『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』期待外れな細身の影!その後の実話事件はガチ怖い:動画配信・映画感想あらすじ考察
映画『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』は実話ベースではなく、インターネット伝承を参考にした2018年のアメリカで公開されたホラー映画!女子高生仲良し四人組はスレンダーマンを呼び出す動画を見てしまったことにより、4人の一人ケイティが行方不明になる。そこから、レン達三人はケイティを取り戻そうとするが・・・。
なかなか、筆が進みません
なぜなら、見て後悔するくらい怖かったから・・・
と言いたいのですが、時間の無駄と言えば無駄でした
本作はスレンダーマンという都市伝説を元に映画化したもの
なんですが、元々ふわっとしたものを映画かして、さらにふわっとしているからなんか映像エンターテイメントとしては正直いまいち
ただ、本作をきっかけ、というか
元々インターネットでの都市伝説を模倣して、実際のスレンダーマン殺人事件ってのが映画公開後に起こっています。こういうところは、アメリカだよなーあーーと
思いつつ、少し紹介します
☆1のおすすめ(5点満点)
感想中心となります
それでは見ていきましょう
あらすじ ネタバレなし
高校生の仲良し四人組であるレン、ハリー、クロエ、ケイティ
4人はケイティの家に集まり、インターネット上の掲示板やSNSで話題の都市伝説的な噂のキャラクターであるスレンダーマンを呼んでみることになった・・・
スレンダーマンを呼び出すために、サイトにアクセスし、四人はある動画を見てしまう。そこから、ケイティは学校の授業中に行方不明になり、三人はケイティを探すためケイティのパソコンを調べると、アリーキャットという同じ体験をした人とチャットをしていたことやスレンダーマンについての動画を再生していたことが分かるのだった。
そこから、三人はケイティを取り戻すため、森に入り、スレンダーマンを再度呼び出そうとする・・
映画情報&キャスト
『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』2018年 アメリカ
【監督】シルヴァン・ホワイト
【脚本】ヴィクター・サージ
【音楽】ラミン・ジャヴァディ
ブランドン・キャンベル
【撮影】ルカ・デル・プッポ
【出演】
レン(ジョーイ・キング)
:高校生。スレンダーマンについて調べようとする。
ヘイリー(ジュリア・ゴルダニ・テレス)
:高校生。スレンダーマンを信じていない。
クロエ(ジャズ・シンクレア)
:高校生。スレンダーマンに取り憑かれてしまう。
ケイティ(アナリース・バッソ)
:高校生。家から出たいと言っていたが、失踪してしまう。
トム(アレックス・フィッツァラン)
:ヘイリーに好意を持つ。
Mr.ジェンセン(ケヴィン・チャップマン)
:ケイティの父。
スレンダーマン(ハビエル・ボテット)
:都市伝説の怪物。
超感想中心の評価考察・レビュー
スレンダーマン:その都市伝説 インターネットミーム
スレンダーマンとは、そもそも都市伝説の怪物で、インターネットミームの一つと考えられています
インターネットミームってのは、そのネット上での噂とか伝承の伝播する様です。
ネットでの拡散ってのは、恐ろしい位に早いし発生ポイント特定しにくい、それでいて匿名性も高くなり架空の標準的な考え方が構成されやすいんでしょうね。
本作もその中で、話題になったことのある抽象的なスレンダーマンってのを題材にしています。
その風貌は、のっぺらぼうで身体が細長く、影のようなスーツの男で
子供をさらってしまうという特徴だそうな
しかも、都市伝説だと思われていたスレンダーマンですが、スレンダーマン事件というのが実際に起きています。その事件というのは、2014年にアメリカで少女が同級生に森に呼び出されて、めった刺しにされてしまうというものでした。
一見、関係のないように思われますが、加害者である少女は都市伝説のサイトを見て、スレンダーマンを信じるようになり、スレンダーマンの指示に従って、少女を殺さなければならなかったと供述したそうです。
空想の世界であった都市伝説が人を信じ込ませ、殺人未遂まで起こさせてしまうなんて、
こりゃあ、あまりに恐ろしすぎます
スレンダーマンの表現法:演出だめじゃあね?
本作は、冒頭で四人の大学生たちがSNSで拡散されていたスレンダーマンの動画を見てしまうことではじまる恐怖を描いています。
まあ、怖くないんですが・・・
正直、そんな動画を見るくらいでどうにかなるわけがないと思いますが、四人はちゃんとスレンダーマンの呪いにかかってしまいます。そして、少しずつ奇妙な音やスレンダーマンの影が現れて、正体を表し・・・
なんて感じなんですが、あまり冒頭ではスレンダーマンの姿を見ることはなく、音や雰囲気のみで怖がらせるというスタイルなので、多少怖さを感じますが、後半になると少しずつスレンダーマンがどんなものか理解できて逆に、まったく、さっぱりと怖くなくなっていくので逆説的ですが
映画の演出の失敗・・
後半になればなるほど、顔がないだけじゃないばかりか
手足が長いだけじゃないかと、なんか拍子抜けが多すぎ
できれば後半も恐怖をもっとかき立てるような演出にしてほしかったってのが希望ですわ
女優も、すっかりホラー女優になってしまったジョーイ・キング
それでも、『キスから始まるものがたり』、『ホワイトハウス・ダウン』とか『冷たい噓』のまんま、育っていってほしかったなぁ。。。と思いつつ
なんか似たようなホラー系にばっか出るようになっちゃったね
スレンダーマンは結局存在しないんかい
レンは今まで囚われた人々を救うために、自分の大切なものを差し出さなければ、皆戻ってこないと言ったり、スレンダーマンについて調べ上げたり、同じ体験をしたアリーキャットと連絡を取ったりし始めるんですが・・
一見、レンは行方不明になった友人たちを取り戻そうとしているように見えますが、本当はもうスレンダーマンに取り憑かれているだけってオチ
憑き物かい!
ラストではレンを含めた四人の高校生たちは皆、スレンダーマンに連れて行かれてしまいます
何が言いたい映画で、何が恐怖かよくわからない
ここでもぶれてしまう
やっぱり、それらを見ていて、一つ思うことはスレンダーマンなど、存在しないのではないか?
というオチを想像してしまいますわ
単なる行方不明なのか実わ?
彼女たちの思い込みが妄想になり、それが恐怖に変わりって事を描きたいのかな?
そもそも、スレンダーマンはSNSで誰かが創作したものです。
そのスレンダーマンが一人歩きし、こんなに広がったのも、おそらく妄想でしょう。
下に恐ろしきかな、映画ではなく
やはり、この妄想が恐ろしいリアル事件や出来事に繋がるってことがこんなにも、
これがこの世に溢れていること・・
映画の感想まとめ
スレンダーマンは日本で言うトイレの花子さんのような存在でしょうかね?
いや、ミームだから
どちらかと言うと、口裂け女かな
確か口裂け女も、学者の先生が人々の伝承を実験するために、各地方で噂をばらまいて実験したって話もありますからね。
ただ、このスレンダーマンって、弱そうな名前の都市伝説でまさか殺人未遂事件が起こっていたとは思いもしませんでしたが・・
そう考えると、この映画は、かなり感慨深い
最初っから、その目線でもう一度この映画を観るのは10年後になりそうだ・・・
本作は、というとホラー作品としてはあまり怖くない
冒頭の方は徐々に近づいてくる雰囲気が怖さを感じられましたが、後半になるにつれ、怖さは半減していくように感じられて、正直期待外れの作品なのですが、
カルト的には、いいでしょう!
ホラーが好きな方や都市伝説に関心がある方にはオススメです。
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