映画感想『オルタード・カーボン:リスリーブド』Netflix配信 SF未来+ヤクザ+戦闘のドラマスピンオフの世界観秀逸のアニメ!

2020-03-20

『オルタード・カーボン:リスリーブド』はNetflixで配信の同名のSFドラマからのスピンオフした3DCGアニメーション映画!科学技術の発達した近未来では肉体と精神はスリーブとスタックと分けられて、スタックさえあれば永遠に生き続けることが可能になった世界。タケシはあるヤクザ組織の秘密を調査する依頼を受け、そこには入れ墨に込められたある秘密をめぐって戦いの火ぶたが切って落とされる。

Netflixで2020/3/19に配信開始されました、超ど級の期待のアニメです

まるでゲームを見るように流れるようにストーリーが進みます。

それもそのはず、アニメ制作陣にはアニマが参画し、世界観・原作設定はすでに大ブレークした同名のドラマから来ています。

何といっても、科学とヤクザ

相反する二つの、ペンパイナッポーアップルペン効果で面白さは倍増です。

時間は短めですが、ドラマを見なくても随所で背景説明をしてくれるので、ストレスなく見ることが出来ます。

なんといっても、科学技術発達しているのに、やってることはレトロな世界が面白いです。

近未来を扱う映画は、荒廃した世界を扱うことが多いですが、アニメ映像を見ればわかりますが高度に発達した文明があり、扱っているのがヤクザってだけで、明るい未来世界です。

かなり面白いアニメ映画でした!

それでは、以下見ていきましょう

あらすじ ラッシュ

『ALTERED CARBON』イメージ画像
Netflix公式HPより

惑星ラティマーは日本系ヤクザの水本組に牛耳られている。時代は21世紀宇宙への移民を開始した人類は繁栄の手を緩めなかった。
科学は精神をデジタル化することに成功し、もはや肉体と精神を一緒に永続的につなぎとめる必要がなくなっていた。自我をスタックと呼ばれる装置に保存しスリーブと呼ぶ肉体の入れ物に装着し、スタックだけを維持しスリーブを交換することで富めるものは永遠に近い命を手にしていた。

水本組では代々、組長はスタックの入れ替えを許さず代紋の引継ぎイコール先代の死で終る慣わしで、血を新しくすることで組織の統率力と新鮮さを保ち、広くその精神は語り継がれることで惑星を支配していたのだ。

水本組お抱えの入れ墨彫師のホリーは忍者の集団から命を狙われ、おつきのヤクザでも太刀打ちできずに街中を逃げ回っていた。そこに前の水本組組長である弟の死の原因を調べているタナセダ組組長ヒデキからタケシ・コヴァッチがラティマーに派遣されニードルキャストされる(惑星間の自我スタック転送、別のスリーブに入る)

ホリーを助けだそうとした矢先に、CTAC(植民地戦術強襲部隊 惑星間警察)のジーナも同じくホリーを入手しようとしていた。水本組の次の組長候補シンジがクーデータを起こそうとたくらんでいるというのだ。
組織を抜けたいホリー、調査をしたいタケシとCTACのジーナは水本組の秘密を解き明かすことが出来るか・・

映画情報&キャスト

『オルタード・カーボン:リスリーブド』
【監督】中島丈
    岡田義之、
【脚本】佐藤大
    近藤司
【配給配信】Netflix
【アニメーション制作】アニマ
【声】
ケン:タケシ・コヴァッチ(鈴木達央)
ホリー・トグラム(朝井彩加)
ジーナ:レイリーン・カワハラ(佐藤利奈)
鴎外(中田譲治)

映画感想・評価

youtube.comより

人気ドラマ『オルタード・カーボン』のスピンオフ アニメ

リチャード・モーガンによるサイバーパンクSF小説シリーズである"タケシ・コヴァッチ・シリーズ"から端を発して、Netflixで人気の2018年にSFドラマ化された同名のNetflixオリジナルドラマシリーズから、本作はさらにスピンオフして作成されています。

参考原作

ドラマの設定のさらに250年前(21世紀)の設定で始まっています。
現実社会よりもかなり高度な世界設定ですけどね。

SFドラマは300年先の世界観になっています。

同シリーズの共通の主人公である、タケシ・コヴァッチがニードルキャスト先の惑星ラティマーでケンと名乗りヤクザ世界で、激しく戦い依頼をこなしていきます。

ドラマの大枠なあらすじは”ごきげんプラス”さん参照

世界観、科学技術

ドラマとまた違った印象も受けますが、イメージ的には

「攻殻機動隊」+「ブレードランナー」

そして、
『ピッチブラック』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が時折入る感じですね。

まさに、日本人にはなじみが深いです。

映画の最初の音楽が鳴った時には、攻殻機動隊かいーってっ頃の中で叫んでしまいました。

これって、2020/4一斉配信のNetflixの『攻殻機動隊 SAC_2045』の番宣じゃないのかって勘ぐってしまうくらい、オープニングシーケンスが雰囲気そっくり

世界観としては、ドラマ版と同じなので、科学技術は非常に発達しています。

以下のような未来技術があります

  • スタック(自我、電脳)
  • スレーブ(肉体)
  • 遅延のない思考通信
  • 目の中に埋め込まれたAR
  • VRを使った電話会議(惑星間)
  • 自我のあるAI(鴎外)
  • 惑星間のニードルスキャン(データ転送)
  • 数百階のビルよりも高い、3Dホログラフィー
    街中に乱立するホログラフィー
  • 飛行自動車
  • 高高度での歩道(おそらく風の影響を受けないバリア的なものがあるはず)

凄い世界ですよね。

この世界がすでに21世紀なので少なくともあと100年以内に恒星間で広がって都市を形成するとなると、人類がんばなきゃ!

併せて読みたい近未来映画『アリータ』

揃えもそろえたり、アニメ制作陣

「オルタード・カーボン:リスリーブド」では制作陣も、ものすごく充実しています。

映像としてストレスなく、見ることのできる見慣れたジャパニメーションです。

監督には、ディレクターとして「モンスターストライク THE ANIMATION ルシファー 反逆の堕天使」を扱った中島丈、美術ディレクターとして「CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES」を手掛けた岡田義之がダブル監督で臨んでいます。

また、脚本では
「カウボーイビバップ」「サムライチャンプルー」の佐藤大と近藤司ですね。大御所すぎます。

アニメーション制作をアニマ、モンハンやポケモン、ゲームなどを手掛けている業界の中の新鋭の制作会社が手掛けています。

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バンダイビジュアル

物語の中心、タナセダとタケシの目的

タナセダ組長ヒデキは遠く離れた星で水本組から独立してヤクザをやって、宇宙で誰も知らない人はいないぐらい成功しています。

水本組の初代組長であった父親と、弟(先代)の死の秘密をどうしても解き明かそうとしています。

その謎を解くために、エンヴォイ(エリート兵士で、宇宙の反乱軍としてCTACと対立)の中でも唯一の生き残りのタケシにヤクザ組織への侵入を依頼します。

タケシはなぜ、依頼を受けたかと言うと報酬を用意されていたからです。

報酬とは、具体的には語られませんでしたが、

「ハーランズ・ワールドでの遺恨の清算」

ヒデキからのオファーはこれだけ。

どうやら、タケシの妹(実はジーナ)との関係が関係しているようです。

タケシと妹ジーナ/クエルクリストフ・フォークナーの関係は

タケシは斎藤組を壊滅させた最後のエンヴォイと言われています。

ホーリーの反応から見ると、エンヴォイ(反乱軍)のタケシ・コヴァッチは伝説的な人物でエリート兵士であると同時にCTACへ逆らったテロリスト側面があるようです。

これはテレビドラマ版のオルタード・カーボンでは、妹レイリーン(ジーナ)と愛するクエルクリストフ・フォークナー(反乱軍のリーダー)が自分の目の前で、二人が乗ったシャフトが爆発して死亡したことに関連があります。

そしてテレビドラマ版では、

レイリーンが実は反乱軍を裏切りCTACについたことをのちにタケシは知るのです。

「ハーランズ・ワールドでの遺恨の清算」とは、このことを指すと思われます。

ネタバレ あらすじ続き 閲覧注意

以下閲覧注意ください。

タケシは調査を続けるうちに、代替わりの儀式で、ホリーが現組長のゲンゾウに死をもたらし、次組長のシンジに秘密の入れ墨を施すことを知る。入れ墨は、スタックごと命を奪うプログラムを体中に施していた。
そのため、代替わりで組織は元組長が完全に死ぬリアルデスを迎える儀式を行うことだったのだ。初代組長が、タナセダの父親であり、この恐ろしい鉄の掟、仁義を組織に叩き込むために生み出したのだ。

次組長のシンジはリアルデスを避けるために、ホーリーの命を奪おうとしていた。
タケシとジーナは、シンジの指し向けた忍者軍団を何とか撃退し、代かわりの儀式を迎える。
代替わりの儀式でゲンゾウは死に、シンジが新たな組長に就任するが、そこにさらなる秘密を解いたタナセダが現れ、事実を突きつける。

真実は初代組長(タナセダの父親)がスタックを次組長のスリーブにキャストして、生きながらえていたのだ。組織もタナセダの弟も全員が裏切られていた。すでに騙されたシンジはゲンゾウのスリーブで死に、シンジの体には初代組長がいた。タケシはシンジと生死をかけた闘いの末、初代組長を葬ることが出来た。タケシは「はーランズ・ワールドでの遺恨」を晴らすため、一つの調査が終わり、タナセダから次のミッションを受けるのだった。

海外の評価 2020/03時点

早すぎて、まだ誰も評価してない。。。

でも多言語対応しているので、海外でも順次評価されると思います。

”ほげる”は、断然評価します!

imdbイメージ画像
Metascore
(批評家)
User rating–/10
ROTTENTOMATOイメージ画像
TOMATOMETTER
(批評家)
Audience

映画の感想まとめ

アニメでスピンオフってどうよ、と正直思っていたんですよね。

SFドラマのほうがそれほど出来が良かったので、そこを大切にしたかったのですが、ふたを開けるとめっちゃいいじゃーん。

攻殻機動隊が、アニメ=>実写だから、

その逆ですよね。絶対狙ってる。

まあ、一点だけ最大の突っ込みどこを言うと、別に入れ墨関係なくてよくないかな?

代変わる時の儀式で、先代をRD(リアルデス)するように、ナイフとかピストルでスタック破壊せればいいだけだよね。妙にまる秘の儀式みたいにするからこじれるのであって・・・

おっとこれは、言っちゃいけない突っ込みどころかな。。。。

さりげなく、スピンオフシリーズとしえ、リブートしていくのではないかと推察しています。

→ブレードランナー好きな人
→攻殻機動隊好きな人
→近未来『オルタード・カーボン』好きな人

こんな人ならこの映画おすすめで、好きだと思います。

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      5
 キャスト       4
 ストーリー構成    5
 初見で読み取れない謎 4