてすげー懐かしくなったとともに、細かいところこだわってんなーと思った。)
そしてやはり圧巻はラストのシンクロシーン。学園天国とかもかかってるし、ノリもいいし、観ていて飽きないしですごくいいまとめ方で終わった映画だと思う。総じて言えば、ドラマしか観たことないぜって奴はウォーターボーイズを語ってはいけない。むしろ映画だけ観ればウォーターボーイズは語れるのだ。
蛇足だが、別にすごい特別なことをした高校生の映画というわけではない。何かに打ち込んだということは間違いないが、やっぱりそれを最初に考えて映画化したのがすごいのであって、映画の二番煎じみたいな感じでドラマを作るテレビ局の方々は、テレビ番組の前にもう一度ドラマの作り方とかを見直した方がいいんじゃないかと思う今日この頃・・・
― hogeru -
あわせて読みたい
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません