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『アクアマン』アトランティス?凄いキャラがやってきた! 評価・ネタバレ:動画配信・映画感想あらすじ考察

2019-12-10

アトランティスの末裔で、水陸両世界の架け橋であり、真の王!そんな弩級キャラクターがやってきた。アクションも海中でのシーンが多く新鮮な楽しさを味わえる。『アクアマン』

ストーリーよりも、なによりもアクションとキャラ設定が光る映画、家族で楽しめます。

あらすじ

灯台守のトム・カリーは、 波打つ岩礁に打ち上げられている女性を助ける。女性は海底の中で密かに文明を築いてきたアトランティスの王女アトランナ。アトランナはアトランティスから傷を負いながらも政略結婚から逃げてきたのだった。

アトランナとトムは、程なく恋に落ち子を設ける。人々の真の王になるような人物になることを祈って、キング・アーサーから名を取り、アーサーと名前をつける。

アトランティスからの王女の追っ手が再度、トム達の幸せな生活を脅かす。アトランナはトムとアーサーを守るため、自ら一人海底王国アトランティスへ戻っていく。

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大きくなったアーサーは、自分の能力に気がつき始める。
あるとき、小学校の社会見学で水族館に行ったとき、いじめっ子達がアーサーをいじめていると魚たちがアーサーを助けるかのように意思疎通を行い、自分の危機を救ってくれることに気がつく。

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アーサーは、青年になりアクアマンとして海洋の平和を守っていた。
深海でも生きられるように、アトランティス人との半海底人のアーサーは強靱な肉体を持っていた。
暗闇でも見渡すことの出来る驚異の視力、深海でも耐えられる鋼の肉体、泳ぐを超えた驚異のスピードでの水中での移動、低温でも耐えられる体温の調整・回復力

あるときロシアの潜水艦を海賊が襲っているところをアクアマンが助ける。驚異のスーパーパワーで圧倒的に海賊をやっつけるが、海賊のリーダーが自身の浅はかさから死ぬことになる。生き残ったそのリーダーの息子は、アクアマンを逆恨みする。ブラックマンタの誕生だ。

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時を同じくして、オーシャンマスターを目指し野望を抱くアトランティスの王、オーム。
オームは、アトランナと全アトランティス王の息子で、アーサーの義理の弟にあたる。アトランナは既に、裏切り者として海溝へ追放されていた。

オームは地上人を抹殺して、海底を統一し、オーシャンマスターとなるべく策謀を張り巡らせる。
地上人から攻撃されたように見せかけ、海底の7つの国を統一をもくろんでいる。海底への攻撃には、ブラックマンタが襲っていた潜水艦を使って自作自演を行っている。ブラックマンタを海底人の手先として使っていた。

オームの地上への攻撃は開始され、津波が父親と一緒に過ごすアーサーをも襲う。
津波に巻き込まれ、父親を見失ったアーサーは、アトランティスのメラ王女と出会い父親を救われる。

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海底王国(アトランティス)には興味の無かったアーサーは、地上への攻撃を防ぐためアトランティスの王座をかけてオームへ挑戦するが、圧倒的武具の差から敗れる。伝説のアトランティス王アトランが作ったとされる、海と地上を統一すると言われている伝説の武器「トライデント」を探す旅に出る。。。

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映画情報&キャスト

『アクアマン』(Aquaman) 2018年 アメリカ


監督 ジェームズ・ワン
脚本  デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マ クゴールドリック
    ウィル・ビール(英語版)
原作  DCコミックス
出演者
アーサー(アクアマン)
      :ジェイソン・モモア(Jason Momoa)
メラ    :アンバー・ハード(Amber Laura Heard)
バルコ   :ウィレム・デフォー(Willem Dafoe)
オーム   :パトリック・ウィルソン(Patrick Wilson)
ネレウス王 :ドルフ・ラングレン(Dolph Lundgren)
デヴィッド・ケイン / ブラックマンタ
      :ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世(Yahya Abdul-Mateen II)
アトランナ :ニコール・キッドマン(Nicole Mary Kidman)

ジェイソン・モモアは、『スターーゲート アトランティス』に出演していたロノンだ。アトランティスには縁があるらしい。バルコのウイリアム・デフォーが、マーベルコミックのスパイダーマンでは悪役グリーン/ゴブリンをやっていたのは、何かしゃれっ気がある。

なんと言っても、ニコール・キッドマンの美しさは驚異的で、本国やネットその他では色々書かれているが、いくらアンチエージングだとして美しすぎる。個人的にはネレウス王をドルフ・ラングレンが演じているのをキャストを見て初めて気がついたのが、ちょっと悔しい。

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オーシャンマスター ヴィラン誕生

オームは、絵に描いたようなイケメン。青い目に金髪、顔が整った、パトリック・ウィルソンが演じているが性格はねじ曲がりに曲がっている。

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ヴィランと言われているだけあり、自作自演で地上人から海底への攻撃を演出するは、さらに世界中の地上の湾岸線に津波攻撃を仕掛けるわ、軍艦や環境汚染物資のゴミを地上へ押し戻すわ、さらっと悪いことをやってのける。

同じ海底人の仲間の、魚人族の王様も平気で殺し、他種族も自分に隷属させる。

ただ、本当に悪なのか?
環境汚染物質や、軍艦などを津波で地上に返すのも海底人からすると当然だろうし、幼い頃に母親を失い、その母親は異母兄弟を産んでいて、自分には兄貴がいるとなると、性格はある程度ねじ曲がっても当然のような気がする。

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本作では、最終的に更生されるところまでは、描かれていないが
アーサーから「いつか話が出来るといい」と、言われ、バルコからは「窓のある牢屋へ」と言われ捕まって幕を閉じる。

結局、『アクアマン』全体を通して、ニコール・キッドマン演じるアトランナへの愛情の念が話の中心と名手いる気がする。物語そのものでも語っているが、

  • トムとアトランナとの出会い
  • アーサーの母へ恋慕
  • オームの母への愛憎、アーサーへの嫉妬
  • 全アトランティス王のアトランナへの愛憎
  • メラのアトランナへの畏怖・尊敬・敬愛

この辺は、想像も入っているがアトランナが正式な王家の血筋で、王女な設定なのだろう。でなければアーサーが一番力の強い真の王であるわけがないので。いずれにしてもアトランナが中心人物だ。

海底の設定が秀逸

賛否両論あるだろうが、
海底の各種設定はすばらしい。いや美しいといった方がいい。暗闇の世界だからこそ、少しの光でも海底人にとっては、まばゆいばかりの光にあふれた光の都市になるのだ。

つっこみどころも多々あるが、個々の設定としては許せる範囲で謎も色々あるが、想像できる範囲なので面白く映画としては良い仕上がりになっている。

海底人が海で呼吸できるようになり、海底でも反映できるようになったのは、アトラン王が無限のエネルギーを追い求め、伝説のトライデントがを作った。その無限のエネルギーによってアトランティスは地上から海底に沈むが、アトランティス人は進化した。

面白い設定だが、王家の血筋だけが、地上で呼吸できるとかがちょっと理由がわからない。バルコも呼吸しているから王家なのだろう。そんな王家に結構逆らう輩がいるのは、仕方ないことなのか。

作品的には、評価低いのもわかるが
個人的にはアクアマンは、そのダサさが、憎めない。
新しいキャラは好きになれそうだ。

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アクアマンをみて、少し毛嫌いしていた、DCコミックシリーズのジャスティスリーグも見てみようと思う。

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      4
 キャスト       4
 ストーリー構成    4
 初見で読み取れない謎 4

いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、最高に面白い作品と思います。