『戦場のピアニスト』主演エイドリアン・ブロディのピアノ演奏は圧巻:動画配信・映画感想あらすじ考察
『戦場のピアニスト』はポーランドの国民的ピアニストの回顧録から映画化。第二次世界大戦からワルシャワ蜂起、そして戦後までのワルシャワでのドイツのユダヤ迫害を生き延びたウワディスワフ・シュピルマンの半生を描く。アカデミー賞にて監督賞・脚色賞・主演男優賞を受賞する長編の戦争映画!
「戦場のピアニスト」とは、第二次世界大戦中のワルシャワを舞台にした、深く感動的なドラマ。この映画、実話に基づいていて、ピアニストのウワディスワフ・シュピルマンの壮絶なサバイバルと心の軌跡を描いているんだ。
シュピルマンは、ユダヤ人の才能溢れるピアニスト。戦争が彼の人生を一変させる。彼の音楽、家族への愛、そして生き抜く強さが、この映画の中心。彼の物語は、戦時中の恐怖と人間性を浮き彫りにし、観る者の心を強く打つ。
では、なぜこの映画がこんなにも心に響くのか? それは、単に戦争映画としてのリアリティだけじゃない。シュピルマンの音楽への深い愛情、彼を取り巻く人々との関係、そして彼が直面する極限状態が、観る者の心の奥深くに響くんだ。彼の音楽は、暗闇の中での一筋の光のように、希望を象徴している。まさに、音楽が持つ力を感じさせる作品。
一方で、この映画の強さは、シュピルマンが経験する苦難と、彼の精神的な成長の描写にもある。戦争の中での孤独、恐怖、そして失望。それでも彼は音楽を通じて人間性を保ち続ける。この辺りの心理描写が、ただのサバイバル物語を超えた深みを生んでいるんだ。
「戦場のピアニスト」は、単なる歴史映画ではない。人間の強さと脆さ、美しさと醜さが交錯する、感動的な人間ドラマなんだ。
あらすじ
1939年、第二次世界大戦がドイツのポーランド侵攻を皮切りに勃発した。
ポーランドのワルシャワでピアノ奏者をしていた、ユダヤ人のウワディスワフ・シュピルマンも争乱のただ中でユダヤ迫害に巻き込まれていく。
シュピルマンはラジオの収録中に空爆され、ラジオ局も瓦解する。
戦況は悪くなる一方で、程なくしてワルシャワはドイツの手に落ちる。
ユダヤ人への迫害は日に日に酷くなり、ついにはゲットー(ユダヤ人隔離地域)へワルシャワ中のユダヤ人が隔離されてしまう。
シュピルマンとその家族も、元の生活を捨てゲットーでの生活も続けるが、それさえも許さないナチスドイツが今度はユダヤ人を次々と絶滅収容所送りにしていく。
シュピルマンは収容所送り寸前のところで命からがら抜け出すが、家族は全員列車に乗せられて離ればなれとなる。
ゲットーから脱出したシュピルマンはワルシャワの中のユダヤ人を救済するグループに助けられなんとか生き延びていくのだが。。。
映画情報&キャスト
『戦場のピアニスト』 2002年 フランス・ドイツ・ポーランド・イギリス合作
【原題】The Pianist
【監督】ロマン・ポランスキー
【脚本】ロナルド・ハーウッド
ロマン・ポランスキー
【原作】ウワディスワフ・シュピルマン
【製作】ロマン・ポランスキー
ロベール・ベンムッサ
アラン・サルド
【製作総指揮】
ティモシー・バーリル
ルー・ライウィン
ヘニング・モルフェンター
【出演者】
ウワディスワフ・シュピルマン ウェイディク
(エイドリアン・ブロディ)
:実在のポーランドの
国民的ピアニスト
ワルシャワでユダヤ迫害の中
4年間を生き抜く
ヴィルム・ホーゼンフェルト陸軍大尉
(トーマス・クレッチマン)
:ナチスの身でありながら
ソビエト侵攻でドイツの敗退
をみこしシュピルマンに
食料等の援助をする
ピアノの音色と共に凄惨な歴史を語る
シュピルマンの物語(実話)
ウワディスワフ・シュピルマン、この名前は「戦場のピアニスト」で多くの人に知られるようになったけど、彼の実際の人生は映画以上に深く、複雑だ。
シュピルマンは1911年、ポーランドのワルシャワで生まれる。音楽一家に育ち、彼の才能は幼少期から明らかだったんだ。ワルシャワ音楽院で学んだ後、ベルリンでも学び、若くして才能を開花させる。1930年代にはワルシャワでラジオのピアニストとして名を馳せ、彼の演奏は多くの人に愛された。彼の音楽キャリアは、まさに順風満帆と言えるものだった。
しかし、1939年、第二次世界大戦が勃発し、シュピルマンの人生は一変する。ワルシャワがナチス・ドイツに占領され、シュピルマン家はユダヤ人として迫害を受け始める。ユダヤ人ゲットーに強制移住させられ、彼と家族は耐え難い苦難に直面することになる。
ここで、シュピルマンの音楽への情熱が彼の生きる力になる。ゲットー内で彼はピアノを弾き続け、その音楽が周囲の人々に希望を与えたと言われている。しかし、1942年、シュピルマン家はトレブリンカ絶滅キャンプへの移送を命じられる。ここでシュピルマンは奇跡的に逃れるが、家族は全員が殺害されるという悲劇に見舞われる。
一人残されたシュピルマンは、ワルシャワの廃墟で潜伏生活を送る。この期間、彼は音楽から切り離され、生き延びるために必死だった。まさに生と死の
狭間での日々。この時期、彼は多くのポーランド人に助けられ、その中にはドイツ兵も含まれていた。これらの人々の協力がなければ、彼の物語はここで終わっていたかもしれない。
戦争が終わった後、シュピルマンはピアノに戻る。彼は戦争中の経験を背負いながらも、再び音楽家として活動を再開する。彼の演奏には、戦争の悲劇を乗り越えた深みと強さが感じられたそうだ。戦後、シュピルマンはワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団のピアニストとして働き、数多くの演奏会で輝かしいパフォーマンスを披露した。
シュピルマンの人生は、音楽と苦難の交錯する、非常にドラマチックなものだった。彼の音楽への情熱と、困難な時代を生き抜いた強さは、多くの人々に感動を与える。彼の物語は、音楽が持つ力と、人間の不屈の精神を象徴していると言えるだろう。まさに、彼の生涯は、戦争という暗い時代の中で光を放った一つの奇跡のようなものだ。
シュピルマンは2000年に亡くなったが、彼の音楽とその生きざまは、今もなお多くの人々に語り継がれている。彼の生涯は、どんな逆境の中でも、音楽という芸術を通じて人間の強さと希望を見出せることを示しているんだ。
ロマン・ポランスキー監督の視点:ホロコースト体験と映画への影響
ロマン・ポランスキー監督にとって「戦場のピアニスト」は、ただの映画ではなかった。彼自身もホロコーストの生存者で、その体験が映画に深い影響を与えている。ポランスキー監督の子供時代は、ナチス占領下のポーランドで過ごされた。彼はクラクフのゲットーで生活し、後に家族と離ればなれになる。このような過酷な体験は、彼の映画作品にリアリティと深みをもたらしているんだ。
「戦場のピアニスト」では、シュピルマンの物語を通じて、ポランスキー監督自身のホロコーストに対する深い理解と感情が反映されている。映画の中でのホロコーストの描写は、生々しく、過酷な現実を赤裸々に映し出している。ポランスキー監督は、自らの経験を基に、恐怖と絶望の中でも人間性を保つことの重要性を伝えている。
映画の独自の視点は、ホロコーストを単なる歴史的背景ではなく、個々の人間の体験として捉えていることにある。シュピルマンの物語は個人のサバイバルの物語でありながら、同時にホロコーストという大きな歴史の中の一部として描かれている。この視点は、観客にホロコーストの悲惨さと、人間の精神の強さをより深く感じさせる。
また、ポランスキー監督は、映画の中で、人間の尊厳を失わないことの重要性を強調している。シュピルマンの音楽と彼の生きる力は、最悪の状況の中でも人間性を保つことの象徴として描かれている。このように、ポランスキー監督の個人的な体験と視点が、映画に深い感情と真実性をもたらしているんだ。
結局、「戦場のピアニスト」は、ポランスキー監督のホロコースト体験が生み出した
深い共感と理解に基づく作品だ。彼の個人的な体験が、映画の中でのホロコーストの描写にリアリズムをもたらし、観客にもその感覚を伝えている。まさに、この映画はポランスキー監督自身の過去と、シュピルマンの物語が交差する点において、非常に特別なものとなっているんだ。
映画を通して、ポランスキー監督は、ホロコーストが個人に与えた影響を、深く感動的に表現している。その視点は、歴史の暗い時代を生き抜いた人々の心の葛藤と、彼らの不屈の精神を見事に描き出している。この映画は、単なるサバイバルの物語ではなく、人間の魂の奥深くを探求する作品なんだ。
歴史映画大作として、映画の評価
「戦場のピアニスト」は、映画業界で高い評価を受けています。特に、2002年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し、アカデミー賞では監督賞(ロマン・ポランスキー)、男優賞(アドリアン・ブロディ)、脚色賞の3部門で受賞しました。ブロディの演技は特に称賛され、彼は史上最年少でのアカデミー賞受賞という記録を打ち立てました。
映画はそのリアリスティックな描写と感動的なストーリーで、批評家からも高く評価されています。しかし、一部からは、映画の過酷なシーンが観客に過度な精神的ストレスを与えるという批判もありました。また、歴史的正確性を巡る議論もあるものの、映画としての芸術的価値と、シュピルマンの人生を丁寧に描いた点は広く認められています。
総じて、「戦場のピアニスト」は、映画としての質、演技、監督の手腕が認められ、多くの映画賞を受賞し、批評家や観客からも高い評価を得ている作品です。
主演エイドリアン・ブロディの神がかった演技
エイドリアン・ブロディの甘いマスクの下で、激動の世界の中で閉じ込められるしか生きる道の無かったユダヤ人を素晴らしい演技力で演じきっています。
切ないという表情でも無く、やるせない表情でもない。自分たちではどうしようも無い境遇の中、他者を救済することさえ出来ない自分達、そして家族さえ守ることが出来なかった無力が全身から伝わります。
ピアノ演奏に関しても、エイドリアン・ブロディは特訓を重ねてスタント・代役無しで自身でやりきっています。エイドリアン・ブロディのインタビューによると、毎日4人のピアノ教師から4時間の猛特訓を受けたそうです。
エイドリアン・ブロディ自身も父親がナチスからの迫害の被害者で、そのことを父親から良くきいていたようです。その実体験がロマン・ポランスキーと同じく、『戦場のピアニスト』での怪演に繋がっているのでしょう。
インタビューではゲットー脱出後の、ガリガリに痩せた演技もエイドリアン・ブロディ自身が身体をつくり、 極限状態 の”孤独”の演技をするために、一人でなるべく身を置いてピアノとコネクトする時の気持ちやフィーリングを感じて演技に臨んだとのことです。
映画の撮影と音楽:「戦場のピアニスト」の技術的側面
「戦場のピアニスト」の撮影技術とセットデザインは、戦時中のワルシャワをリアルに再現している点で特筆すべきです。映画の撮影は、実際のワルシャワの地で行われ、当時の街並みや建物、雰囲気が忠実に再現されています。廃墟と化した街の中で、シュピルマンが孤独に生きる姿を捉えるカメラワークは、観る者を直接その場に連れて行くような迫力があります。
セットデザインもまた、細部にわたって丁寧に作り込まれており、戦時下の厳しい現実を体感させます。破壊された建物、荒れ果てた通り、そしてゲットーの圧迫感は、映画を通じて歴史の一ページを目の前に広げるようです。
音楽は、この映画において非常に重要な役割を果たしています。特に、ショパンの音楽は映画の中核をなす要素であり、シュピルマンの内面と彼の置かれた状況を表現する手段として用いられています。ショパンのピアノ曲は、戦時の恐怖や絶望の中での一筋の希望や美しさを象徴しており、シュピルマンの精神的な避難所としての役割を果たしています。
映画におけるショパンの音楽は、単に背景音楽としてではなく、物語を語る重要なキャラクターの一つとして機能しています。シュピルマンがピアノを弾くシーンは、彼の感情や心情を映し出し、観客に深い感動を与えます。ショパンの音楽が織り成すメロディは、映画全体に流れる哀しみや希望の感情を際立たせ、観る者の心に深く響きます。
撮影技術とセットデザインのリアリズム、そしてショパンの音楽が合わさることで、「戦場のピアニスト」はただの歴史映画を超えた、芸術作品としての地位を確立しています。
ピアノ奏者ウワディスワフ・シュピルマンを救ったナチス兵
ウワディスワフ・シュピルマンは、ワルシャワでのサバイバルの経験した体験記として語られている中では、映画と同じくドイツ兵に本当に助けられたとなっています。
ドイツ兵は、映画と同じくヴィルム・ホーゼンフェルト陸軍大尉です。ヴィルム・ホーゼンフェルト陸軍大尉は『シンドラーのリスト』のように、何人ものユダヤ人やポーランド人を救い後にポーランド復興勲章を受賞しています。
ヴィルム・ホーゼンフェルトは、ポーランド市民の家に招かれて、食事を振る舞って貰ったりと歓迎されていたようで当時の時代背景を考えるとあり得ないぐらい慕われていたと言うことです。
ユダヤ人を助けるだけで、その人も重罪でしたから。
残念なことに、 ヴィルム・ホーゼンフェルトは映画通り1952年にソ連からの拷問・収容により死亡しています。 ポーランド復興勲章は、2002年の本『戦場のピアニスト』のヒット後、2007年のことです。
映画のメッセージとテーマ:「戦場のピアニスト」に込められた思い
「戦場のピアニスト」は、生存、人間の尊厳、そして戦時中の善と悪の曖昧さを深く探求しています。映画の中心にあるのは、シュピルマンの生き抜く強さと、極限状況下での人間の尊厳の保ち方です。彼のサバイバルの旅は、観る者に戦争の残酷さと、個人の不屈の精神を示しています。
映画はまた、戦時中の善と悪の境界が曖昧になる状況を描いています。人間性の喪失と、時に見せる予期せぬ慈悲の瞬間が、戦争の複雑さを表している。シュピルマンを助けたドイツ兵の行動は、このような曖昧さの最たる例です。
他のホロコースト映画と比較すると、「戦場のピアニスト」は個人の視点に焦点を当てており、大規模な歴史的事件よりも、一人の人間の体験と感情の深層に迫っています。映画は、シュピルマンが直面した個人的な試練を通じて、ホロコーストの普遍的な影響を浮き彫りにしています。
結局、この映画は、生き残るための闘い、人間の尊厳の保ち方、そして戦時下の道徳的葛藤について深く考えさせる作品です。それは、単なるホロコースト映画ではなく、人間性の探求を描いた深遠な物語と言えるでしょう。
ウワディスワフ・シュピルマンの演奏
ウワディスワフ・シュピルマンの原作の演奏を見つけたので、参考までに
映画の歴史的正確性とシュピルマンの実話
「戦場のピアニスト」の歴史的正確性に関しては、映画はウワディスワフ・シュピルマン自身の自伝『死都のピアニスト』を基にしており、彼の実話に深く根ざしています。しかし、どんな伝記映画であっても、映画化の過程で一部の創作や省略、強調が行われることは一般的です。この映画でも、シュピルマンの実際の経験を基にしつつ、ドラマティックな物語の流れや視覚的な表現のために、いくつかのアレンジが加えられています。
シュピルマンの実話は、彼が第二次世界大戦中にワルシャワで体験した出来事に基づいており、ユダヤ人迫害、ゲットーでの生活、家族との別離、そして生き残るための闘いが描かれています。彼は戦争中、音楽を通じて希望を見出し、また幸運にもポーランドの抵抗運動や同情的なドイツ兵などの助けを得て生き延びました。シュピルマンは戦後、ピアニストとしてのキャリアを再開し、その後の人生も音楽に捧げました。
映画では、シュピルマンの苦難の物語を忠実に再現しながらも、監督のロマン・ポランスキー自身のホロコースト体験が映像表現や物語に影響を与えています。このため、映画はシュピルマンの個人的な体験だけでなく、戦時中の一般的なユダヤ人の苦境も広く代表していると言えるでしょう。
映画見どころ
「戦場のピアニスト」は、まさに心を揺さぶる映画ですよね。
この映画は、第二次世界大戦中のワルシャワゲットーで生き延びたポーランド人ピアニスト、ヴワディスワフ・シュピルマンの実話に基づいています。監督はロマン・ポランスキーで、主演のアドリアン・ブロディはこの役でアカデミー主演男優賞を受賞しました。映画は、戦争の恐怖と人間の生きる力を描いていて、数々の見どころと心に残るシーンがあります。
- ピアノの演奏: シュピルマンがピアノを弾くシーンは、映画全体を通じて非常に重要です。音楽は彼の生きる希望となり、恐怖と絶望の中で彼を支えます。特に、ゲットーが破壊された後、彼が廃墟の中で静かにピアノを弾くシーンは、言葉にできないほど感動的です。
- 隠れ家の生活: シュピルマンが隠れ家で過ごすシーンは、彼の孤独と絶望をリアルに描いています。飢餓と孤独に苛まれながらも、彼が音楽への情熱を失わない様子は、観る者に深い印象を与えます。
- ドイツ軍将校との出会い: 映画のクライマックスで、シュピルマンはドイツ軍の将校と運命的な出会いをします。この将校が彼の音楽の才能を認め、命を救うシーンは、戦争の中の人間性の光を描いていて、とても印象深いです。
- 終戦後のシーン: 映画の終わりに、シュピルマンが再びコンサートピアニストとしてステージに立つシーンは、戦争の苦しみを乗り越えた彼の精神的な勝利を象徴しています。
アドリアン・ブロディの繊細で力強い演技とポランスキーの巧みな演出が、この映画を忘れがたい名作にしています。
映画の感想・まとめ
濃厚な暗いタッチの中でも音楽と映像美で、凄惨な歴史を人間くさく泥臭く表現するロマン・ポランスキー監督・および脚本は素晴らしかったです。
ロマン・ポランスキー監督の表現したかったことが全て、表れているのでは無いでしょうか。この映画の中でウワディスワフ・シュピルマンを演じたエイドリアン・ブロディの孤独・小さな歓喜、そして神と生き延びた事への感謝がひしひしと伝わる演技が素晴らしい。
実際のゲットーやアウシュビッツ等の事はわかりませんし、仮に調べて文面でわかったとしてもそんなのはただの文章であって、経験では無い。
『戦場のピアニスト』はロマン・ポランスキー監督の経験や見てきたことを表現し映像化しているのだから、これら全ては価値はあるし・実際の見えている景色の中でフォーカスしなければいけないところにまるでコントラストが付いているかのようです。
アカデミー主演男優賞、史上最年少29歳受賞はさすがです。
世界中からも評価されアカデミーも3部門受賞です。
何度みても、アカデミー作品って、受賞タイトルの名前だけでなく、本当に映画として芯がしっかりしています。
エンターテイメント性があるわけではないです。重い空気の中胸が締め付けられます。
こういう事が許される世の中は絶対許せないと思わせる映画です。
超おすすめの作品になります。
独善的評価[5段階]としては
映像・音楽 5
キャスト 5
ストーリー構成 5
初見で読み取れない謎 5
いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、に最高に面白い作品と思います。
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